日本の魅力を、日本のチカラに。JNTO 日本政府観光局

Senior Information先輩情報

国内勤務大平 真衣

MICEプロモーション部
誘致推進グループ
2019年度入構

MICE誘致に尽力し、
第一線で活躍する日本の地域事業者の
強力なサポーターになる。

入社動機

学生時代は地方の国内旅行に出かけることが多く、同じ日本でもそれぞれの特性やそこにしかない景色が溢れていることにノスタルジックな魅力を感じることもしばしば。そんな中、特に地方都市には文化継承など、地域の文化や伝統、歴史などを後世に伝えていく人材不足などの課題が多くあることを知りました。深く感銘を与えてくれるこれらの財産を遺していくにはどうすればいいか考えることで自然と「地方創生」というキーワードにたどり着きました。インターンシップでは地方創生のプロジェクトに関わり、実際に地方に取材に行き、記事を書くなどの経験を得ることができ、国内にはまだまだ多くの魅力が埋もれていることに気がつきました。また、地方に住む方々の中には、地域の魅力は分かっているけれど、それを伝える方法が分からない、といった声もあり、その点JNTOは魅力をうまく取り上げて世界に発信できるプロフェッショナル。こういった活動を通して、より多くの日本の魅力を世界に届けたいと思いました。

現在の仕事内容

国際会議やインセンティブ旅行の誘致や開催をサポートするMICEプロモーション部において、国際会議の主催者に支援内容の告知を行い、より多くの方に取り組みを認知していただくような活動をしています。海外向けには、招請事業で実際に視察に来ていただいたり、インセンティブ旅行の商談会などを開き、海外バイヤーと国内セラー向けの商談会を設ける手配も行います。また、国際会議、海外キーパーソン招請事業(Meet Japan)では、実際に視察の同行をしていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により訪日が難しくなったことで、オンライン事業や視察動画作成に切り替えるなど、変化する時代と主催者のニーズにあわせて対応しています。MICEは、一般観光がB to Cとすると、B to Bの要素が多いものです。一度の国際会議の開催で何十人、何百人もの訪日外国人を獲得できるため経済波及効果が大きく、観光庁が開催件数を上げるための目標を示しています。学術分野的にもその分野の知識・情報の共有に大きな効果があり、地域レガシーを生み出したりする効果もあるため日本にとってメリットの大きい取り組みといえます。

仕事の面白さと難しさ

私が考えるJNTOの役割は、国内外のネットワークを活用してMICE関係者をサポートすること。第一線に立つのは主催者や開催都市の方々であり、JNTOはそれをサポートするためのプロモーションを行う立場であると考えています。一つのプロジェクトには主催者やコンベンションビューロー、自治体、事業者といったさまざまな方々とのコミュニケーションが欠かせません。また、航空会社や受け入れ施設など、国内の調整も必要です。入構前の想像を遥かに超える多くの人々との交流があり、JNTOとして中立的な立場で臨機応変に対応する力が求められます。そこに難しさを感じるとともに、いろいろな方とのやりとりが円滑に進むよう事前準備に余念なく取り組み、自分の知識を養うことも楽しんでいます。他国の方々に日本の魅力を知ってもらうというやりがいに満ちた仕事に情熱を持って向き合うことができており、大きな喜びになっています。

忘れられないエピソード

ある日、学生が所属する団体からの問い合わせがあり、国際会議を開催したいとの相談がありました。まずは、会場や人数、参加国は決まっているかなどの概要のヒアリングを行い、適切なアドバイスとサポートをすることに。JNTOから開催候補都市に提案書の作成を依頼し、開催都市選定等のサポートを行いました。新型コロナウイルスの影響で中止となってしまった会議もありましたが、中にはオンライン開催に切り替えた会議もあり、主催者の方にはそれぞれのニーズに合わせた的確なアドバイスが得られたと大変喜んでいただけました。JNTOの国際会議の支援は、参加者数50名以上、参加国数3か国以上、開催期間1日以上が支援条件になります。間口を広く設けており、会場選定やプレゼンテーション指導の手配などにも対応しているため今後もより多くの方に寄り添い、有意義な国際会議の誘致開催支援を行いたいです。

これからの目標

私がJNTOとして何ができるのか考えたとき、これまでのMICE開催形態から新しい開催形態へ変化している時代でもあるので、求められていることを汲み取り、ネットワークを活用して柔軟に対応していきたいと考えています。その背景には、日本が好き!ということが前提としてあり、広く日本の魅力を伝えたいというシンプルな想いがあるからです。JNTOは特殊な機関。中立的な立場で全体を俯瞰して見ることができ、より良いアピール方法や着眼点を与える役割もあるのかなと感じています。日本各地の地域すべてに魅力があります。これからも日本全体をPRしていきたいです。

1日の流れ

  • 7:30

    出勤。一番早い時間帯で出勤し、好きなお茶を入れて目を覚まします。

  • 8:00

    事業者や国際会議主催者、海外担当事務所からのメール返信。国際会議支援のセールスメール送信。

  • 8:30

    打ち合わせ資料の作成、契約書類の準備など。集中したい業務は朝に済ますことが多いです。

  • 10:00

    事業者とのミーティング。

  • 11:00

    担当事業の部内打ち合わせ。イベント準備に向けてチームで打ち合わせをします。

  • 12:00

    お昼。お弁当を部の先輩や後輩とオフィスの空きスペースで食べます!

  • 13:00

    事業者からの資料をチェックバック。インセンティブ商談会や動画制作の準備をします。

  • 14:00

    グループミーティングや部会で各事業の進捗共有。

  • 16:00

    終業。買い物やカフェに寄り道。気になる展示があると美術館や博物館に夕方から行くこともあります!

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