日本の魅力を、日本のチカラに。JNTO 日本政府観光局

Senior Information先輩情報

海外勤務佐久間 裕大

ジャカルタ事務所
国際関係学部
2016年度入構

現地にいるからこそ得られる
生の声に対してアンテナを高く張り、
質の高い情報収集・分析を行うことで、
プロモーションの幅を広げる。

入社動機

大学時代、訪日外国人の方々との交流会の運営団体に所属していたのですが、日本の四季の美しさや文化などに興味を持ってくれている方が想像以上に多いことに驚きました。国際情勢や地域研究、文化交流を通して国際関係学を学んでいた当時は、国外ばかりを見ていたので、これが自分の国について知らないことが多くあることに気づくきっかけになりました。他の国の方々と接して自分の国に興味を持ってくれている人が世界中にいることを嬉しく感じましたし、また、自分自身も日本の良さに関心を抱き、日本を世界へ発信することに魅力を感じ始めました。そして、就職活動を意識し始めた頃、JNTOの存在を知りました。

現在の仕事内容

ジャカルタ事務所にて、主に一般消費者向け(B to C)施策を担当しています。
現在は新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大していることもあり、これまで同様にプロジェクトを実施することは難しい状況です。こういった状況だからこそできること(オンラインの活用等)を考えながら実行に移しています。また、過去のプロジェクトの実績やそこから出た課題をしっかりと見直し、より良いプロジェクトを創り上げるため、どういった方達に何をどのように伝えたら、日本に興味を持っていただけるのか、或は「日本に行きたい」と思っていただけるのか、を特に意識し、来るべきタイミングでの確実な訴求も見据えて日々の業務にあたっています。

仕事の面白さと難しさ

海外で勤務していると、市場動向やプロモーションに関連する様々な情報が入ってきます。その情報量は膨大で、それらを収集・分析して日々の業務に落とし込むことは難しく感じることもあります。一方、一般消費者や業界関係者の方々から直接話を聞くことができるので、現地にいるからこそ聞くことのできる情報も多くあり、新しいことを知ることができるという点に楽しさも感じています。
今後のプロモーション活動の幅を広げるためにも、様々な情報に対してアンテナを高く張りつつ、単純な量だけでなく質も意識した収集・分析が重要だと考えています。

忘れられないエピソード

東アジアグループで担当していた商談会です。非常にタイトな準備スケジュールの中での実施でしたが、東アジア各市場から招請した旅行会社(バイヤー)の方々と日本の観光関係企業・団体等(セラー)の方々が活発に商談されているのを見て、こういった商品造成の機会の場に自分が携わることができたことに嬉しさを感じました。また、商談会後のバイヤーの現地視察(ファムトリップ)では、その地域の方々だからこそお伝えいただくことのできる細かな観光情報を、地元の方々にもご協力いただき丁寧にご説明いただき、バイヤーの方々から視察を評価いただいたことも印象に残っています。
地域の方々とも連携して対応のきめ細やかさを伝えられれば、旅行商品の造成への意欲向上に一層繋がると、改めて感じた瞬間でした。

これからの目標

現地商習慣等も相まって、日本での働き方とは違う部分もあり、業務遂行の難しさを感じることはあります。過去の記録などを調べていると、開所以来抱える課題の大きさを痛感することも多々あります。このような状況の中で諸先輩方が懸命に築き上げてきたものをベースとして活かしつつ、そこにプラスαして、より良いものを創り上げていくことが、今事務所で勤務している自分が果たすべきミッションだと考えています。これまでの良いところ、改善するべきところ両方を見て、次にどういったアクションを行えばいいのか、考えることを怠らずに様々な事業を通じて多様な日本の魅力を発信していければと思っています。

これまでの経歴

  • 2016年

    グローバルマーケティング部(現市場横断プロモーション部)市場横断グループに所属。航空関連、メディア支援事業などを担当。

  • 2018年

    海外プロモーション部東南アジアグループおよび東アジアグループに所属。調査事業や香港市場、東アジア市場商談会を担当。

  • 2020年

    ジャカルタ事務所へ赴任。SNSなど主にB to C向け施策を担当。

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