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国内勤務福増 伸一

地域連携部 地域プロモーション連携室
文学部人文学科卒業
2015年度入構(キャリア採用)

地方が必要な支援、情報は何かを
常に意識しながら、
海外事務所でのプロモーション経験を
国内に還元する。

入社動機

前職は地方公務員で10年余りの社会人経験があり、その間、2度の海外派遣を含め大半をインバウンドに関連する業務に従事しており、その過程でJNTOの業務を知り関心を持ちました。特に、海外で勤務をしている際、他の自治体のプロモーションに現地で触れる機会があり、地域の点でのプロモーションではなく、市場ごとにニーズに合わせて地域を線で繋ぐ形でのプロモーションの重要性を実感し、地域でインバウンドに携わってきた自身の経験が活かせるのではないかと考えJNTOのキャリア採用を志望しました。

現在の仕事内容

2015年の入構時は海外プロモーション部において過去に駐在経験のある韓国と台湾市場を担当したのち、2016年から2020年まで4年余りニューヨーク事務所に勤務しました。帰任後、現在の所属である本部の地域連携部地域プロモーション連携室にて勤務しています。
同室はJNTOと地域との連携に向け、主に自治体とDMOに対し、コンサルティングや研修会を通した地域のインバウンドの促進、JNTOのオウンドメディアを活用した地域の情報の発信などの業務を実施しており、全体の業務を統括する形で、前職及び海外事務所の経験を活かして業務に取り組んでいます。JNTOからの一方通行での事業とならぬよう、自身が地方公務員として勤務していた際の視点を意識し、地方が必要とする支援、情報は何か、限られた予算、マンパワーで何ができるのか、という点を常に意識することを心がけています。

仕事の面白さと難しさ

JNTOは20を超える海外拠点を有し、今後もさらに拡大することが予想される中、海外勤務と聞いて華やかな業務のイメージを抱く方も少なくないと思います。実際には海外事務所では、事業のみならず総務や経理など、小さな事務所で必要となるあらゆる業務に携わることが必要となり、柔軟性と、現地のローカルスタッフや旅行業界関係者との円滑なコミュニケーション能力などが求められます。
はっきりと言ってしまえば、本部であれ海外事務所であれ、日々の業務は地道な事務作業が大半を占めますが、その結果が大きなイベントや商談会という結果となった際の充実感はこの組織ならではと言えるかと思います。
日常的な事務作業から外国人を前にしたプレゼンテーションまで幅広い業務があることを理解した上で、ルーティン的な部分を含め常に関心と意欲を持って業務に向かえる方に適した職場だと感じています。

忘れられないエピソード

入構後に配属された海外プロモーション部で勤務していた際、初の開催となる東アジア商談会を担当しました。半年間に渡り開催地となった東北・北海道現地での調整も含め多くの業務に追われ、平行して従来の担当業務の対応もあり文字通り多忙を極めましたが日々の業務は非常に充実していました。
開催まで3ヶ月ほどとなった頃、ニューヨーク事務所への異動が決定し、驚いたことにニューヨークへの移動日がこの東アジア商談会の当日とバッティングしてしまい、半年間必死で準備したものの、会場には行けずにそのまま飛行機に乗ることなりましたが、搭乗直前に一緒に事業を担当していた同僚から無事に開催した旨を聞き、安堵した記憶があります。
個人的には最後まで見届けたかった、という残念な気持ちはあるもの、同僚及び上司とは日々コミュニケーションを欠かさず業務に対応したため、こうした事業の本番当日での異動というイレギュラーな事態でも組織としては問題なく事業を遂行できたところに、JNTOの組織力を改めて実感しました。

これからの目標

JNTOでの勤務も5年半余りが経過し、その間に本部及び海外事務所での勤務経験を積み、ようやく組織全体の業務が把握できるようになったかな、と感じています。現在は自治体・DMOのみなさまと近い部署に勤務しており、自身の経験を地域に広く還元するとともに、地域からの声に耳を傾けて得た今後のプロモーションに向けた視座を次回の海外派遣時に活かせるよう、当面は日本の本部での勤務に全力で取り組みたいと考えています。

これまでの経歴

  • 2015

    JNTO入構。海外プロモーション部にて韓国・台湾市場を担当。

  • 2016

    ニューヨーク事務所へ着任、BtoCイベントや旅行・航空業界を担当するとともに労務管理、経理など総務業務も対応。

  • 2020

    ニューヨークでのロックダウンが落ち着いた後、本部に帰任。地域連携部地域プロモーション連携室に配属。

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