日本の魅力を、日本のチカラに。JNTO 日本政府観光局

Senior Information先輩情報

国内勤務遠山 慶

総務部
総務グループ
2020年度入構

情報管理の徹底や正確な把握を怠らず、
JNTOの取り組みを支える。
多様な文化を形成するための一翼を担う存在に。

担当業務

  • JNTOの中期計画及び年度計画の策定、またその進捗状況の管理・報告
  • 個人情報保護に向けた契約書の整備、機構内マニュアル等の作成
  • JNTOが所有する商標の管理
  • 卓上カレンダーや地図類等の作成及び配布

入社動機

学生時代にイギリスに留学していた頃のこと。当時過ごした時間や景色など、振り返ればどれも良い思い出として心に残っています。特別なことをしなくとも、異国の言葉や料理、人々が暮らす様子など、目に映るものすべてが刺激的で新鮮でした。その後、あらためて日本を見つめてみると、今まで当たり前だと思っていた何気ない風景が、より魅力的に感じられたのです。そんな日本の魅力をもっと海外の方に知ってもらいたい!と思ったことが入構のきっかけ。アルバイトでは外資系のホテルに勤め、訪日外国人旅行者と直接触れ合う機会もありました。また、在学時は多文化共生を学び、さまざまな価値観や文化を知るうちに、JNTOの活動を通して、日本がさらに多様な文化を形成するための一助を担えないかと感じたことも大きなポイントでした。

現在の仕事内容

多岐にわたる業務内容の中、私が主に担当しているのは「業務実績評価」の整理や管理。業務実績評価とは、JNTOのような独立行政法人が業績の実績を主務大臣に報告し、適切な評価を得ることです。JNTOはこれを年度単位、中長期単位で国土交通省に提出しています。具体的には、各部署から寄せられる業務遂行の実績やそれに伴う目標数値の達成度合などを取りまとめ、規定のドキュメントにまとめています。目標数値には、たとえばSNSのフォロワー数や各商談会での商談件数、満足度の高さなど項目ごとに細分化されており、JNTO内にあるすべての部署の情報が集まります。入講前は、とてもシビアな「数値」の達成や報告の義務があるとは思いもよらず驚きました。しかし、国の機関であるからこそ、国民に説明責任を果たすために重要な責務であると感じ、日々情報の管理や正確な把握に努めています。

仕事の面白さと難しさ

業務実績報告はJNTOの存在意義を国民に示し、考えていただくための重要な検討材料ともいえます。公に公表されるもののため、誤った情報を提示しないように細心の注意を払って業務にあたっています。もちろん、文書だけで判断することなく、追加で知りたい事柄は各部署に追加資料をもらったり、直接ヒアリングすることもしばしばです。莫大な情報をまとめることはとても細かい作業が求められる上、根気も必要。地道で大変な仕事ですが、さまざまな部署の方と話せることは面白いと感じています。また、全体を俯瞰して見られる立場でもあると感じており、日本や海外の動向を得られることも魅力です。

忘れられないエピソード

入構してすぐの頃、コロナの感染拡大があり、まさにJNTOの存在意義を多くの職員が考えたことと思います。2020年度の業務評価実績は、誰もがこれまで経験したことのない不安な日々を過ごし、不透明な未来を模索する中、私たちが何に取り組み、どのように果たすべき役割を遂行したかが浮き彫りになるものでした。国内だけでなく、多くの海外事務所もロックダウンを強いられ、イレギュラーにも創意工夫をして取り組んできました。私たちがいかに「挑戦」したかということを対外的に公表するため、この年の報告書の作成には例年以上の情報収集や調査が必要でした。先輩方も前例のない試みに一緒になって奮闘してくださいました。苦労の末、作成した報告書はきちんと評価されることになり、私たちがやってきたことに一層の誇りと前へ進むための自信をもらえたようでした。

これからの目標

日本の魅力をより多くの方々に知ってもらい、日本と海外の架け橋になるという入構当時からの目標。現在は全体を見通せるポジションから、JNTOの一員としてさまざまな取り組みを知り、実際にコンタクトを取れる立場であることにやりがいと使命感を感じています。直近の目標では、5年を遡る中期計画の大きな報告書の作成を控えているため、まずはスムーズな着手に向けて、今からできることを進めていきたいです。私の部署では経営陣とやりとりをする機会も多く、刺激的な新情報を得られることもあります。今後、日本の観光業界は、いわば再出発を迎えます。そこに向かって走り出していけるように常にアンテナを高く張りながら、業務に取り組んでいきます。

1日の流れ

  • 9:30

    始業。メールチェックやその日にやるべきことを確認。

  • 10:00

    各部署から提出された数値実績を確認。数値の確認は頭がクリアな午前中に行います。

  • 12:00

    ランチ。節約のためお弁当を持参しています。

  • 14:00

    国交省に提出する必要があるJNTOの自己評価書をどのように作成するか、グループ内で検討します。

  • 16:00

    午前中確認した数値実績で疑問に思った点を各部署の担当者に質問します。

  • 18:00

    終業。日によっては音楽のレッスンに向かいます。

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