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        <title>インバウンドノウハウ | 日本政府観光局（JNTO）</title>
        <link>https://www.jnto.go.jp/</link>
        <description>日本政府観光局（JNTO）のプロモーションにおける手法等に関する解説やインタビュー記事を掲載しています。皆様のインバウンドへのお取り組みの際のご参考としてご活用ください。</description>
        
        <item>
            <title>生成AIに選ばれる観光情報とは？JNTOが考える訪日旅行者向け多言語ウェブサイト改善のポイント</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3952.html</link>
            <description><![CDATA[<p><!--%20mt-beb%20t%3D%22core-html%22%20--></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>生成AIの普及で変わる、訪日外国人旅行者の情報収集</h3>
<h4>― 訪日外国人旅行者の情報収集行動は、これまでと比べてどのように変化していますか。</h4>
<p>旅行者の行動の流れをカスタマージャーニーに沿って見てみますと、日頃の何気ない生活の中で旅行への憧れが生まれる「インスピレーション」の段階では、引き続きソーシャルメディアや動画サイトの影響力が高い状態が続いています。</p>
<p>一方、具体的な旅行の検討を行う「旅先の決定」や「旅行の計画」といった段階の行動には、変化が見られつつあります。旅行先を比較・検討したり、旅程を作成したりする段階では、従来は検索エンジンや口コミサイトを中心に調べていた内容を、現在は生成AIに相談する旅行者が増えています。<img alt="web_contents_01.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/web_contents_01.jpg" width="1799" height="622" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h4>― 情報収集を行う旅行者の行動において、他に押さえておくべきポイントはありますか。</h4>
<p>特に押さえておきたいのは、「ゼロクリック」と呼ばれる現象です。最近のウェブ検索では、検索結果の上部に「AIによる概要」が表示されるケースが増えています。たとえば「JNTOとは」と検索すると、このように生成AIがユーザーの代わりに検索して、要約した回答が示され、情報源となったウェブサイトのリンクも添えられています。</p>
<p><img alt="web_contents_02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/web_contents_02.jpg" width="1644" height="704" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲例：Google検索にて「JNTOとは」と検索すると、「AIによる概要」が表示される</strong></h5>
<p>しかし、検索画面上の要約だけで必要な情報を得られる場合、ユーザーは情報源となった外部サイトをクリックせず、そのまま検索を終えることがあります。このように、サイトへアクセスすることなく情報収集を完結させる行動が「ゼロクリック」です。ChatGPTなどの生成AIサービスでも、アプリやブラウザ上で質問や検索を行い、回答を閲覧するだけで情報収集を終え、参照元のサイトにはアクセスしないという同様の行動が見られます。</p>
<p>ユーザーにとっては、検索結果の要約や生成AIの回答からすぐに必要な情報を得られる便利な仕組みである一方、サイト運営者にとっては、情報が利用されていてもサイトへのアクセスにつながらないため、情報発信の効果を測りにくくなるという課題があります。実際に私たちが運営するJNTOのウェブサイトでも、ユーザーからのアクセス数の減少を感じているところです。</p>
<h4>― 情報収集に「生成AIへの相談」が加わったことで、情報を発信する側にはどのような対策が求められますか。</h4>
<p>生成AIがユーザーに回答を提示する際、その情報源となるのはさまざまなウェブサイト上にある情報です。そして、その重要な参照先のひとつが「公式ウェブサイト」です。</p>
<p>SNSの台頭によって、「これからはウェブサイトが見られなくなるのでは」と言われた時期もありました。しかし、生成AIが旅行先の検討や計画にも使われるようになった今、私たちは、ウェブサイトを通じた情報提供があらためて重要になっていると捉えています。</p>
<p>特に生成AIが参照元として信頼を置くのは「一次情報」です。他者の情報を引用するだけではなく、地域や事業者自らが発信する、正確でユーザーのニーズに合った有用なオリジナル情報を公式サイトにしっかり整備しておくことが、デジタルマーケティングにおける有効な対策となります。</p>
<h3><strong>訪日外国人旅行者に伝わる多言語ウェブサイト作成の3つのポイント</strong></h3>
<h4><span class="EOP Selected SCXW93203725 BCX0" data-ccp-props="{&quot;335559738&quot;:120,&quot;335559745&quot;:50}">― </span>検索エンジンや生成AIを使った検索においても重要視される多言語ウェブサイトのあり方について伺います。JNTOでサイトを作成する際のポイントを教えてください。</h4>
<p>JNTOでは、ユーザーである訪日外国人旅行者の目線を最も重視しており、特に次の3つの点を大切にしています。</p>
<p><strong>1. 外国人旅行者目線にこだわったコンテンツづくり</strong></p>
<p>企画段階のテーマ選定から、取材や執筆まで、すべて英語を母国語とするネイティブライターが行っています。また、画像選定も重要で、風景だけでなく、自身がそこを訪れた時のイメージが湧きやすいよう、可能な限り人が写っている写真を選んでいます。企画編集会議を実施していると、とくに欧米のネイティブライターは地域の人々との交流や、サイクリングなどのアクティビティ体験を好む傾向が高いように見受けられます。</p>
<p><strong>2. 日本の地理や地名に不慣れな外国人にもわかりやすい情報整理</strong></p>
<p>日本の地理に詳しくない旅行者のため、必要に応じて、記事内には地図を掲載しています。また、地方のコンテンツ紹介であっても、東京や大阪といった外国人になじみのある都市など、広域からのアクセスを明記することも重要視しています。</p>
<p><strong>3. スマートフォン閲覧を最優先したページ設計</strong></p>
<p>JNTOのウェブサイトでも、スマートフォンからのアクセスが全体の7割を超えています。サイトを開いた最初の画面表示でほしい情報が手に入る設計、スクロールしても視覚的にわかりやすい画像選定、要点を絞った文章量、そして次のアクションへ迷わず進める導線づくりを意識しています。</p>
<p><img alt="web_contents_03.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/web_contents_03.png" width="567" height="358" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h3 style="text-align: left;"><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW93203725 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW93203725 BCX0">事例から学ぶAIO対策―基本は従来のSEOと同じ</span></span></h3>
<h4><span class="EOP Selected SCXW93203725 BCX0" data-ccp-props="{&quot;335559738&quot;:120,&quot;335559745&quot;:50}">― 生成AIが回答を生成する際、どのようなウェブサイトが参照されやすいのか教えてください。</span></h4>
<p><span data-contrast="auto">生成AIはウェブサイトをはじめとするさまざまなデジタルデータを参照して回答を生成します。旅行や観光に関する情報では、自治体やDMO、観光事業者などが自ら発信する、正確でユーザーのニーズに合った具体的な一次情報が重要な情報源になります。そのため、公式サイトに所在地や営業時間、料金、アクセス、予約方法などを整備しておくことも重要です。</span></p>
<p><span data-contrast="auto">事業者自身が公式サイトで正確な情報を発信し、継続的に更新することが困難な場合、Googleマップなどに情報を掲載することも有効な選択肢となります。</span></p>
<h4><span class="EOP Selected SCXW93203725 BCX0" data-ccp-props="{&quot;335559738&quot;:120,&quot;335559745&quot;:50}">― </span><span data-contrast="auto">自社サイトやユーザーのニーズに合った一次情報の重要性はよくわかりました。では、生成AIに自社のコンテンツを参照されやすくする「AIO対策」について教えてください。従来のSEO対策とは、どのような違いがあるのでしょうか。</span><span data-ccp-props="{&quot;335559738&quot;:120,&quot;335559745&quot;:50}"> </span></h4>
<p><span data-contrast="auto">AIO対策といっても、SEO対策とはまったく別の取り組みを新たに始めるわけではありません。Googleも、従来のSEOのベストプラクティスは、</span><span data-contrast="auto">「</span><span data-contrast="auto">AIによる概要</span><span data-contrast="auto">」や「</span><span data-contrast="auto">AIモード</span><span data-contrast="auto">」などのAI機能でも引き続き有効であり、特別な最適化は必要ないと説明しています。</span></p>
<p><span data-contrast="auto">つまり、AIO対策の基本は従来のSEO対策と共通しています。そのうえで、ユーザーだけでなくAIにも内容を正確に理解してもらえるよう、これまでのSEO対策を土台に、見出しやページ構成を整理し、具体的で信頼できる情報を充実させることが重要です。たとえば、次のような対策が挙げられます。</span></p>
<p>・わかりやすい見出しの作成<br />・FAQの整備<br />・具体的な固有名詞や数値の提示<br />・一次情報の明記<br />・公開日や更新日の明記<br />・検索エンジンにページの内容をわかりやすく伝える役割をもつ「構造化データ」の活用<br />・「E-E-A-T（経験・専門性・権威性・信頼性）」の観点を意識した、ユーザーにとって有用で信頼できる情報の発信</p>
<p><span data-contrast="auto">また、文章を書く時は、AIにわかりにくいと判断される抽象的な表現を避け、具体的な説明を心がけます。「さまざまな魅力を体験できます」といったあいまいな表現ではなく、施設名や所在地、開業年、最寄り駅からの距離、対応言語、利用可能な決済方法などを具体的に記載します。こうした情報は、ユーザーにとって役立つだけでなく</span><span data-contrast="auto">、AIにも</span><span data-contrast="auto">内容が伝わりやすくなります。</span></p>
<h4><span class="EOP Selected SCXW93203725 BCX0" data-ccp-props="{&quot;335559738&quot;:120,&quot;335559745&quot;:50}">― </span><b><span data-contrast="auto"></span></b><span data-contrast="auto">JNTOで実際にAIO対策を意識して制作し</span><span data-contrast="auto">、</span><span data-contrast="auto">AIからの</span><span data-contrast="auto">流入数が増えた事例について教えてください。</span></h4>
<p><span data-contrast="auto">AIO対策を意識して制作し、実際に成果に結びついた新規記事のひとつは、2025年に公開した、「7 Things You're Not Allowed to Take Home from Japan in 2025（日本から持ち帰ってはいけない7つのもの）」です。この記事は、訪日外国人旅行者が日本から自国へ持ち帰ることが禁止されている代表的な7つのものを解説していますが、</span><span data-contrast="auto">成果につながったと考えられる要因は、旅行者の困りごとを解決するというテーマが明確だったことです。さらに、ユーザーの検索意図に応えるわかりやすいタイトルをつけ、具体的な情報提供を徹底できたことが、閲覧数の増加や生成AIからの流入数の増加につながりました。</span></p>
<p><span data-contrast="auto"><a href="https://www.japan.travel/en/blog/2025_take_home_from_japan/" target="_blank" rel="noopener">※7 Things You're Not Allowed to Take Home from Japan in 2025</a></span></p>
<p><img alt="web_contents_04.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/web_contents_04.png" width="567" height="364" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<h4>― 既存ページを改善して成果が出た事例についても教えてください。</h4>
<p>既存ページの改善事例の中から、代表的な事例をふたつご紹介します。いずれも、5年以上前に公開された記事を2025年にリニューアルしました。</p>
<p><strong>1. Shinkansen (Bullet Train)（新幹線）</strong></p>
<p>以前のページは、日本の地理に詳しくない外国人にとって、複雑な路線やジャパン・レール・パス、地域限定パスの違いが理解しにくく、十分にユーザーの助けになっていない点が課題でした。改善にあたっては、走行エリアがひと目でわかる日本地図や、最新の車両や座席の画像を新たに追加し、視覚的にわかりやすいものにしました。さらにページ下部には、「新幹線に乗り遅れたらどうしたらよいか」「特大荷物はどこに収納すればよいか」といった、旅行者が現場で直面する疑問に応えるFAQを追加しました。<img alt="web_contents_05.jpeg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/6a1f658f00361aaeac79868951ee1f0326132616.jpeg" width="639" height="927" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲新幹線記事では、各路線が日本のどこを走っているかの図版を追加した</strong></h5>
<p></p>
<p><strong>2. Mt. Fuji Climbing Guide（富士登山ガイド）</strong></p>
<p>リニューアルした記事では、それまで複数ページに記載されていた登山ルートの説明を1ページに整理し、端的にまとめた全体概要ページを追加しました。旅行者が各ルートの特徴や登山に必要な情報を把握しやすくするとともに、生成AIにも読み取ってほしい要約部分として構成しています。また、登山に適した時期や時間帯、天候、必要な装備、現地の施設、アクセス、ガイドの必要性、日帰り登山の可否など、旅行者の疑問に答えるFAQを11項目に拡充しました。一問一答形式で具体的な情報を整理することで、旅行者が必要な情報を見つけやすくなるだけでなく、生成AIにも内容が伝わりやすくなります。</p>
<p>「新幹線」「富士登山ガイド」のどちらのページも、こうしたコンテンツの更新後はGoogleアナリティクスのデータにおいて、生成AIサービスからの流入数が増加しています。</p>
<p><a href="https://www.japan.travel/en/plan/getting-around/shinkansen/" target="_blank" rel="noopener">※Shinkansen (Bullet Train)</a><br /><a href="https://www.japan.travel/en/fuji-guide/mt-fuji-climbing-guide/" target="_blank" rel="noopener">※Mt. Fuji Climbing Guide</a></p>
<p><img alt="web_contents_06.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/web_contents_06.png" width="478" height="640" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲富士山記事に、ルートの詳細図版を追加した </strong></h5>
<h3>既存ページの改善で優先したい3つのポイント</h3>
<h4>― 多言語ウェブページを見直す場合、まず取り組むべきことを3つ教えてください。</h4>
<p>優先度の高い順にお伝えします。まず1点目は、発信の目的を明確にすることです。情報を網羅的に掲載していても、最新スポットの紹介、エリアの楽しみ方の提案、よくある質問など、何を伝えるためのコンテンツなのかが明確になっているかを確認してください。情報量が多く、内容が長くなる場合は、そのページの冒頭に「何がわかるのか」を数行でまとめることが大切です。この概要は、ユーザーにとってわかりやすいだけでなく、生成AIでの検索に内容を正しく認識させるうえでも有用です。</p>
<p>2点目は、タイトルの見直しです。ページの目的に合わせて、ユーザーが検索時に入力したキーワードや質問文の受け皿になるようなタイトルをつけます。「Discover Hidden Gems（穴場スポットを発見しよう）」といった抽象的な表現は使わず、たとえば「10 Hidden Destinations Near Tokyo for International Travelers（東京近郊で外国人旅行者におすすめの穴場スポット10選）」のように、数字や地名、具体的な体験内容を含めたわかりやすいタイトルにすることも大切です。</p>
<p>3点目は、実用情報を整理し、明記することです。スポット情報を伝える場合は、アクセス、営業時間、料金、予約方法、対応言語などをはっきりと簡潔に記載します。エリアの楽しみ方を紹介する記事などで文章が長くなる場合は、「何時間程度で楽しめるか」「1泊2日での滞在がおすすめか」といった概要を冒頭にまとめるとよいでしょう。よくある質問は、一問一答形式で整理するとわかりやすくなります。また、情報の公開日や更新日を明記し、内容を最新の状態に保つことも重要です。ユーザーや検索サービスが、情報の新しさを判断しやすくなります。</p>
<h4>― 最後に、全国の地域で情報発信に取り組む方々へのメッセージをお願いします。</h4>
<p>外国人旅行者が「この地域の情報をもっと知りたい！」と思った時に決定的に重要な役割を果たすのが、各地域や事業者の皆さまが持つ多言語ウェブサイトです。JNTOでも日本の魅力を伝える情報発信に尽力していますが、日本全国のあらゆる観光情報を網羅することは不可能です。</p>
<p>生成AIの仕組みや各種プラットフォームの仕様が目まぐるしく変化していく中でも、ユーザーにとって価値があるのは、現場や地域にいる方だからこそ届けられる、詳細で正確な一次情報です。ユーザーのニーズを汲み取りながら作成される地域ならではの一次情報は、生成AIが地域の情報を正しく理解するための重要な情報源となるだけでなく、旅行者の興味を喚起し、来訪につながる行動を後押しします。ぜひJNTOと連携を続けながら、丁寧な情報発信を続けていただければ幸いです。</p>
<p> </p>
<p>〈問い合わせ先〉<br />企画総室 デジタルマーケティングセンター<br /><a href="mailto:digital@jnto.go.jp" target="_blank" rel="noopener">digital@jnto.go.jp</a></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3939.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="地域の取り組み事例" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fujisan_ashinoko7-scaled.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">箱根DMOの観光DX、AIとデータで実現する持続可能な観光地運営​</p>
<p class="m-cardLink_desc">神奈川県西部に位置する箱根町は、豊かな自然、温泉、そして文化と歴史に彩られた日本有数の観光地です。東京から1時間強というアクセスの良さもあり、訪日外国人旅行者からの人気も高く、年間約2,000万人が訪れています。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3922.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="データで拓くインバウンド戦略" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/shortvideo_01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">ビフォー・アフターの事例から学ぶ、視聴者の心をつかむ縦型ショート動画制作ポイント</p>
<p class="m-cardLink_desc">SNSプロモーション手法のひとつとして注目を集める「縦型ショート動画」。</p>
</div>
</a></div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Wed, 30 Sep 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>ハラール・ヴィーガンなど食の多様性にどう対応する？インバウンド誘致の強みに変える実践ポイント</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3950.html</link>
            <description><![CDATA[<p><!--%20mt-beb%20t%3D%22core-html%22%20--></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>食の多様性への対応は、なぜ今さらに重要なテーマとなっているのか </h3>
<h4>―近年の日本におけるフードダイバーシティの現状について教えてください。 </h4>
<p>日本では、在住外国人や訪日外国人旅行者の増加を背景に、フードダイバーシティが注目されるようになりました。コロナ禍以降は、地球環境や自身の健康に対する意識の変化などから、ヴィーガン食を選ぶ人も増えています。 </p>
<p>近年では、フードダイバーシティはもはや付加価値ではなく、Wi-Fiなどと並ぶ基本的な受け入れ環境のひとつになってきたと強く感じています。私たちのもとに寄せられる相談も圧倒的に増えており、飲食店、ホテル、自治体、DMOに限らず、食品メーカーや教育機関など、さまざまな業種からお問い合わせをいただくようになりました。5年前は「対応するかしないか」という話が中心でしたが、今は「どうやればいいのか」という話が中心です。事業者の皆様に「もう逃げ切れない」という感覚が強く出てきていて、日本でも当然やらなければいけないことだと受け止められるようになってきたのだと思います。</p>
<h4>―地域がフードダイバーシティに対応するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。</h4>
<p>飲食店や宿泊施設、自治体にとっては、まず顧客の間口が広がります。イスラム圏というと中東を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、東南アジアでは人口の4割以上がムスリムです。また、欧米人にはヴィーガンやベジタリアンが多くいます。</p>
<p>私がずっとお伝えしているのは、「ひとりを断ったら全員を失う」という考え方です。たとえば団体やグループの中にひとりでもベジタリアンがいれば、その人に対応できる店を選ぶことになります。つまり、ひとりのための対応が、グループ全体の集客につながるのです。単純にベジタリアンの人数だけでは測れない経済効果があり、ホテルや飲食店が取り組む価値は十分にあると思います。</p>
<p>特にMICE※などの団体を獲得しようとするのであれば、フードダイバーシティへの対応は不可欠ではないでしょうか。会場となるホテルだけでなく、参加者は地域の飲食店にも足を運びますから、「地域全体で対応できる」というメッセージが大切になります。開催地を選ぶ際の決定的な要素とは言い切れませんが、判断材料のひとつにはなるでしょう。地域全体の経済効果という意味でも、大きな意義があります。</p>
<p>2026年9月19日から10月4日まで愛知県や名古屋市を中心に開催される第20回アジア競技大会も、その一例です。参加予定国の半数以上は、イスラム教徒が人口の多数を占める国というデータもあり、こうした国際的な大会を迎える上でも、地域として食の多様性に対応できる環境を整えておくことが重要だと考えています。</p>
<p>※MICE（Meeting＝会議、Incentive Travel＝報奨・招待旅行、Convention＝国際会議、Exhibition／Event＝展示会・イベント）</p>
<p><br /><img alt="fd_01.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_01.png" width="960" height="720" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲アジア競技大会の参加予定国。イスラム教がメインの国だけで半数を超える</strong></p>
<h3>「違い」ではなく「共通点」から考えることで、フードダイバーシティの捉え方が変わる</h3>
<h4>―ハラール対応に取り組もうとしたものの、食材や調理環境に関する禁忌の多さや厳しさから挫折する飲食店もあると聞きます。フードダイバーシティは、難しいことなのでしょうか。</h4>
<p>以前は、厳格な対応を求めるようなセミナーが多く開かれていた印象があります。イスラム教徒は豚肉とアルコールを口にできません。当時は、ムスリムに対応するためには、飲食店もハラール認証を取得しなければならないと言う人が多かったと思います。</p>
<p>ハラール認証を取得するには、高額となる認証費用がかかります。また、豚肉を使ったまな板や鍋などの調理器具を併用することも認められないため、ムスリム向けの食事を提供するために厨房や調理器具を分け、冷蔵庫も別にして管理しなければいけません。その上、苦労してハラール認証を取得したにも関わらず、「集客や売上につながらなかった」というケースも少なくありませんでした。</p>
<p>もちろん、こうした対応が必要な場面もあります。しかし、日本の飲食店が最初からすべてに対応するのは難しく、「そこまではできない」という声が挙がるのも当然だと思います。大切なのは、すべての店舗が一律に同じ対応を目指すのではなく、自店で対応できる範囲を整理し、正確に伝えることです。</p>
<h4>―では、日本でのフードダイバーシティへの対応を考える際、どのように進めればよいのでしょうか。</h4>
<p>私がよく話すのは、「違いよりも共通点を見る」ということです。一般の食事と、ハラールやヴィーガンなどの食事をそれぞれ別々に考えると大変ですが、「それぞれの人が食べられるもの」という共通点から考えると、とてもわかりやすくなります。</p>
<p><img alt="fd_02.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_02.png" width="960" height="720" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲フードダイバーシティ株式会社資料より（違いよりも共通点を見る）</strong> </p>
<p>食に関するニーズやルールは、宗教、思想・信条、健康上の理由、アレルギーなどによって、ますます多様化しています。そのすべてを個別に理解し、それぞれ専用の食材や調理工程を用意して対応しようとすれば、現場の負担やコストが大きくなり、継続することは困難です。</p>
<p>そこで重要になるのが、それぞれの共通点を見つけ、できるだけ食材や調味料、オペレーションをまとめるという考え方です。その共通のベースとして活用しやすいのが、肉や魚介類、卵、乳製品などの動物性食品を使用しないヴィーガンです。</p>
<p>ヴィーガンをベースにすれば、幅広いベジタリアンにも対応できます。さらに、必要に応じてハラールに配慮した肉や魚介類を加えたり、卵や乳製品などを加えたりすることで、それぞれのニーズに合わせた料理へ展開できます。また、卵や乳製品を使用しないため、これらを原因とする一部の食物アレルギーへの対応にも応用できます。</p>
<p>もちろん、ヴィーガン料理だけですべての食のルールを網羅できるわけではありません。ハラールでは調味料に含まれるアルコールや調理環境、食物アレルギーではコンタミネーション、グルテンフリーでは小麦や麦類の使用状況など、個別に確認すべき条件があります。</p>
<p>それでも大切なのは、すべてのニーズに個別に対応しようとするのではなく、ヴィーガンを共通の土台として設計することです。そこから、それぞれのニーズに応じて必要な食材を加えたり、調味料や調理工程を調整したりすることで、複雑に見えるフードダイバーシティへの対応も、現場で無理なく実践できる形に整理できます。</p>
<p><img alt="fd_03.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_03.png" width="960" height="720" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲フードダイバーシティ株式会社資料より（フードダイバーシティの考え方）</strong></p>
<h4 style="text-align: left;">―具体的に、飲食店はどこまで対応すればいいのでしょう。</h4>
<p>人手不足が深刻な中、すべてに完璧に対応するのは現実的ではありません。まずは、食材はもちろん、ハラール専用の厨房があるか、専用の包丁やまな板を使用しているかなど、自店でどこまで対応できていて、どこができていないのかを整理することが大切です。</p>
<p>観光庁も示していますが、宗教上の戒律をどの程度厳格に守るかには個人差があり、旅行先で自国同様の対応を求める人もそれほど多くありません。だからこそ、店のポリシーをはっきり示すことが重要になります。たとえばハラールについてなら、「ハラール認証店ではありません。厨房はひとつですが、豚肉については調理器具を分けています。食肉と調味料にはハラール認証のものを使用しています。食器は共通のものを使用しています」というように対応状況を具体的に明示し、あとはお客様に利用を判断してもらう。こうした情報開示は、利用者との認識の違いや、万一のトラブルを防ぐことにもつながります。</p>
<p>私は世界各国のレストランを見てきましたが、イスラム圏のレストランや、ハラール専門店以外で、100点満点の対応をしている店はほとんどありません。店がハラール認証を取得しなければ、ムスリムに対応していることにならないというわけでは決してないのです。動物性のものやアルコールを使わない食材や調味料も、今では普通の問屋や業務スーパーなどで手に入ります。まずは身近にあるものを活用しながら、できる対応から始めればいいと思います。</p>
<p><img alt="fd_04.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_04.png" width="960" height="720" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲フードダイバーシティ株式会社資料より（ムスリム対応のポリシーを策定する）</strong> </p>
<h3>飲食店やホテルの現場から学ぶ、食の多様性対応の実践例</h3>
<h4>―食の多様性に対応した具体的な事例を教えてください。</h4>
<p>今、ご当地料理のヴィーガン対応、ハラール対応へのニーズが非常に高まっています。北海道の旭川ラーメン、愛知の味噌煮込みうどん、京都の本格京料理、広島風お好み焼き、香川の讃岐うどんなど、ヴィーガン対応のご当地料理も各地で登場し、人気を集めています。</p>
<p>長崎のちゃんぽんも、その一例です。2025年、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルのレストラン「Pavé（パヴェ）」が、ヴィーガン対応の長崎ちゃんぽんと皿うどんの提供を開始しました。開発にあたっては、まず一般的な長崎ちゃんぽんに使われている豚肉や魚介類、乳製品などが、それぞれどのような旨味やコク、香りを生み出しているのか、その役割をひとつずつ分析しました。そして、動物性食材を使わずに、それらの要素をプロの技術で補うことで、長崎ちゃんぽん本来の味わいを保ちながら、ヴィーガン対応に仕上げることができました。ベジタリアンやヴィーガンのお客様はもちろん、乳製品を使わなくなったことで乳製品アレルギーの方にも、野菜をしっかり楽しみたい方にも喜んでもらえるメニューになりました。</p>
<p><img alt="fd_05.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_05.jpg" width="1568" height="1044" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲ヴィーガン長崎ちゃんぽん（1,900円）</strong></p>
<h4>―ヴィーガンちゃんぽんの反響や、周囲への波及効果はいかがでしたか。</h4>
<p>提供開始以降、着実に認知が広がっており、特に欧米や台湾からの観光客の他、長崎在住の外国人に多く利用されています。修学旅行などの団体利用では、食事制限のある生徒がいても「全員で食事を楽しめる店」として、選ばれるようになっているそうです。こうした対応が話題になったことをきっかけに、他の飲食店でも同様の取り組みを検討する動きも出てきました。食の制限がある人も、旅行先では「その土地ならではの食事を楽しみたい」という思いは変わりません。ご当地グルメには、まだ大きな商機があると感じています。</p>
<h4>―ホテルではどのような対応が求められるでしょうか。</h4>
<p>ムスリム対応であれば、まずはムスリムフレンドリーを目指せばいいと思います。礼拝室を新たにつくる必要はなく、お祈りは基本的に客室でできますし、礼拝前の体の浄めもシャワー室で可能です。礼拝用マットや必要なアメニティも携行している人が多いため、ホテル側で特別に準備する必要はないと思います。</p>
<p>また、ビュッフェでは、基本的にヴィーガン対応ができていればほとんどの食のルールに対応できます。ヴィーガンに対応した料理を別のコーナーにまとめるのではなく、通常の料理の中に組み込み、それがわかるように表示しておく方法をお勧めしています。</p>
<p>たとえば、外国人宿泊者の多いあるホテルでは、朝食のカレーをヴィーガン対応にし、商品名は通常どおり「カレー」とした上で、ヴィーガンマークを小さく表示しています。カレーの米とルーを動物性食品不使用の共通ベースにしておけば、あとはお客様がそれぞれの食のルールに合わせて、食べられる食材を自由にトッピングすることができます。</p>
<p><img alt="fd_06.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_06.jpg" width="1320" height="1507" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲ホテルでも、カレーはヴィーガンメニューが少しずつ一般的になってきている </strong></p>
<p>ヴィーガン用、ムスリム用、アレルギー対応用と何種類も別々に用意するより、ベースを共通化しておいたほうが、現場のオペレーションは格段にシンプルになります。飲食・宿泊業界も人手不足で、お客様の多様なリクエストにひとつずつ個別対応するのは現実的ではありません。海外の大手コーヒーチェーンが、卵や乳製品を使わないプラントベースの焼き菓子を常時複数品そろえているのも同じ発想です。スタッフ一人ひとりが制限をすべて把握するのは難しいので、あらかじめプラントベースのメニューを用意しておく。フードダイバーシティへの対応は、利用者のためだけでなく、現場の業務改善にもつながるのです。</p>
<h4>―ヴィーガン対応の料理は、原価を抑えられる場合もあると思いますが、価格設定はどのように考えればよいのでしょうか。</h4>
<p>ヴィーガン料理は、肉や魚介類を使う料理と比べて、食材の選び方や設計次第で原価を抑えられる場合があります。しかし、原価が低いからといって、販売価格まで下げる必要はありません。海外では、ヴィーガン料理が通常メニューと同程度、あるいは付加価値を反映してやや高めの価格で提供される例も見られます。原価高が課題となる今、動物性食材を使わずにコストを抑えられるメニューをつくることは、店側にとっても有効な選択肢だと思います。</p>
<h3>地域ぐるみでの対応が、次のインバウンド需要をつかむ</h3>
<h4>―自治体・DMOの取り組みで、印象的な事例はありますか。</h4>
<p>岡山県倉敷市の取り組みに注目しています。2023年に倉敷市で開催されたG7倉敷労働雇用大臣会合をきっかけに、MICE誘致に向けて地域として食の多様性に対応していこうという機運が高まりました。</p>
<p>倉敷市が旗振り役となり、（観光コンベンションビューローとの連携のもと）MICE・観光関連事業者を中心に取り組みが広がっており、私自身もアドバイザーとして戦略策定や地域の飲食店支援を行っています。</p>
<p>大切なのは、単に飲食店やホテル向けにセミナーを開催するだけでなく、観光関係者や地域住民なども巻き込んでいくことです。倉敷市内にはイスラム教のモスクもあり、モスクの関係者にも参加してもらいながら、地域のコンセンサスをつくって進めています。</p>
<p><img alt="fd_07.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/fd_07.png" width="2818" height="1452" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"><strong>▲倉敷市の食の多様性対応飲食店を紹介するウェブサイト「All Welcome KURASHIKI」</strong></p>
<h4>―地域がフードダイバーシティに継続的に取り組むためには、どのような体制づくりが必要でしょうか。</h4>
<p>私たちのような外部の人間が働きかけるよりも、地域の自治体やDMOの職員から伝えられる言葉のほうが、地域の事業者には届きやすいものです。だからこそ、担当者にも基本的な知識を身につけていただき、外部からの支援が終了した後も、地域の中で継続的に対応できる「自走する仕組み」を構築することが求められます。</p>
<p>また、個別の店舗対応だけでなく、地域全体で取り組む体制をつくることも大切です。1店舗、2店舗の対応だけでは、地域としての誘致にはつながりません。地域全体で対応する仕組みづくりは民間だけでは難しく、自治体やDMOの中で旗振り役を担える人材が、今後さらに重要になってくると思います。</p>
<h4>―最後に、これからフードダイバーシティに取り組もうと考えている方々に向けて、アドバイスをいただけますか。</h4>
<p>日本のフードダイバーシティ対応は、まだ「入り口の入り口」の段階です。政府は2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人という目標を掲げており、これまでは「うちはやっていません」で済ませることもできましたが、訪日外国人旅行者がさらに増える中で、今後はそれが通用しなくなる時代が来ると思います。</p>
<p>新たにメニューを一から作るという発想よりも、今提供しているメニューのレシピを分析し、「どこまで対応できているのか」を理解することが、まず第一歩になります。居酒屋の枝豆や冷奴のように、実はすでにヴィーガン対応になっている料理も多くあります。そうした料理を「これはヴィーガン対応です」と伝えるだけでも、大きな違いがあります。</p>
<p>加えて、旅行者に見つけてもらうための情報発信も欠かせません。旅行者はAIを介して情報を探すようになっているため、AIが正しく情報を認識できていないと、旅行者がAI検索を利用した際に、店舗が検索結果に表示されにくくなってしまいます。そのためには、Googleマップへの情報反映や自社サイトの整備、SNSの継続的な更新が重要です。AIは24時間365日働いてくれる営業担当のようなもの、と考えていただくとわかりやすいと思います。まずは自分たちの店になにができるのかを知り、それを正しく発信する。このふたつから始めてみてほしいと思います。</p>
<p></p>
<hr />
<p><strong>フードダイバーシティ株式会社代表取締役 守護 彰浩 </strong></p>
<p>千葉大学卒。2006年に世界一周を経験後、2007年楽天株式会社に入社。2014年、多様な食文化に対応するレストラン情報を発信するためにフードダイバーシティ株式会社を創業。ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、コーシャ、グルテンフリー、アレルギーなどの事業領域にて、全国自治体・行政と連携しながら普及のための講演活動、および集客のための情報発信を行う。2020年には総理大臣官邸で開催された観光戦略実行推進会議にて、菅総理大臣（当時）に食分野における政策を直接提言した。</p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3911.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_fooddiversity_01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">食の多様性への対応を推進し、外国人旅行者から選ばれるまちづくりを目指す二戸フードダイバーシティ協議会の取り組み</p>
<p class="m-cardLink_desc">岩手県二戸市は、岩手県内陸の北端に位置する、人口2万5,000人程の静かなまちです。この二戸市で2021年、食の多様性を推進する「二戸フードダイバーシティ協議会」が設立されました。</p>
</div>
</a></div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Fri, 18 Sep 2026 12:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>高付加価値旅行を地域にどう呼び込むか？市場動向とJNTOの取り組みから考える誘致・受け入れのポイント</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3945.html</link>
            <description><![CDATA[<p><!--%20mt-beb%20t%3D%22core-html%22%20--></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>世界で1,157万人、消費額21兆円の高付加価値旅行市場</h3>
<h4>―はじめに、「高付加価値旅行」とはどういう旅行を指すのか、教えてください。</h4>
<p>田中：私たちが推進する「高付加価値旅行」とは、1回の訪日旅行において、旅行者 1 人が日本国内で100万円以上を消費する旅行（国際航空券代は除く）を指します。加えて、地域の伝統や文化、自然などに触れることで自身の知識を深め、インスピレーションを得ることを重視する旅行と定義しています。</p>
<p>観光庁とJNTOは、「第5次観光立国推進基本計画」を踏まえ、訪日外国人旅行者数の拡大、消費額の拡大、地方誘客の促進に向けて、市場別のマーケティング戦略に加え、市場横断的なマーケティング戦略を実施しています。</p>
<h4>―世界の高付加価値旅行市場の規模について教えてください。</h4>
<p>田中：2023年の旅行実績を対象に <span class="caps">JNTO </span>が実施した高付加価値旅行市場規模調査によると、クレジットカードの決済データなどをもとに、世界の高付加価値旅行者数は1,157万人、その消費額は21兆円と推計されています。<br />その中でも日本は、独自の食文化や伝統文化、職人の技やものづくりに対する精神性があります。加えて、治安や公衆衛生面で安心して旅を楽しめることも、高付加価値旅行者から評価される理由のひとつです。こうした点から、今後さらに訪問先としての注目度が高まっていくのではないかと、私たちは考えています。<img alt="luxury-travel_01.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/edc2a66f661209d7a705b9af3c06e3f9bf16cf36.png" width="1010" height="746" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h4>―高付加価値旅行の誘致を進める上で、現在の国内の課題と求められる対応は何でしょうか。</h4>
<p>サブストローム：まず前提として高付加価値旅行を誘致するには、その地域にしか無い価値を見つけ、「ウリ、ヤド、ヒト、コネ、アシ」の5つの観点において施策を講じる必要があります。</p>
<p style="padding-left: 40px;"><strong>ウリ：高付加価値旅行者のニーズを満たす潜在価値（</strong><strong>体験やコンテンツ)）</strong></p>
<p style="padding-left: 40px;"><strong>ヤド：上質かつ地域のストーリーを感じられる宿泊施設</strong></p>
<p style="padding-left: 40px;"><strong>ヒト：高付加価値旅行者を地域に送客する人材や、質の高いサービスを提供するガイド・ホ</strong><strong>スピタリティ人材</strong></p>
<p style="padding-left: 40px;"><strong>コネ：高付加価値旅行者に地域を認知してもらうための情報発信や売り込み</strong></p>
<p style="padding-left: 40px;"><strong>アシ：利用者個人の都合や嗜好などに合わせたシームレスな移動環境</strong></p>
<p></p>
<p>地域ごとに課題の大小は異なると思いますが、これら5つの観点から課題を検討し、総合的な施策を打ち出すことで、地域一体となった高付加価値旅行の誘致に取り組めると考えています。</p>
<p>中には「うちのまちには、ヤドに該当するラグジュアリーホテルがない。高付加価値旅行の誘致は無理だろうか」とお悩みの地域もあるかもしれません。しかし、他地域の成功事例などを参考にしながら、既存宿泊施設の改修や設備・ホスピタリティの改善、新規開発など、それぞれの地域で取り得る方策はあるはずです。たとえば、もともと地域にある単価が高い旅館に新たにベッドを取り入れる、英語やホスピタリティに対応できる人材のトレーニングなど、調整次第で、海外からの旅行者が宿泊できる可能性が広がります。<br />そうした相談や情報収集窓口としても、JNTOがお役に立てればと考えています。</p>
<p></p>
<h3>高付加価値旅行推進室を設立、国内外のネットワークを強化</h3>
<h4>― 高付加価値旅行推進室の立ち上げの経緯を教えてください。</h4>
<p>田中：日本では2019年に訪日外国人旅行者数の過去最高を記録したものの、観光消費額は伸び悩み、新型コロナウイルス感染症の発生も相まって、消費額増へ向けた取り組みの必要性が高まっていました。</p>
<p>この課題解決に向けて、観光庁では2020年に「上質なインバウンド観光サービス創出に向けた観光戦略検討委員会」を、2021年にはそれを継承する形で「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会」を設置しました。その検討を受け、2022年5月に「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりに向けたアクションプラン」が発表されました。</p>
<p>そのアクションプランの中で <span class="caps">JNTO </span>内に高度なノウハウとネットワークを蓄積する専門組織の設置が提言され、それを受けて2023年4月に立ち上がったのが高付加価値旅行推進室です。</p>
<p>当部署には高付加価値旅行だけでなく、アドベンチャートラベル（AT）やサステナブル・ツーリズムに詳しいメンバーもおり、各自担当分野の推進に努めています。</p>
<p></p>
<h4>― 始動から3年が経ち、高付加価値旅行推進室の取り組みはどのように変化してきましたか。</h4>
<p>田中：2023年の立ち上げ当初は高付加価値旅行に対する知見を蓄積するところから始まり、3年をかけて、国内関係者のネットワーク化、サービス内容の収集・蓄積、セールスの強化、情報発信の強化、高付加価値旅行ガイドの拡充の5つの事業に取り組んでまいりました。</p>
<p>具体的には「ウリ、ヤド、ヒト、コネ、アシ」のうち、とりわけ大きな割合を占める「ヒト」と「コネ」の強化に力を入れています。「ヒト」の面では、高付加価値旅行ガイドの育成、「コネ」の面では26の海外事務所のネットワークを活かした国内外の関係者との人脈づくりの構築を進めています。</p>
<p><img alt="luxury-travel_02.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxury-travel_02.png" width="1027" height="767" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<p>サブストローム：2026年5月には、2017年から東京で開催してきた富裕層向け高付加価値旅行商談会「Japan Luxury Showcase 2026」（JLS）を大阪で初めて開催しました。このほか、これまで参加をしたことの無い国際的な高付加価値商談会への出展、芸術と高付加価値旅行の親和性が高いことから芸術をフックとしたアートウィーク東京（AWT）との連携、地方のアート・工芸・建築をテーマとしたメディア招請など、新しい取り組みも多数実施しています。</p>
<p></p>
<p><img alt="luxury-travel_03.JPG" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxury-travel_03.JPG" width="1176" height="785" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<h3>欧米とアジアで異なる訪日傾向と旅行ニーズ</h3>
<h4>― 高付加価値旅行者は、日本にどのような体験や魅力を求めているのでしょうか。</h4>
<p>サブストローム：ラグジュアリートラベルにもトレンドがあり、近年は、従来のようなブランドの知名度や西洋的な価値観に基づく高級感を追求する贅沢が求められる従来型の旅行から、よりプライバシーや特別感を重視し、目的地が持つストーリーや歴史的な背景を深く求める旅行にシフトする動きが見られます。</p>
<p>英語では、「多様な価値を自分らしく選び、組み合わせる」という意味を持つ「Eclectic（エクレクティック）」という言葉が、こうした変化をよく表しています。華やかな観光スポットや最新の施設のみが選ばれるのでなく、伝統的でつつましい空間の静けさにこそ深い趣や美を見いだすなど、旅行者が自分自身の感性で価値を選ぶ傾向が見られます。四季折々の自然の移ろいを受け入れ、その美しさを愛でてきた日本独自の文化や価値観、地域ごとに受け継がれてきたその土地ならではの「本物らしさ（Authenticity）」が、こうした旅行者から今、高く評価されています。</p>
<p>また、近年は世界に浸透している「ウェルネス（Wellness）」や、「間（ma）」「いきがい（Ikigai）」などの日本ならではの価値観への関心も高まっています。日本で自分自身を見つめ直し、新たな気づきを得ることを目的とする旅行者が増えています。</p>
<p><img alt="luxury-travel_04.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxury-travel_04.jpg" width="1404" height="936" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h4>― 高付加価値旅行市場の中でも欧米やアジアなど、市場別の傾向について教えてください。</h4>
<p>田中：欧米からの高付加価値旅行者には、まだまだ初めて日本を訪れる旅行者も多く、特別な旅行先の1つとして日本を訪れるケースが多く見られます。ただし、欧米と一括りにされることが多いものの、実際の旅行傾向は市場によって異なります。</p>
<p>米国からの旅行者は、東京・京都・大阪を巡るゴールデンルートを中心に、地方を1～2 地域加えた旅程が多い一方、欧州からの旅行者は、米国からの旅行者と比べて滞在期間が長く、おおむね2週間滞在し、地方を含めて日本各地を広く周遊する傾向があります。また、日本の文化を体験したいというニーズも強く、伝統文化が内包するストーリーやものづくりに真摯に取り組む職人との対話など、地域や歴史とのつながりを重視していることがうかがえます。</p>
<p>一方、アジア圏は日本と距離が近いこともあり、リピーターが少なくありません。ゴールデンルートはもちろんのこと、地方にも詳しく、特に直行便がある地域に繰り返し訪れる傾向が見られます。同時にアジア圏の方は最新のコンテンツにも敏感で、新しいラグジュアリーホテルの開業や3つ星レストランの予約に合わせた旅行を楽しむという方も多くいらっしゃいます。<br />このように目まぐるしく変わる市場のトレンドを把握し、関係者の皆様に情報を発信していくことも、当部署の重要な役割の一つだと考えています。</p>
<p></p>
<h3>コアバリューの明確化と多言語対応が地域誘致の鍵</h3>
<h4>― そうした市場ニーズを踏まえ、これから高付加価値旅行の誘致に取り組む地域は、何から始めたらいいでしょうか。</h4>
<p>サブストローム：まず念頭に置いていただきたいことは、高付加価値旅行者は世界中のさまざまな土地を訪れ、その文化や風土に触れてきた豊かな人生経験を持っています。そのため先ほどお伝えをした5つの観点に取り組む前に、彼らが日本に求めるその地域にしかない価値、すなわち観光庁が「コアバリュー」と呼んでいる滞在価値を明確にすることが、誘致活動の最初のステップになります。<img alt="luxury-travel_05.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxury-travel_05.png" width="1342" height="1002" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p>自分たちが暮らす地域の特性や歴史、観光資源を一度棚卸しし、ここにしかないコアバリューを明確にしてから、それを反映したコンテンツを造成し、適切なブランディング戦略に基づいてターゲットを選定する。これが誘致活動の基本的な流れになります。</p>
<p>また、高付加価値旅行向けに造成するコンテンツは、必ずしも一から新しく考える必要はなく、これまでもアピールしてきたものをベースに、そこにどういう付加価値をつけることができるかという視点で考えていくことも一つの方法だと思います。たとえば、普通の「サイクリング体験」も、途中で地域の農家に立ち寄り、地元の食材を使った料理をともに楽しむ、あるいは一般の観光客にはあまり知られていないルートをガイドの案内で回るなどのアレンジ次第で、特別な体験にバージョンアップすることが可能になります。</p>
<h4>―受け入れ体制の整備面で、特に心がけておきたいことは何でしょうか。</h4>
<p>サブストローム：先ほど、高付加価値旅行者は世界中のさまざまな土地を訪れていると申し上げましたが、それは同時に世界各地のラグジュアリーリゾートで、質の高いホスピタリティに触れてきた旅行者である、ということも意味します。私たち自身が海外で日本語での案内を受けると安心するように、訪日外国人旅行者にとっても、必要な場面で多言語による案内を受け、円滑にコミュニケーションを取れる環境は重要です。地域のすべての方が流暢な外国語を話す必要はありませんが、必要な場面で適切な言語対応ができる体制を整えることは、高付加価値旅行者を迎えるうえでの世界共通のスタンダードだと考えています。JNTO が海外の旅行会社などに地域を紹介する際にも、多言語での受け入れ体制は大切な要素になります。</p>
<p></p>
<h3>観光庁とJNTOが連携、14のモデル観光地を世界へ発信</h3>
<h4>―高付加価値旅行の誘客に向けた「モデル観光地」とは、どのような取り組みですか。</h4>
<p>サブストローム：観光庁が実施する「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりモデル観光地」は、2022年8月に公募が始まり、2023年3月に11地域が選定されました。2024年にさらに3地域が加わり、現在は14地域を対象に「ウリ、ヤド、ヒト、コネ、アシ」の5つの観点から集中的な支援が行われています。</p>
<p><img alt="luxury-travel_06.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxury-travel_06.jpg" width="1125" height="844" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p>私たち <span class="caps">JNTO </span>は観光庁と連携し、モデル観光地を含む国内各地の事業者を対象としたネットワーキングイベントや「Japan Luxury Showcase」、招請事業、ウェブ事業などでこれら 14地域を優先的に紹介し、関係者に広く知っていただくための活動に取り組んでいます。もちろん、これから新たに誘致に取り組む方々にとっても先行する成功事例を知ることは大変参考になると思います。それぞれの地域の動向にご注目いただければと思います。</p>
<h4>―最後に、全国の地域で高付加価値旅行の誘致に取り組む方々へのメッセージをお願いします。</h4>
<p>田中：ご紹介したモデル観光地のように、どの地域にも必ずその地域ならではの光るものがあります。それを地域一体となって磨き上げ、旅行者を受け入れる意識を共有し、安心して滞在できる環境を整えることで、世界の旅行者に選ばれる地域へと近づいていくと考えています。</p>
<p>こうした先例に続いて、高付加価値旅行で自分たちの地域を盛り上げたいとお考えの方は、まずは高付加価値旅行推進室にお気軽にお問い合わせください。ご相談いただければ、私たちと連携した事業のご提案など、高付加価値旅行先としての日本の魅力を世界に広げていくお手伝いをさせていただきます。これからも地域の皆様と一緒に、前向きに取り組んでいきたいと考えております。</p>
<p><br /><strong>市場横断プロモーション部 高付加価値旅行推進室</strong><br /><span class="caps">TEL</span>：03-5369-3336、E-mail：<a href="luxury＠jnto.go.jp" target="_blank" rel="noopener">luxury＠jnto.go.jp</a><br />受付時間（日本時間）：月～金曜日 9:15～17:45</p>
<p><br /><strong>参考サイト</strong><br />◆高付加価値旅行の推進<br /><a href="https://www.jnto.go.jp/projects/overseas-promotion/theme/luxury-travel.html" target="_blank" rel="noopener">https://www.jnto.go.jp/projects/overseas-promotion/theme/luxury-travel.html</a></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3900.html"><br /><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="入門ページセミナーレポート" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxuarytravel_mr.numano.JPG" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者に選ばれるデスティネーションになるために必要なこと</p>
<p class="m-cardLink_desc">欧州を中心とする高付加価値旅行（ラグジュアリートラベル）取り扱い旅行会社が加盟するコンソーシアムのひとつである「Serandipians」（セランディピアンズ ）。</p>
</div>
</a></div>
</div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3875.html"><br /><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="データで拓くインバウンド戦略" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/XPERISUS%20_01.png" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">海外富裕層に響く、高付加価値な体験開発に必要な 3 つのポイント</p>
<p class="m-cardLink_desc">インバウンド市場で、注目が集まる「高付加価値旅行」。全国でさまざまな取り組みが推進されている中、海外の富裕層旅行者が満足する体験をいかに開発し、実際に商品提供までできるかが課題となっています。。</p>
</div>
</a></div>
<p><!--%20/mt-beb%20--></p>]]></description>
            <pubDate>Tue, 18 Aug 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>無形文化財を活かした観光コンテンツづくり 地域主体で進めるためのポイント</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3944.html</link>
            <description><![CDATA[<!-- mt-beb t="core-html" -->
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>地域主体の持続的な文化財活用を専門家と伴走支援</h3>
<h4>―はじめに、株式会社あっぱれの設立経緯について教えてください。</h4>
<p>私が日本各地の文化活用事業に関わるようになってから、10年以上になります。もともと祭り好きの性格もあり、様々な祭りを主催する方々を支援したいという想いから 2015年に株式会社オマツリジャパンを共同創業で設立しました。日本を代表する祭りから地域の神社や商店街が主催する小さな祭りまで、8年間で500件近くの主催者の運営支援を経験しました。</p>
<p>支援する中で気づいたことは、場所や規模、そして文化財の種類に関わらず、文化財を保持する方々は担い手不足や集客力の低下、資金不足、PR 不足などの共通する課題を抱えているということでした。<br />そうした「ヒト・モノ・カネ・PR」に関する共通課題の解決に向けて、我々が培ってきた知見やネットワークを活かして文化・経済・観光の好循環を生む仕組みづくりに注力しようと、2024 年に株式会社あっぱれを創業しました。</p>
<p>現状、国内の文化財保全や活用は各種補助金を軸に運営しているところが多いのが実情です。もし頼っている補助金が採択されない、あるいは補助自体がなくなってしまえば、次世代に残すべき価値ある文化財の継承が途絶えてしまうという継承リスクをはらんでいます。<br />そうならないためにも、各地域や文化財保持者の方々が自分たちの文化財の本質的な価値を理解し、主体的な運営で持続可能な収益モデルを構築していく、その道のりを我々が伴走支援しています。2026年1月までに79地域・91プロジェクト・文化財数151件の支援に関わり、現在も多くの公共機関や民間企業からの依頼に基づくプロジェクトが進行しています。例えば 2024年度、2025年度は文化庁全国各地の魅力的な文化財活用推進事業や2026年度は観光庁の観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業での事務局としての伴走支援にも取り組んでいます。</p>
<p></p>
<h4>―さまざまな規模・地域の依頼に伴走支援するための体制について教えてください。</h4>
<p>当社の大きな特徴の一つは、多種多様なニーズに応えることができる、社外の専門家たちとのネットワークがあるところです。例えば、文化財をテーマにしたグッズを作って物販をしたい、寺社仏閣の中で展示イベントを企画したい、あるいは初めての観光ツアーに取り組みたいなどの依頼に対して、各分野において高い専門性と文化観光の支援実績を有する、約30名の専門家たちの中から最適なメンバーを選抜し、地域の方々とプロジェクトチームを編成していきます。</p>
<p>文化観光の仕組みづくりで最も大切なことは、関係者同士の信頼関係の構築です。どんなに「この地域を良くしたい」という思いがあっても、外部の専門家が上段から正論をかざすだけでは、現場でハレーションを起こしてしまうことにもなりかねません。<br />地域の方々にいかに寄り添う姿勢を持てるか、地域で継続できるオペレーションをしっかりつくる支援という観点でも信頼のおける方々のお力を借りています。</p>
<p></p>
<h3>中長期目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねる</h3>
<h4>― 文化財の活用支援全般に通じる基本的なことは何だとお考えですか。</h4>
<p>まず大前提となるのは、文化財活用支援は、他の観光資源を活用したコンテンツ造成と比べると、より長期的な時間軸で考える必要があるということです。文化観光に携わる方々は、この共通認識を持つことが非常に重要な第一歩であると考えています。</p>
<p>一般に、都心と各地域ではビジネスに関するスピード感も異なると言われています。例えば、外から来た人間がまだ信頼関係も出来上がっていない段階で、半年後に必ず大きな成果を出そうと性急に動いてしまうのは、歓迎されない勇み足になりがちです。<br />地域の方々が"自分たちの文化財を 10年後、20年後先の未来を見据えてどうしていきたいのか"という目標を共有する合意形成には、もし1年の期限付きプロジェクトであれば3分の1程度の時間をかけるなどして、腰を据えて取り組む必要があると考えています。民間企業でいうと、中長期の事業計画を立てるイメージに近いかもしれません。</p>
<p></p>
<h4>― 中長期的な目標を考える上で、大切なことは何でしょうか。</h4>
<p>観光資源としての文化財の強みは、数十年あるいは数百年単位の積み重ねがあることだと思います。ただし、長く続いていること自体に重きを置くのではなく、 "どのような想いや意味があってその文化継承を担っているのか"という視点から、先人たちから受け継いできた本質的な価値を可視化したストーリーづくりが重要です。</p>
<p>そしてもう一つのポイントは、再現性のある現実的な目標を設定すること。外部の専門家の知見や補助金によるバックアップがあったとしても、基本はその地域の中でヒト、モノ、カネのリソースを回せるオペレーションを組むことが、地域主導の文化活用の土台になります。</p>
<p>これまで積極的に観光客を受け入れてこなかった地域が、多言語対応やホスピタリティの環境が整わないまま、いきなり高価格設定の観光ツアーや訪日客向けの観覧席を販売し、単年度はなんとか乗り切ったとしても、翌年やその次の年は果たして続けることができるでしょうか。</p>
<p>まずは地域に負荷をかけすぎず、できる範囲の小さな成功体験を積み重ねていくこと。こうした一見地道な成功体験が、将来的には持続可能な収益モデルにつながっていきます。</p>
<p></p>
<h3>祭りの推し活や寺社仏閣の法要をコンテンツに</h3>
<h4>― 近年の文化活用支援の実例をご紹介ください。</h4>
<p>2024年度には、富山市の伝統行事「おわら風の盆」への支援を行いました。「おわら風の盆」は、約300年の歴史を有しており、開催される11の町ごとに歌や踊り、衣装が異なるのが特徴です。</p>
<p>ただ、近年の祭りの例にもれず、担い手や資金不足の課題を抱えており、その打開策として、おわら風の盆初の公式推し活グッズを企画提案しました。町紋がデザインされた 11種類の応援うちわや、ファッションブランド KEIYA MUYAMA とコラボした手ぬぐいの販売サイトを立ち上げました。</p>
<p>応援うちわを持つことで、観客は地域との一体感が生まれ、さらにその売上の一部が祭りの運営・継承に活用されるとわかれば、推し活らしい応援のしがいも感じられます。古くは地元の名士と言われる方々の支援によって成立してきた地域密着型の祭りも、今は地縁を問わず皆さんに広く"推していただく"時代です。販売サイトによって通年販売が可能になり、その結果、おわら風の盆はこの推し活企画をこれまで50件近くのメディアに取り上げられ、グッズ販売数 3,000 点以上、400万円以上の売上を出すことができました。</p>
<h5><img alt="appare_01.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/appare_01.jpg" width="726" height="981" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></h5>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲11の町紋がデザインされたうちわ（提供：株式会社あっぱれ）</strong></h5>
<p></p>
<h4>― 自分たちが持っているリソースを活用した事例もお願いします。</h4>
<p>寺社仏閣の中には、ご自分たちがお勤めの一環で行っていることを出発点に、コンテンツを作っていった例も少なくありません。京都の東本願寺からは、親鸞聖人の命日を縁とする法要「報恩講」に合わせて、新しいターゲットに向けた特別なツアーを作りたいというご要望があり、商品設計をお手伝いしました。命をいただく尊さを伝える仏事「お斎（おとき）」を京都の五つ星ホテルデュシタニ京都とのコラボメニューに発展させ、さらに普段は非公開の「能舞台」での記念撮影や雅楽体験などを提供しています。</p>
<p><img alt="appare_02.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/appare_02.png" width="875" height="653" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲ホテルとのコラボで実現したお斎メニュー（提供：株式会社あっぱれ）</strong></h5>
<p></p>
<p>おわら風の盆も東本願寺の例も、何か突拍子もないことをやっているわけではありません。自分たちの限りある資源をしっかり見定めて、民間の市場で浸透しているような商流 の整備や推し活企画などの物販、他の施設と連携した本質的な価値の高い企画などに落とし込んでいく。</p>
<p>そしてそれらが軌道に乗ってきたら、インバウンド旅行者を対象にしたコンテンツにアップデートしていくなど次の展開も見えてきます。一足飛びに高付加価値商品に的を絞るのではなく、普段の延長上で出来るコンテンツを考えていくような、再現性が高い取り組みを行うことをおすすめしています。</p>
<p></p>
<h4>― 形がない"無形"文化財の場合、どういうところからアイデアのヒントを探ったらいいでしょうか。</h4>
<p>例えば、年に一度だけ開催される祭りはその地域にとって非日常的な「ハレ」の日ですが、残りの 360日近くは準備や後片づけに費やす「ケ」の日になります。</p>
<p>ここで考え方を少し変え、そうした地道かつ丁寧な「ケ」の日の積み重ねが「ハレ」の日を生み出しているとすると、祭りの準備自体を観光客と共有する体験企画があってもいいのではないでしょうか。</p>
<p>祭りの本番だけをコンテンツ化するのではなく、地域のコミュニティに入るパスポートとなるような企画を皆で考えてみるのも、きっといいヒントになると思います。</p>
<p></p>
<h3>外部からの高評価がシビックプライドを醸成する</h3>
<h4>― 文化財活用支援において、大切にしていることは何でしょうか。</h4>
<p>私は常々、文化財活用による文化観光は、まちづくりだと考えています。支援する我々はあくまでも裏方であり、主役はそのまちに暮らしながら文化財を支えている方々です。</p>
<p>「自分たちで大切な文化を継承していくんだ」という自覚を促すためにも、いかに地元の方々に輝いていただくか。それを実現するための支援活動の設計自体が非常に重要です。</p>
<p>私も外から専門家を送り込むときは常に、くれぐれも早急な成果主義に陥らないよう、地域との信頼関係を最も大切にしてほしいとお願いしています。</p>
<p><img alt="appare_03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/37bc30ebe29a091e76f9566a89b563a5e4294491.jpg" width="1329" height="997" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><strong>▲同社で文化財の支援に取り組むメンバーたち。写真中央が今回話を伺った山本さん（提供：株式会社あっぱれ）</strong></h5>
<p></p>
<h4>―最後に、国内で文化財を使った観光に取り組みたいと考える自治体・DMO の担当者に向けて、メッセージをお願いします。</h4>
<p>ブランディングやプロモーションにおける課題への対応、現状に合わせた価格設定の見直しなどを考えると、文化財活用にはまだまだ伸びしろがあります。まずは地域の方々が取り組みやすいところから始めてみてはいかがでしょうか。</p>
<p>外部の人々、とりわけグローバルな目線を持つインバウンド旅行者から「来てよかった」「すばらしい祭り・伝統だ」と自分たちのまちや文化を認めてもらえることは、間違いなく地域の誇り、シビックプライドを醸成し、それがまた文化継承への新たな意欲を生み出します。</p>
<p>最終的には地域自走型の文化観光を目指して、日本の次世代に残したい伝統文化の継承を、全国の皆さんと一緒に支えていけたらと思っています。</p>
<p></p>
<hr />
<p><strong>山本 陽平</strong><br />株式会社あっぱれ 代表取締役<br />株式会社オマツリジャパンを共同創業し、共同代表取締役に就任。祭り活用の市場を立ち上げ、7年間で500件以上の祭りの運営開催支援を施し、各地の伴走支援を行う。</p>
<p>2024年に株式会社あっぱれを設立し、有形無形文化財が継承される仕組みづくりや伴走支援に 150件以上取り組む。2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の「一般参加催事」において審査委員や文化庁「文化資源を活用した文化観光の推進による地方創生に関する懇談会」の有識者や文化庁「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」の審査員や事業統括、複数の自治体や団体で文化財活用のアドバイザーを務める。</p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3937.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="入門ページセミナーレポート" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/Rakudo-an.jpg.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">信仰の地、富山の国宝が「体験」になる─格式ある寺院を文化財観光へと誘う地域 DMC「水と匠」の取り組み​</p>
<p class="m-cardLink_desc">地域に眠る文化財をどのように観光資源化し、体験型コンテンツへと昇華したらいいのか――。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3910.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="データで拓くインバウンド戦略" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/kanazawa_top.JPG" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">金沢の伝統工芸の匠に出会うプログラム「金沢一期一会」 ～地域の作家と連携した高付加価値商品の造成、販売の取り組み～</p>
<p class="m-cardLink_desc">加賀藩前田家の城下町として栄え、加賀友禅や大樋焼、金沢箔などの伝統工芸が受け継がれてきた金沢市。</p>
</div>
</a></div>
</div>
<!-- /mt-beb -->]]></description>
            <pubDate>Tue, 28 Jul 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>新「訪日マーケティング戦略」を地域でどう使うか？市場別データから考えるインバウンド誘客の実践手法 </title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3943.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>コロナ後のリアルな旅行動向を反映、「地方誘客」のヒントが詰まった訪日マーケティング戦略 </h3>
<h4>― 今回、新たな「訪日マーケティング戦略」が策定された背景について教えてください。</h4>
<p>田浦：前回策定した「訪日マーケティング戦略」は、コロナ禍からの回復期の間に行われた調査をもとにつくられ、2023年度から2025年度を対象としていました。その後、訪日旅行者数や消費額はコロナ前の水準を回復し、過去最高を記録するまでになりました。現在は、欧米豪からの旅行者が訪日旅行に占める割合が拡大するなど市場の多様化が進む一方で、旅行者の集中やマナー問題への対応をはじめとする観光の持続的な発展も推し進めていかなければなりません。市場の変化に伴い、地域の方々からも、マーケティング戦略におけるターゲットやプロモーションについて、より具体的な情報がほしいといった声が高まっていました。こうした背景から、コロナ禍以降のリアルな旅行動向をアンケート調査（「VJ重点市場基礎調査」）によって明らかとし、現状に合わせて改定したのが、今回公表された新「マーケティング戦略」です。市場別戦略、市場横断戦略、MICE戦略という3部構成でまとまっています。 </p>
<p></p>
<h4>―「マーケティング戦略」を策定するにあたって、特に重視したポイントを教えてください。</h4>
<p>田浦：大きく2点あります。まず1点目は、前回の戦略の枠組みを維持しつつ、前回から市場にどのような変化があったかを徹底的に議論し、戦略に落とし込んだ点です。調査結果から見えた変化に、JNTOがもつ定性的な知見を掛け合わせて、どうすれば地方誘客や消費額拡大につながるか、仮説検証を重ね、ターゲットを再設定していきました。たとえば、調査によって、ヨーロッパを中心とした訪日経験者や家族旅行層の増加という変化があぶり出されました。その結果を深掘りしたことで、ヨーロッパ市場の戦略では、訪日経験者と家族旅行層を、新規ターゲットとして追加しています。このように、枠組みは保ちながら、コロナ後の市場の多様な変化をしっかりとらえて反映させています。 </p>
<p>2点目は、市場ごとに設けている「ターゲット攻略のための留意事項」の情報をこれまで以上に充実させた点です。地域の方々より、「ターゲット像やプロモーションに関してもっと具体的な情報がほしい」といった声を多くいただいていたことを受け、地域の皆様が読んだ時にターゲットの特徴や目指す方向性をより容易に理解でき、また、実際の行動に移せると感じていただけるような表現に整理しています。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_01_b.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_01_b.png" width="817" height="613" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<br />
<h3>新戦略を支える「基礎調査」からわかる、訪日外国人旅行者の地方訪問への可能性 </h3>
<h4>― マーケティング戦略策定のベースとなった「基礎調査」では、どのような内容を分析しているのですか。</h4>
<p>福増：「基礎調査」は、世界22市場の海外旅行者を対象としたアンケート調査で、今回が3回目となります。これまでの調査はコロナ禍の影響が残る時期に行われたものでしたが、今回は訪日客数がコロナ前を上回った2024年に実施しました。さらに、コロナ後に海外旅行を経験された方を調査の対象者としたことで、旅行者のよりリアルなニーズが反映されています。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_02.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_02.png" width="958" height="666" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p>質問項目は大きく分けて、海外旅行全般と訪日旅行全般という2つの軸で構成されています。海外旅行については、訪日旅行の主目的をはじめ、「次にどの国に行きたいか」「海外旅行で経験したい価値」等を質問しています。続いて訪日旅行においても幅広い質問項目を設け、海外旅行全般へのニーズを把握しつつ、訪日旅行においても重点市場の特徴が把握できる形にしました。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_03.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_03.png" width="955" height="669" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
また、今回は、「地方分散」の動向を調査で深く掘り下げている点も大きな特徴です。過去の調査では、地方エリアの認知度などの設問が中心でしたが、地方への訪問経験や訪問理由、都市部・地方部の滞在で求めた内容など、地方に関する質問を幅広く取り上げました。 <br />
<p><img alt="jnto_marketing_04.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_04.png" width="958" height="679" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
これらの調査結果を反映して戦略を策定したため、「市場別マーケティング戦略」では、市場ごとの取り組みの全体方針や各ターゲット攻略のための留意事項などにおいて、地方誘客を意識した内容が多く盛り込まれています。なお、戦略の策定にあたっては、この「基礎調査」だけでなく、「インバウンド消費動向調査」や「宿泊旅行統計調査」など、各種統計も幅広く参照し、さまざまな角度から分析を行っています。 <br />
<p><img alt="jnto_marketing_05.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_05.png" width="951" height="676" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<br />
<h3>ターゲットの見直しから新規設定まで、地域タイプ別・新戦略の活用術 </h3>
</div>
<h4>― 続いて、地域における新「マーケティング戦略」や「基礎調査」の具体的な活用方法について伺います。すでに重点市場やターゲット像を定めている地域では、戦略や調査をどのように活用したらよいですか。</h4>
<p>田浦：まずは、地域ですでに定めている市場やターゲット像に該当するページを見ていただき、これまでの方向性と変わっていないかどうか確認してみてください。先ほどお話しした「ターゲット攻略のための留意事項」には詳細な情報がまとまっています。たとえば、「自地域への訪問意欲が本当に高いターゲットなのか」「ほかにアプローチできる可能性があるターゲットはいないか」「今取り組んでいるコンテンツが訴求コンテンツと合っているか」といった点を見直す材料になります。さらに、旅行の手配方法や情報収集源についても詳しく記載しています。これらは受け入れ整備や商品造成、プロモーションを行う際の見直しに活かせる情報です。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_06.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_06.png" width="1072" height="807" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p>もちろん、各地域でこれまで練り上げてきた戦略がすでにあると思います。新「マーケティング戦略」に合わせてすべてを軌道修正する必要はありませんが、国単位での大きなトレンドを把握しておくことは、今後の戦略を進めるうえでも参考になると思います。一方、プロモーションに関しては、地域全体でベクトルを合わせたほうがより強力な影響力があります。ある程度地域で連携をとり、まとまって発信していただくのが効果的だと思います。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_07.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_07.png" width="1087" height="798" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<h4>― 一方、狙う市場を明確に定められていない地域の場合、まず何から始め、どのように「マーケティング戦略」や「基礎調査」を活用していけばよいでしょうか。</h4>
<p>福増：地域における最初の大切なステップとして考えられることとしては、例えば県や、県が連携している広域エリアにおいて、どの市場をターゲットにしているか、どのような取り組みを行っているかを把握することです。その動きがわかったら、次に「自分たちの地域が目指す方向性がその流れに合致しているか」を確認するとともに、自地域ではその市場からの宿泊や訪問などが伸びているのか、あるいは他の地域に比べて伸び悩んでいるか、など統計を用いながら分析してみます。こうした分析がフォーカスすべき市場を見るうえでも大きな参考になると考えられます。市場が定まってきたら、「マーケティング戦略」や「基礎調査」に記載されているターゲットも参照いただき、自分たちが売り出したいコンテンツに合致しているかどうか照らし合わせてみる、といったステップに進めるかと思います。 </p>
<p>また、この統計などのデータを用いて「ターゲット市場の増減に注目する」視点は、ターゲット市場が複数あり、優先順位も整理が難しい場合においても有効です。地域の中で伸びしろのある市場があれば、その理由や背景をデータから探ってみてください。そうすることで狙うべき市場であるかどうかも見えてくるはずです。 </p>
<p></p>
<h3>「留意事項」も活用し、自地域の強みと市場ニーズの合致点を見出す </h3>
<h4>― 自地域が持つ観光コンテンツと市場ニーズを照らし合わせていく際は、具体的にどういった視点が必要でしょうか。</h4>
<p>福増：「基礎調査」の結果などをベースとした市場別のマーケティング戦略では、ターゲットごとに訴求するコンテンツを複数挙げています。もちろん私たちが把握しきれていない地域のコンテンツもあるかもしれませんが、主要なものはカバーしています。照らし合わせる時は、自地域の強みとなるコンテンツが、そこと合致しているかどうかを見てください。たとえば、「食」を例に挙げると、ひと口に食と言っても、高付加価値な体験なのか、それとも日本人の日常生活の延長にあるような気軽なローカルフード体験であるかは大きく異なります。戦略には、その違いを分けて記載しています。そのうえで、そのコンテンツがターゲットの年代や旅行層とも合致しているかを確認します。 </p>
<p><img alt="jnto_marketing_08.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_08.png" width="1063" height="783" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p style="text-align: center;"></p>
<h4>―「ターゲット攻略のための留意事項」は、具体的にどのように活用していけばよいですか。</h4>
<p><span data-contrast="auto">田浦：ここを読み込んで、ターゲット像のイメージをつかむのに役立てていただきたいです。たとえば、ターゲット名に、「訪日経験者、20～40代、世帯可処分所得上位</span><span data-contrast="auto">40%</span><span data-contrast="auto">」と書かれていても、どのような人たちで、どのようなアプローチが有効なのかつかめません。今回は、皆さんがターゲットの姿をより具体的にイメージしやすい表現を意識しました。滞在日数や同行者、情報収集源を踏まえたうえで、どんなコンテンツを提案し、どうアプローチすべきかといった、すぐに取り組みやすい伝え方に整理しています。</span><span data-ccp-props="{}"> </span></p>
<p><span data-contrast="auto">福増：加えて、旅行者を受け入れる際の留意点についても、各ターゲットの関心事から、料理や言語などの接遇まで幅広い視点から記載しています。また、季節によって旅行者の動きが変動するターゲットにおいてはその点も適宜言及しています。たとえば、欧米豪の訪日旅行者数は多くの市場で全体的に夏場に下がる傾向がありますが、家族旅行層については逆に夏休みの時期に増えるケースもあります。また、冬の学校休暇に合わせて訪日客が増える市場もあります。こうした季節動向の情報も戦略に含めていますので、プロモーションのタイミングや、受け入れやすい時期に狙うべき市場について戦略を立てる際にも活用いただけます。</span><span data-ccp-props="{}"> </span></p>
<p><img alt="jnto_marketing_09.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_marketing_09.png" width="1068" height="790" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h3>現場のリアル×データの掛け合わせで、インバウンド市場の多様化に挑む </h3>
<h4>― 今後、地域の方々がインバウンド戦略を進めるうえで、どのような視点がより重要になるかをお聞かせください。</h4>
<p><span data-contrast="auto">福増：今回の「マーケティング戦略」をまとめるうえで私たちが意識したのは、地方分散や消費額の一層の拡大に向けて、「基礎調査」をはじめとするさまざまな統計データをもとに市場を客観的にとらえ、定量と定性の両面から考えていくことでした。地域の皆様は、私たちよりもはるかに多く外国人旅行者の方々と直接地域の現場で触れていますから、現場で得られる定性情報をたくさんお持ちのはずです。「マーケティング戦略」や「基礎調査」をはじめ、地域の皆様に活用いただけるデータが今は豊富にそろってきています。特に、「マーケティング戦略」には、使い勝手がよく、受け入れ体制の構築からプロモーションまで、すぐに使えるヒントが詰まっています。ぜひそれらを活用いただいて、現場での肌感覚がデータと合致しているか、答え合わせをしながら地域の戦略を練りあげてください。</span><span data-ccp-props="{}"> </span></p>
<h4>― 最後に、全国の地域でインバウンドに取り組む方々へのメッセージをお願いします。</h4>
<p><span data-contrast="auto">田浦：インバウンドに取り組むうえで最も重要なのは、「自分たちは誰に対して、何をどのように届けていくか」を地域で議論して決めていくことだと思います。その議論を進めるうえで参考になるのが、今回ご紹介した「基礎調査」であり、「マーケティング戦略」です。</span><span data-ccp-props="{}"> </span></p>
<p><span data-contrast="auto">地域の方々からは、「欧米豪が伸びているという実感を、戦略からも確認できた」「詳しい情報が戦略を考えるうえで参考になる」といった感想をいただくこともありますが、皆様がこれらを活用される中で、使い勝手や、「もっとこういう情報がほしい」といったご意見をぜひお寄せいただきたいと思います。私たちからも、今後地域の役に立つ有効な分析が出ましたら、ウェブサイトやニュースフラッシュを通して情報提供に努めてまいります。インバウンド市場は多様化が進み、変化のスピードは加速しています。これからも、多くの地域との連携をより一層深め、それぞれの地域の実情を把握しながら取り組んでいきたいと思っています。</span><span data-ccp-props="{}"> </span></p>
<br />
<p><strong>参考サイト</strong><br />​​◆訪日マーケティング戦略 <br /><a href="https://www.jnto.go.jp/news/press/20260428_2.html" target="_blank" rel="noopener">https://www.jnto.go.jp/news/press/20260428_2.html</a></p>
<p><span>​​◆</span>基礎調査 <br /><a href="https://www.jnto.go.jp/news/press/20260428_3.html" target="_blank" rel="noopener">https://www.jnto.go.jp/news/press/20260428_3.html</a></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/news/3942.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="入門ページセミナーレポート" src="/projects/regional-support/jnto_nyuumon_2026_main.png" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">訪日需要を地域の成果へ、訪日インバウンド入門講座　最新動向と実践のヒント​</p>
<p class="m-cardLink_desc">訪日インバウンド市場が高水準で推移する中、「情報発信をしているのに予約につながらない」「地域に来てもらう理由をどう作ればよいのか」と悩む観光関係者も少なくありません。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/news/3934.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="データで拓くインバウンド戦略" src="/projects/regional-support/jnto_data_202511_main.png" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">JNTO地域セミナー（2025年度）「データで拓くインバウンド戦略～オープンデータ×ローカルデータの活用をどう進めるか」開催レポート</p>
<p class="m-cardLink_desc">日本政府観光局（JNTO）は2025年11月14日、自治体・DMO・民間事業者を対象に「データ活用」をテーマとしたオンラインセミナーを開催しました。</p>
</div>
</a></div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Tue, 14 Jul 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>信仰の地、富山の国宝が「体験」になる─格式ある寺院を文化財観光へと誘う地域DMC「水と匠」の取り組み</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3937.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>信仰篤い旧加賀藩領、ものづくりが盛んな「土徳」の地 </h3>
<h4>―初めに、富山県西部の地域特性について教えてください。 </h4>
<p>富山県は「山が富む」と書くように、3000m級の立山連邦と水深1200mの深海を有する富山湾に囲まれた、厳しくも豊かな自然に恵まれたエリアです。 </p>
<p>中でも江戸時代に加賀藩の領内であった県西部6市（高岡市、砺波市、南砺市、氷見市、射水市、小矢部市）は信仰に篤く、寺院や仏具を出発点とする高岡銅器や高岡漆器、井波彫刻などの伝統と革新のものづくりが現在も続いています。 </p>
<p>製造業を中心に栄えたエリアであるため、観光に力を入れ始めたのは近年になってから。北陸新幹線開業を機に本格的な取り組みが始まりました。</p>
<p></p>
<h4>―株式会社水と匠の設立経緯について教えてください。</h4>
<p>2018年、観光に舵を切る国の施策として全国にDMO（観光地域づくり法人）を作っていく流れの中で、富山県西部でもそもそもDMOとは何なのか、観光を通した地域づくりとはどういうことかを学ぶ地域経済人たちによる勉強会が始まりました。 </p>
<p>その後2019年に約80の企業・団体をメンバーとする地域連携DMO、一般社団法人富山県西部観光社 水と匠が設立され、その収益部門を担う組織として株式会社水と匠が2021年7月に設立されました。 </p>
<p>当社では、散居村（さんきょそん）といわれるこのエリア独自の農村集落にある古民家を改修した宿「楽土庵」と、城端別院善徳寺の境内にあるホテル「杜人舎（もりとしゃ）」の運営を中心に、体験型コンテンツやツアーの造成・販売、地域事業者とともに開発製造した物販などを行っています。 </p>
<h5 style="text-align: center;"><img alt="Kainyo tour.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/Kainyo%20tour.jpg" width="733" height="489" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></h5>
<h5 style="text-align: center;">▲散居村保全を目的とする屋敷林（カイニョ）のお手入れツアーは観光庁による「第３回サステナブルな旅アワード（2025年度）」大賞を受賞した。</h5>
<p></p>
<p><strong>―地域オリジナルの観光資源を見出すために、何から取り組んでいったのでしょうか。</strong></p>
<p>私たちが最初に取り組んだのは、この地域のコアバリューを探ること。ビッグデータを活用した認知度調査の結果、「観光地」としてはほぼ認知されていないこと、それよりも「ものづくり」「デザイン」というキーワードで知られていることが見えてきました。 </p>
<p>そこから自分たちのアイデンティティーを言語化していき、たどり着いた言葉が「土徳」です。「土徳」とは、民藝運動の創始者であり宗教学者でもある柳宗悦による造語であり、富山県南西部の精神風土を表した言葉といわれています。 </p>
<p>富山を取り囲む厳しくも豊かな自然に対する畏怖や感謝の念、そこから育まれた信仰心やものづくり、食文化...全てにおいて人と自然が共生して作り上げてきたこの土地の空気・品格を「土徳」と呼び、それを観光客の皆様と共有していくことをミッションに掲げました。 </p>
<p style="text-align: left;"><img alt="Nick_Dispersed Settlement Birds' eye view.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/Nick_Dispersed%20Settlement%20Birds%27%20eye%20view.jpg" width="836" height="557" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲富山県南西部は、豊かな自然を背景に地域ならではの精神風土が育まれてきた Photo by Nik van Der Giesen</h5>
<p></p>
<p><strong>―主なターゲット層について教えてください。 </strong></p>
<p>「ものづくり」「デザイン」というキーワードから「土徳」にたどり着いたことで、私たちはターゲット層を大きく2つ、「クリエイティブ・クラスター」と「モダンラグジュアリー」に設定しました。 </p>
<p>「クリエイティブ・クラスター」とは、プロダクトだけでなくグラフィックデザインや建築、写真、料理、ファッションなど幅広い意味でのものづくりに興味をお持ちの方々をイメージしています。「モダンラグジュアリー」は新興の富裕層。格式やステータスに重きを置くクラシカルなラグジュアリーとは異なり、訪問先の伝統や固有の暮らし方、サステナブルやマインドフルネスなどに関心を示す方々だと位置付けています。 </p>
<p>国内インバウンド問わず、華やかな観光スポットや五つ星ホテルはなくとも、このエリアの「土徳」に共感していただける方々を歓迎したい。皆がそういう思いで取り組んでいます。 </p>
<p></p>
<h3>敬意を持って通常非公開のお堂や独自の法要をコンテンツ化 </h3>
</div>
<h4>―富山西部独自の観光資源の１つである寺院での体験型コンテンツづくりの際に、特に意識したことを教えてください。 </h4>
<p>観光に対する意識や背景は寺院ごとに異なります。例えば、同じ国宝寺院でも瑞龍寺さんはすでに観光客の受け入れを始めておられましたが、勝興寺さんは寺院を観光文化財化することに対する懸念を持っておられました。 </p>
<p>ここで単に「観光客がたくさん来たら拝観料が増えます」と表面的なメリットをうったえても、信仰が篤いところほど響かないのではないかと感じます。それよりもお寺さんたちが何を大切にしているか、どういうところに課題を感じておられるのかを聞かせていただくことが、商品造成の第一歩です。 </p>
<p>単なる観光商品づくりではなく、各寺院さんが長年大切に守ってこられた教えや文化を丁寧に伝えていく。そこを強く意識しながら信頼関係を築いていきました。 </p>
<p>通常は非公開である勝興寺さんの経堂や奥書院の金の間を拝観するツアーを実現できたのも、由緒ある勝興寺の歴史や魅力を伝えるためには、どなたでも参拝できるエリアだけでなく特別なところを見せていただく必要性をご理解いただけたから、だと感じています。他にも寺院ごとの状況に合わせて何度も話し合いを重ねていきました。 </p>
<p></p>
<h4>―観光コンテンツ化に対して寺院側はどのような意識を持っているのでしょうか。 </h4>
<p>基本的にいま、日本各地の寺院さんたちが、現代の人口減少と少子高齢化、宗教離れに対して非常に強い危機感をお持ちだと思います。たとえば、高岡市にある国泰寺さんは国内でも数少ない臨済禅の道場で、臨済宗国泰寺派の総本山。これまで外部に開いたことがないお寺でしたが、やはり同様の危機感をお持ちで、こちらの呼びかけに耳を傾けてくださいました。まずはどんな文化財を所有されているのかを調査するところから取りかかり、観光客の動線やサイン作りなど一から作り上げていきました。 </p>
<p>臨済禅固有の尺八演奏法要もご自分たちにとっては日頃の修行の延長で行われるものですが、外から見るとその教えに触れられる非常に貴重なプログラムになるのでは、とご提案させていただきました。 </p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>「Toyama week in London」で世界に拡散、マッチング重視のPR </h3>
</div>
<h4>―これまで、どのような旅行客層が富山西部エリアを訪れていますか。</h4>
<p>2025年ツアーをアレンジした件数は約230組で、2つの宿を合わせると年間2500人の方々をお迎えしました。そのうちインバウンドは６割くらい。国別に見ると当初はイギリス、フランス、ドイツなどのヨーロッパ層が中心でしたが、昨年からアメリカの方々が増えてインバウンド全体の6割を占めています。最近はフィリピンやインドが増え、上海や香港からのリピーターの方々もいらっしゃいます。</p>
<p><img alt="syodotaiken_1.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/syodotaiken_1.jpg" width="713" height="475" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲楽土庵ではインバウンド向けの書道体験も行われている</h5>
<p></p>
<p>人数的には少ないかもしれませんが、私たちがいつも心がけているのは"数だけを追わない"こと。それよりも、この土地の風景や積み上げてきた文化・伝統に価値を見出してくださるお客様とのマッチングを大切にしています。 </p>
<p>あるときは、アメリカからいらしたご夫婦のリクエストで有機農法の米農家さんにお連れしたところ、帰国後奥様から「実は自分はライターで、あのときの農家さんを紹介する記事を書きたい」というご連絡をいただいたこともありました。お客様自身がメディアでPRしてくださる、本当にありがたい事例でした。</p>
<p></p>
<h4>―インバウンド集客の販促活動のポイントを教えてください。</h4>
<p>一番大きかった活動は2022年から３年間、富山県と一緒にロンドンで富山県デスティネーションキャンペーン「Toyama week in London」を開催したことです。現地で伝統産業の職人や和菓子職人のワークショップを開いたり、富山の伝統工芸品の販売やB to Bの商談会も実施しました。 </p>
<p>このイベントが『The Times』などに紹介されたことで情報が英語圏を中心とする世界に拡散され、2023年、富山県はイギリスからの宿泊者数の伸び率が47都道府県中1位になりました。この他、ロンドンと中国、日本のPRエージェントともそれぞれ契約をしていて、各地の言語でリリースを配信、『ニューヨーク・タイムズ』を含め世界のメディアに取り上げられ、2022年から2025年にかけて海外319件・国内372件の露出がありました。</p>
<p>この他、販路の確保のためにILTMやWTMといった富裕層向け旅行代理店がバイヤーとして集まる旅行商談会に出展しています。そこで出会ったエージェントをファムトリップで富山に招聘し、このエリアの魅力を理解してもらったうえで送客に繋げています。 </p>
<p>実際、海外のお客様にも寺院コンテンツはじめ、コーディネートした富山でのツアーが非常に好評なことからも、相性のいいお客様とのマッチングが続いていると実感しています。 </p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>変わらぬ「まちづくり」への想い、今後は地域商社的な役割も </h3>
</div>
<h4>―今後の展開を聞かせてください。</h4>
<p>私たちのゴールは、まちづくりであることはこれからも変わりません。従来の旅行商品の造成や受け入れ体制の整備などの基盤はできてきましたが、一方で地域の空き家の増加や伝統産業の衰退など、地域の資源が急速に失われています。今後は旅行商品のようなソフト開発に加え、不動産開発などのハード面や地域事業者との商品開発など地域商社的な事業にも力を入れていきたいと考えています。 </p>
<p>クリエイティブ・クラスター層やモダンラグジュアリー層の中には、「この農村光景や文化は絶対に後世に残した方がいい」と保全目的の不動産投資など地域に主体的かつ長期的に関わりたいという方々も増えています。最近は毎月、空き家巡りツアーも行っています。 </p>
<p>心ある方々とともにこの土地の未来を考え、地域づくりにともに取り組んでいく。「観光」は確かにその入り口となり得ることを実感しています。 </p>
<p><img alt="Nick_Rakudo-An Exterior-02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/Nick_Rakudo-An%20Exterior-02.jpg" width="665" height="443" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲訪れる人達を魅了する地域の景観 Photo by Nik van Der Giesen</h5>
<p></p>
<h4>―<span data-contrast="none" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW122015519 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW122015519 BCX0">最後に、全国の地域・自治体・</span></span><span data-contrast="none" xml:lang="EN-US" lang="EN-US" class="TextRun SCXW122015519 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW122015519 BCX0">DMO</span></span><span data-contrast="none" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW122015519 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW122015519 BCX0">・観光業者の方々に向けてメッセージをお願いします。</span></span></h4>
<p>地方のDMO・DMCの強みはやはり、地域の方々との連携が密に取れること。寺院関係者や伝統産業の職人、農業・漁業従事者など地域の企業・団体と密なコミュニケーションを積み上げ、そこでしか体験できない付加価値の高いコンテンツを作ることが、事業継続の面でも非常に重要だと感じています。 </p>
<p>文化財の観光活用においても「文化財だから」という表面的な動機ではなく「それがこの土地の歴史・風土・精神を表す大切な観光資源の１つだから」という根源的なところをもう一度、関係者の方々で共有していただくのがよいのではないかと思います。 </p>
<p>日本各地のDMO・DMCの方々が、宗派による儀礼の違いやお寺さんが大事にしていることを踏まえて誠実に「一緒にコンテンツ化していきませんか」と呼びかければ、きっと寺院側も歓迎してくださるはず。寺院の皆さんも共に課題に向き合ってくださる方たちを求めておられますので、積極的に門を叩いてみてはいかがでしょうか。 </p>
<hr />
<p><strong> 林口 砂里</strong></p>
<p>株式会社水と匠 代表取締役</p>
<p>東京でアート・音楽マネジメントに携わったキャリアを活かし、2021年に一般社団法人富山県西部観光社 水と匠の収益事業を担う株式会社水と匠の代表取締役に就任。散居村の古民家を再生した宿「楽土庵」と城端別院善徳寺内にある宿「杜人舎」などをプロデュースし、欧米インバウンドからの注目を集める。 </p>
<p></p>
<div class="m-cardLink" style="margin-bottom: 0;"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3910.html"><br /><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="金沢" src="/projects/regional-support/kanazawa_top.JPG" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">金沢の伝統工芸の匠に出会うプログラム「金沢一期一会」 ～地域の作家と連携した高付加価値商品の造成、販売の取り組み～</p>
<p class="m-cardLink_desc">加賀藩前田家の城下町として栄え、加賀友禅や大樋焼、金沢箔などの伝統工芸が受け継がれてきた金沢市。同市では、工芸作家の工房などを訪れ、作家から直接工芸文化の魅力を学べる体験プログラム「金沢一期一会」が、インバウンド旅行者から注目を集めています。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink" style="margin-bottom: 0;"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3930.html"><br /><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="KURABITO STAY" src="/projects/regional-support/KURABITOSTAY_01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">国土交通大臣賞に輝いた小さな酒どころの高付加価値ツーリズム　―KURABITO STAYが実践する地域一体型「蔵人体験」の取り組み</p>
<p class="m-cardLink_desc">長野県佐久市に拠点を構える「KURABITO STAY」は、歴史ある酒蔵に「蔵人」として旅行客を受け入れる酒造り体験や、同じ県内の上田市で棚田の絶景を見ながら食べるTANADA MORNINGなど独自の体験型観光を展開。</p>
</div>
</a></div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Tue, 16 Jun 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>ガイド不足解消から雇用創出へ―地域に持続的なビジネス機会を生むDMO NAGASAKIの「Nagasaki Crew」ガイド人材育成モデルとは </title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3938.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>クルーズターミナルの現場で見えてきた、確かなビジネスチャンス </h3>
<h4>―DMO NAGASAKI　が、ガイドの育成に取り組むことになったきっかけを教えてください。</h4>
<p>長崎港は全国有数のクルーズ拠点で、外国船社による寄港が多い港です。2022年春、DMO NAGASAKIでは、長崎市内の複数の観光施設の入場券をセットにした周遊パスの販売促進を目的に、クルーズから下船してきた訪日客に手売りをしていました。その現場で見えてきたのが、ガイドに対する高いニーズです。 </p>
<p>ガイドツアーに関する問い合わせが多く寄せられた他、知り合いのガイドからは、日本人にとっては決して安くはない価格帯でも案内を依頼されるとの話を耳にし、ガイドには確かな需要があり、事業としても十分に成立する可能性があると実感するようになりました。 </p>
<p>調べてみると、長崎ではガイド人材が決して十分とは言えない状況で、実際に稼働している県内の全国通訳案内士や英語ガイドは20名程度にとどまり、多くを県外の人材に頼っているのが実情だとわかりました。長崎で生まれる仕事が県外に流れてしまうのはもったいないですし、地域の歴史や暮らしをよく知る人が案内するほうが、旅行者にとってもより深い体験につながるはずです。 </p>
<p>需要は確かにあるのに、供給が追いついていない。そのギャップにこそ取り組む余地があると考え、2023年に日本観光振興協会の「クルーズ観光促進事業」に採択されたことを機に、Nagasaki Crew育成事業の実施に踏み切りました。 </p>
<p><img alt="20230615_nagasaki_port.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/20230615_nagasaki_port.jpg" width="761" height="571" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲2025年には、年間で約200隻が寄港。アジア系乗客が中心の船が約5割強、欧米豪系乗客が中心の船が約3割強を占める</h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<h4>―ガイド育成を事業として成立させる上で、仕組みづくりにおいてどういった点を工夫したのでしょうか。  </h4>
<p>ガイドに仕事を安定的に生み出すには、単なる人材育成で終わらせるのではなく、ツアーの造成や有償でのガイド機会までを一体で考える必要があると考えました。そこで、DMO NAGASAKIが窓口となり、仕事を受けてガイドとマッチングする仕組みを整えました。 </p>
<p>一方で、「仕事を必ずお約束できるわけではない」という点は、最初の説明会の段階でしっかりとお伝えしています。DMO NAGASAKIはあくまで「仕事のチャネルのひとつ」という位置づけで、個人での受注を制限することはありません。他団体主催ツアーの情報共有なども行い、活動の幅を広げられる環境を整えています。 </p>
<p>いきなり独立してひとりでガイドを始めることはハードルが高いですが、Nagasaki Crewは、育成プログラムを経てメンバーと共に実践を重ねられるので、ガイドの入り口として参加しやすい環境だと思います。メンバーは女性が約9割を占め、10代から60代までと幅広く、特に40～50代、次いで20代がボリュームゾーンとなっています。非正規雇用で働きながら将来的にガイドを主軸にしたい方や、午前中や休日のみ活動したい子育て世代などが多く、それぞれの隙間時間を活用して収入と経験を得られる点も大きな特徴です。 </p>
<p>一般に「ガイドだけで生計を立てるのは難しい」と言われる中、まずは副業からスタートし、専業へと発展させるキャリアパスを描きやすい仕組みづくりに努めるとともに、営業ノウハウやOTA活用のレクチャーなど販売面でのサポートも行っています。 </p>
<p></p>
<h3>「長崎愛」が第一条件。未経験者をプロに育てる研修を実施 </h3>
</div>
<h4>―Nagasaki Crewの選考を行う際の基準策定にあたり、意識した点を教えてください。 </h4>
<p>募集にあたっては、ガイド経験や資格の有無を条件にはしませんでした。日常会話レベルの英語力は前提としつつ、それ以上に重視したのが、長崎の好きなところや魅力を自分の言葉で語れる「長崎愛」です。長崎市の公式LINEや大学へのチラシ配布、関係団体への周知などを通じて募集を行ったところ、各期定員25名に対し、2024年の1期では76名、2025年の2期では48の応募がありました。 </p>
<p>面接では、「お客様からこんな質問をされたら、どう答えますか」といった簡単なロールプレイを取り入れ、知識量よりも、相手に寄り添う姿勢やホスピタリティ、伝えようとする熱意を見るようにしています。結果として合格者の多くはガイド未経験者でしたが、研修を通じて、プロとして現場に立てるレベルまで育ってもらうことを目指しています。 </p>
<p><img alt="2025_nagasaki_guidetraining.JPG" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/2025_nagasaki_guidetraining.JPG" width="881" height="661" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲ガイド研修の様子。参加者の研修受講料は、一般2万円、学生1万円に設定 </h5>
<p></p>
<h4>― 研修のカリキュラムの内容と、策定にあたってこだわったポイントを教えてください。 </h4>
<p>全国通訳案内士の方などを講師に迎え、全6回にわたり、長崎に関する知識や旅程管理、語学、救急救命など、ガイドとして必要なことをひと通り学んでもらいます。 </p>
<p>特徴的なのは、「アウトプット型」のカリキュラムが多いことです。座学だけでなく、ヴィーガン対応が可能な店舗を自ら調べて発表するグループワークや、さまざまな場面を想定したロールプレイ演習、時間制約や動線を意識した実地研修など、現場を強く意識した内容を取り入れています。研修後すぐに現場で活躍できるよう、実践性を重視しました。 </p>
<p>こうした研修を修了し、最終試験に合格した方を「Nagasaki Crew」として認定。実際に活動する際は、DMO NAGASAKIと契約を結び、ガイドとしての仕事をスタートします。 <br /> </p>
<h4>― Nagasaki Crewの仕事は、どのようにして生み出しているのでしょうか。 </h4>
<p>本来であれば、事前に予約を受け、仕事があらかじめ確約される仕組みが理想です。ただ、当時のDMO NAGASAKIには、そうした販売チャネルがありませんでした。そこでまずは、クルーズ船が寄港する日に、長崎港ターミナルで乗船客にガイドツアーを販売するところからスタートし、メンバーが現場で経験を積みながら、クルーズ以外の客層にも販路を段階的に広げていく方針としました。 </p>
<p>クルーズ船のガイドツアーでターゲットとしたのは、欧米豪中心のプレミアムまたはラグジュアリークラスのクルーズ船の乗客で、経済的にゆとりがあり、ガイド体験に価値を見いだす層です。なかでも、船会社が提供する大人数向けのバスツアーには参加せず、下船後にその日の行き先や過ごし方を決める少人数グループに着目しました。 </p>
<p>2025年春、育成研修を修了したNagasaki Crew1期のメンバーが、初めて現場のツアー販売に挑戦。乗客への声掛けはメンバー自身が担い、成約した場合は報酬に反映される仕組みとしています。</p>
<p><img alt="2025_nagasaki_port_guides.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/2025_nagasaki_port_guides.jpg" width="775" height="581" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲クルーズから下船する乗客にガイドが自ら声掛けを行う </h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>安心して現場に立てる「スモールステップ」を設計 </h3>
</div>
<h4>―クルーズ船乗客向けに造成したNagasaki Crewによるガイドツアーの内容と特徴を教えてください。</h4>
<p>目的地をカスタマイズできるオーダーメイド型のツアー（4時間・170米ドル）の他、原爆資料館を訪れた後にガイドと一緒に折り鶴を折り、平和記念像のそばに献納するツアー（3時間・170米ドル）や、地元の人々に親しまれている諏訪神社でご祈祷を体験するツアー（3時間・210米ドル）などを用意しています。 </p>
<p>船会社が提供する大人数向けのバスツアーという選択肢がある中で、あえてそれを選ばない乗客に向けた商品にする必要があると考え、以下の3点をツアー造成の軸としました。 </p>
<p>・少人数ならではのプライベート感があること <br />・事前予約なしで、当日参加できること <br />・地元の人々にとっても馴染みのある場所や文化を、ガイドが自分の言葉で伝えられる内容であること <br /> </p>
<p><img alt="2025_nagasaki_peacepark.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/2025_nagasaki_peacepark.jpg" width="897" height="673" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲平和記念公園ではゲストと共に折り鶴を折って、平和を祈る</h5>
<p></p>
<h4>― ガイド未経験のメンバーも多かったということですが、彼らが安心して現場に出られるよう、配慮した点はありますか。 </h4>
<p>いきなりひとりで有償ガイドを行うことへの不安を和らげるため、ふたつの「スモールステップ」を用意しました。ひとつ目は、ふたり1組でガイドを行う「ペアガイド」です。経験があり比較的自信のある方と、英語力や現場対応にまだ不安のある方を組み合わせ、共に行動してもらっています。説明や時間管理、英語対応など案内中も互いにフォローし合えるほか、精算や領収書の管理といった事務作業の役割も分担できてよかったという声が多く聞かれました。 </p>
<p>ふたつ目は、ツアー商品をあえて絞った点です。開始当初は2コースに限定し、研修で実際に歩いた場所を中心に構成しました。その後、現場に慣れてきた段階で、より柔軟な対応が求められるオーダーメイド型のツアーを追加しました。 </p>
<p></p>
<h4>― メンバーのスキル向上に向けて、運営の立場としてどのようなサポートを行っていますか。 </h4>
<p>研修の段階から、「横のつながりを大切にしてほしい」と伝えているのですが、その取り組みのひとつとして、オンラインのグループを活用し、メンバー同士が学び合える環境を整えました。 </p>
<p>運営側からの情報共有や仕事の案内をベースに、各自の業務報告もオンライン上で全体に見える形で共有してもらっています。「こんな質問を受けた」「このように対応した」といった現場での気づきが可視化されることで、他のガイドにとっても学びとなり、実践的なナレッジが少しずつ蓄積されていく仕組みです。彼ら自身が持っている知識や情報を積極的にシェアする動きも広がり、コミュニティ全体に自然な賑わいが生まれています。 </p>
<p>また研修終了後のフォローアップとしては、バスガイドとしての対応力を高める追加研修を実施したり、長崎凧（ハタ）の職人訪問や寺院での茶会体験など、個人ではアポイントを取りにくい学びの機会を用意したりしています。 </p>
<p><img alt="2025_nagasaki_onlinegroup.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/2025_nagasaki_onlinegroup.png" width="862" height="436" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲オンライン上で展開されているガイドコミュニティでは、積極的な交流が行われている</h5>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>販路の確保と「つなぐ役割」が、ガイド育成を持続させる </h3>
</div>
<h4>― 取り組みを進める中で、どのような成果や変化が見えてきましたか。 </h4>
<p>活動が広がるにつれ、ガイドツアーの受注経路にも変化が現れてきました。クルーズ乗船客向けのツアー販売に加え、2025年夏頃からは、旅行会社や地元のタクシー会社、ホテルなどを通じた依頼が徐々に増えています。 </p>
<p>あわせて、ガイドを職業として成立させることを見据え、2026年より報酬を２～３割引き上げました。仕事として続けられる収入を意識したことで、メンバーの反応も前向きです。 </p>
<p>個人での活動も希望するガイドについては、長崎県の多言語観光サイト「DISCOVER NAGASAKI 」にプロフィールを掲載しており、そこから直接依頼につながるケースも生まれています。 クルーズターミナルでの取り組みを通じて実績が可視化されたことで、成約の確度が読みづらかった初期の段階から、継続的かつ安定した販路の拡大ができているという手応えを感じています。 </p>
<h4>―<span data-contrast="none" xml:lang="EN-US" lang="EN-US" class="TextRun SCXW2576621 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW2576621 BCX0">Nagasaki Crewの今後の展望</span></span><span data-contrast="none" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW2576621 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW2576621 BCX0">を聞かせてください。</span></span><span class="EOP SCXW2576621 BCX0" data-ccp-props="{&quot;134245417&quot;:false,&quot;335551550&quot;:6,&quot;335551620&quot;:6}"> </span></h4>
<p>現在は、DMO NAGASAKIとしてオンライン旅行代理店（OTA）でのツアー販売も行っていますが、まだ十分な実績を上げられているとは言えません。今後は、長崎市内の定番ルートにとどまらず、隠れキリシタンの遺跡巡りといった高付加価値のツアーや、郊外エリアへの送客にも注力していく考えです。 </p>
<p>当面は、Nagasaki Crewのメンバーを80名規模まで拡充することを目標に、募集と育成を継続し、商品の磨き込みと情報発信の強化を通じて、ガイドの仕事が持続的に生まれる仕組みづくりを進めていきます。 </p>
<h4>―最後に、ガイド不足の課題を抱える全国の地域・DMO・自治体の方々に向けて、メッセージをお願いします。</h4>
<p>Nagasaki Crewの取り組みを振り返ると、「ここに行けばお客様がいる」という明確な販路を最初に確保できたことが、大きなポイントだったと感じています。仕事の入口が見えていたからこそ、ガイド育成と仕事のマッチングを無理なく進めることができました。 </p>
<p>もうひとつ重要なのが、ガイドと仕事をつなぐ「間に立つ存在」です。学び合いや交流の場だけでは仕事は生まれません。誰かが責任を持って案件を受け、ガイドにつなげていく役割が不可欠だと実感しています。 </p>
<p>ガイドを育てて終わりにするのではなく、販路の確保と自走できる仕組みをセットで設計すること。その積み重ねが、地域への愛着を仕事として成立させていく土台になるのではないでしょうか。 </p>
</div>
<p></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3908.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="通訳ガイドの仕事" src="/projects/regional-support/jnto_guide01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">ゲストに寄り添い訪日外国人旅行者に日本の魅力を伝える、通訳ガイドの仕事とは</p>
<p class="m-cardLink_desc">インバウンドの拡大に伴い、日本各地で本物を求める好奇心旺盛な訪日外国人旅行者が増えています。外国人旅行者の満足度を高めるために、重要な役割を果たすのがガイドです。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3873.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="ガイド" src="/projects/regional-support/pixta_39310815_M.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者の潜在的要望を読み解くガイドの存在</p>
<p class="m-cardLink_desc">全国で、訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方への誘客を促進するためにさまざまな取り組みが行われています。</p>
</div>
</a></div>]]></description>
            <pubDate>Tue, 26 May 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>地域が連携し、持続可能な観光の未来をつくる   ～日本におけるBest Tourism Villageの挑戦～ </title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3935.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>農漁村地域の持続可能な観光地域づくりを後押しする国際認定BTV </h3>
<h4>―はじめに、BTVの概要について教えてください。 </h4>
<p><strong>吉田さん（以下、敬称略）</strong>：BTVは、観光を通じて文化遺産の保全や持続可能な開発に取り組む優良地域を表彰・認定するプロジェクトです。農漁村地域が抱える雇用格差や人口減少、教育や技能の格差といった課題の解決に観光を活用し、地域の発展やウェルビーイングの向上につなげていくことを目指して、2021年にスタートしました。2025年までに世界57か国・236地域が認定を受けています。 </p>
<p></p>
<h4>―応募にあたっての資格や評価の基準はありますか。 </h4>
<p><strong>吉田</strong>： 応募資格は3つあります。1.人口1万5000人以下であること　2.農業・林業・畜産業・漁業などが重要な位置を占める景観にあること　3.地域コミュニティの価値観やライフスタイルが共有されていることです。 <br />申請はUN Tourism加盟国政府を通じて行われ、日本では観光庁が推薦を担当しています。審査では、持続可能な開発目標（SDGs）に関連する9つの基準に沿って評価されますが、地域の取り組みを公開文書や写真などのエビデンスとあわせて示すことも大切です。基準を満たした地域はBTVとして認定され、基準に達しない場合でも、潜在性が高いと判断された地域はUN Tourismの助言で課題分野の改善を図る「アップグレードプログラム」に選ばれます。 </p>
<p></p>
<h4>―BTV認定を受けることで、どのようなメリットがありますか。 </h4>
<p><strong>吉田</strong>： 一番大きいのは、「BTVネットワーク」という国際的なコミュニティに参加できる点だと思います。年4回の事例紹介ウェビナーでは各地域の優良事例を紹介し、地域づくりのノウハウや課題について学び合う機会を設けています。さらに研修の機会として、専門家から世界の持続可能な観光の動向や、業界からマーケティングの手法などが学べるオンライン研修も年4回開催されています。また、対面で開催される年次会合は、BTV地域間でのつながりが生まれる場です。実際、京都府美山町は会合への参加をきっかけにタイの観光関係者と交流し、「美山町に旅行者を送りたい」という具体的な話に発展したそうで、対面ならではの関係づくりが活かされた好例だと感じています。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_02.jpg" width="1599" height="1066" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲2025年のBTVネットワーク年次会合の後に開催されたBTVトロフィーの授与式の様子 </h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<p style="text-align: left;">加えて、認定地域はUN Tourismの公式ウェブサイトやSNSでも紹介されます。国連機関による制度であることから、「地域の取り組みが客観的に評価されている」という信頼性につながり、国際的な発信力を得られる点もBTVのメリットといえます。 </p>
<p style="text-align: left;"></p>
<h3>認定地域がつながり、学び合う中で生まれた日本版BTV連携協議会 </h3>
</div>
<h4>―つづいて、一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会の青田真樹さんにお伺いします。美山町では持続可能な観光の実現に向けて、どのような取り組みを行っていますか。 </h4>
<p><strong>青田さん（以下、敬称略）</strong>： 人口約3,100人の南丹市美山町は、自然や農山村の原風景が今も残る小さなまちです。この地域の魅力を伝えるため、地産食材を使ったおもてなしや、かやぶき文化に象徴される持続可能な暮らしを体験できる観光に取り組んでおり、その中でも特に人気なのが「半日田舎暮らし体験」です。古民家で地元の人と旅行者が一緒にご飯をつくって食べ、半日ゆっくり過ごすというシンプルな内容ですが、訪日外国人旅行者からも高い評価をいただいています。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_03.jpg" width="1200" height="800" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲地元の人と交流しながら、食事を楽しむ「半日田舎暮らし体験」 </h5>
<p>多くの旅行者を呼ぶことよりも、丁寧で質の高い体験を求める「価値のラグジュアリー」、つまり物質的な豪華さではなくその土地でしか得られない豊かさを重んじる方々に来てほしいという考え方は、美山町だけでなく、他のBTV認定地域にも共通しているものだと思います。 </p>
<p></p>
<h4>―2021年にBTV認定を受けた後、美山町ではどのような変化がありましたか。 </h4>
<p><strong>青田</strong>：初年度は北海道ニセコ町と美山町がBTVに認定され、北海道美瑛町がアップグレード地域になったのですが、「同じ理念を持つ地域同士で学び合いたい」という思いから、すぐに連絡を取りました。3地域で勉強会を開いたり、ニセコ町の高校生が美山町へ校外学習に来てくれたりと、交流が少しずつ広がっていきました。 </p>
<p>その後は新たな地域も加わり、担当者同士の自主的な会議や宿泊事業者の相互訪問など、取り組みの幅も拡大しました。美山町と同じく「重要伝統的建造物群保存地区」を持つ白川村を訪問し、得られた知見を施策に反映するなど、他地域の実践を生かす動きも進んでいます。交流を重ねる中で、各地域が抱える観光課題や、非都市地域ならではの困りごとを率直に語り合えるようになり、気軽に相談できる関係が育っていったことは、大きな変化だったと感じています。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_04.jpeg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_04.jpeg" width="1167" height="875" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲2025年7月、奈良県明日香村へ視察に行くなど、地域間の相互交流を通じて、多くの学びが得られた </h5>
<p>こうした積み重ねから、「地域同士が横につながり、互いに高め合える仕組みをつくろう」という動きが自然と生まれていきました。規約づくりや枠組みの調整はUN Tourismアジア太平洋地域事務所に支えていただき、2024年に日本版BTV連携協議会が発足しました。 </p>
<p></p>
<h4>―日本版BTV連携協議会で取り組んでいることや成果について教えてください。 </h4>
<p><strong>青田</strong>：年1回の総会・シンポジウム開催（後述）のほか、各地域に共通する「自分たちの取り組みをきちんと伝える場所をつくりたい」という思いを形にするため、日本語・英語併記で、BTVの概要や各地域を横断的に紹介するデジタルパンフレットを制作しています。電子ブックのように閲覧でき、国内外の方々にわかりやすく情報を届けられるよう工夫しています。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_05.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_05.jpg" width="439" height="615" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲日本版BTV連携協議会で制作しているデジタルパンフレット </h5>
<p>今後は、このパンフレットを基盤に、ホームページなどを通じた情報発信を強化していく予定です。発信の場が整うことで、BTV認定地域が連携して取り組む強みを、より効果的に生かせるようになると考えています。 </p>
<p>たとえば、外国人旅行者に向けた日本のマナーや考え方の紹介は、ひとつの地域だけの発信では届きにくいかもしれませんが、各地域が共通のメッセージとして発信することで、説得力も広がりも大きくなります。こうした取り組みが観光課題の解決に寄与したり、旅行者が「旅のあり方」を見直すきっかけになることを期待しています。 </p>
<p>また、年に2回、JNTOとの情報交換の場を設けています。我々からは地域が抱える課題や発信したい内容を共有し、JNTOからは世界の観光動向やサステイナブルツーリズムの最新情報を伺っています。こうした意見交換は、BTV地域の取り組みを前に進めるうえで大きな刺激になっています。 </p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>高く称賛される日本の連携モデルを世界へ </h3>
</div>
<h4>―地域とともに、日本版BTV連携協議会の事務局を務めるUN Tourismアジア太平洋地域事務所では、どのような役割を担っているのでしょうか。 </h4>
<p><strong>吉田</strong>：日本版BTV連携協議会として、年に1回の総会を開催しています。2024年は白川村、2025年はニセコ町で実施し、あわせてシンポジウムも協議会として開催しました。シンポジウムについては、一般にも公開することで、BTVの価値や認知度を高めたいと考えています。実際、ニセコでは地元の観光関連事業者をはじめ、多くのニセコ高等学校の生徒の方たちにも参加いただき、地域の理解や関心が広がる場になりました。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_06.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_06.jpg" width="1427" height="1070" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲2025年ニセコ町で開催されたシンポジウムでのパネルディスカッションの様子 </h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<h4>―日本版BTV連携協議会について、今後どのような広がりを期待されていますか。</h4>
<p><strong>吉田</strong>：日本版BTV連携協議会は、日本の認定地域が「横でつながりたい」「学び、高め合いたい」という思いから自主的に立ち上げた枠組みです。草の根で始まった取り組みでありながら、組織としての体制がしっかり整っていることから世界でも「先進的なモデル」とUN Tourismからも高く評価されており、UN Tourism BTV関連の発表や出版物には、常に日本版BTV連携協議会の事例が紹介されています。今後は、こうした日本の実践をさらに世界へ発信し、海外との双方向の学びの場をいっそう広げていきたいと考えています。 </p>
<p></p>
<h4>―BTVに取り組む上で、地域にはどんな準備や心構えが求められるのでしょうか。 </h4>
<p><strong>吉田</strong>：BTVは、地域が主体的に関わってこそ真価を発揮する仕組みです。そのため、2年ごとに活動報告書を提出し、今後の取り組みに対するコミットメントを示す責務があります。また、担当窓口となる方には、英語でのコミュニケーションが可能であること、地域の観光発展に携わっていること、そしてBTVネットワークへ積極的に参画できることを要件としています。 </p>
<p>英語に不安を感じられる地域もありますが、外部人材の協力やオンライン翻訳などのデジタルツールを活用して対応している例もあります。求められるのは完璧な英語ではなく、「伝えようとする姿勢」です。国際的な場でも、その熱意は必ず届きます。実際、当初は自信がないと話していた担当窓口の方も、積極的な姿勢によって、世界に仲間を広げています。 </p>
<h4>―最後に、BTVの認定を目指す地域や、持続可能な観光に取り組む地域のメッセージをお願いします。 </h4>
<p><strong>吉田</strong>：BTVの認定は大きな成果ですが、それ以上に価値があるのが、申請に向けて取り組むプロセスです。観光が農業や地場産業、教育など、地域の多様な分野と密接につながっていることに気づき、「観光の本来の価値を見つめ直すきっかけになった」という地域もありました。地域が主体となって一歩を踏み出し、BTVネットワークおよび日本版BTV連携協議会の仲間に加わっていただければと思っています。 </p>
<p><strong>青田</strong>：BTV認定地域には、地域に流れる空気感そのものがすばらしい場所が多いと感じています。新しく何かをつくり出すのではなく、その土地が本来持つ魅力を丁寧に紡いでいくことこそ、地域にとっても、訪れる人にとっても大切な価値につながるのではないでしょうか。「暮らしの中にこそ価値がある」という理念がほかの地域にも広がっていけば嬉しいですし、そうした取り組みをみなさんと一緒につくっていけたらと考えています。 </p>
<p><img alt="BestTourismVillage_07.jpeg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/BestTourismVillage_07.jpeg" width="1454" height="1090" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲2025年、日本版BTV連携協議会 第2回総会のフォトセッション</h5>
<p>・日本版BTV連携協議会が作成したパンフレット</p>
<p><a href="https://btv-japan.com/brochure/" target="_blank" rel="noopener">https://btv-japan.com/brochure/</a></p>
<p><br />・UN Tourism Best Tourism Villages2026募集要項はこちら</p>
<p><a href="https://www.untourism.int/best-tourism-villages-2026" target="_blank" rel="noopener">https://www.untourism.int/best-tourism-villages-2026</a><br /><a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo07_00009.html" target="_blank" rel="noopener">https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo07_00009.html</a></p>
</div>
<div class="m-cardLink" style="margin-bottom: 0;"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3866.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="持続可能な観光地" src="/projects/regional-support/a2e24fd4a719e7c11128c885f6910d91611a5d29.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
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<p class="m-cardLink_title">UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジ2023に選ばれた白馬村が目指す「持続可能な観光地」とは</p>
<p class="m-cardLink_desc">UNWTO「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2023」に選ばれた長野県白馬村。国際的評価を受けた背景や、自然環境と共生しながら進める持続可能な観光地づくりの取り組みを紹介します。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink" style="margin-bottom: 0;"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3901.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="ジオパーク" src="/projects/regional-support/8c39cf6afb01f204eb9710d3388e7fbf1ebc2301.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
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<p class="m-cardLink_title">泊まれるジオパーク拠点を核に、官民連携の持続可能な地域づくりを目指す～隠岐諸島・海士町の取り組み～</p>
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</div>
</a></div>]]></description>
            <pubDate>Tue, 20 Jan 2026 11:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>国土交通大臣賞に輝いた小さな酒どころの高付加価値ツーリズム　―KURABITO STAYが実践する地域一体型「蔵人体験」の取り組み</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3930.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>蔵の一部を宿泊施設にした酒造り体験で30カ国以上のインバウンドを魅了</h3>
<h4>―初めに、体験型観光「蔵人体験」について、どのような内容か教えてください。</h4>
<p>KURABITO STAYが拠点とする長野県の佐久地域は、300年以上前から酒造りが続く日本屈指の米どころです。その中でも橘倉酒造は元禄9年に創業した老舗です。敷地内にはかつての蔵人たちが寝泊まりしていた建物があり、「蔵人体験」はそこに宿泊していただく前提で酒造り未経験のお客様を「蔵人」としてお迎えするという、どこにもない体験型旅行商品となっています。</p>
<p>幸いなことに橘倉酒造側でも過去に外部の未経験者を酒造りに参加させたことがあり、参加者に基本的なことを遵守してもらえれば受け入れる土壌ができていたことから、商品販売にこぎつけることができました。</p>
<p>酒造りは冬季に行うものですので、基本は11月から3月までがオンシーズンです。麹造りが中心になる1泊2日コースと、もう少し深く仕込みに関わる2泊3日コース、リピーター限定の「その先」を体験する本格コースなどをご用意しています（麹造りのみのコースは、春秋も体験可能）。<br />食事は、朝食のみを提供する泊食分離にしています。私たちだけでお客様を囲い込むのではなく、地域を歩いてもらいたい。そのために地元の協力飲食店を「クラビトフレンドリーショップ」と呼び、街歩きマップを作ってご案内しています。</p>
<p><img alt="KURABITOSTAY_02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/KURABITOSTAY_02.jpg" width="958" height="640" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲地域の女性たちが作る蔵人の健康朝ごはん©KURABITO STAY</h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<h4>― KURABITO STAYにはどのようなお客様がいらっしゃいますか。</h4>
<p>開業当初から客層は、国内の日本酒が好きな方々が6割、インバウンドが4割を想定し、それが現在も続いています。これまで30カ国を超えるインバウンドの方々が来てくれました。先日もドイツとルーマニアから初訪日の2人組に「どうしてわざわざここに？」と聞いたところ、「ネットでKURABITO STAYの記事を見て興味が湧いたから。この後は岐阜をまわって帰りに時間があったら京都かな」とおっしゃっているのを聞いて驚きました。国内のお客様もそうですが、マスツーリズム的な思考ではなく、よりニッチな旅行を楽しみたい方々に支持されているように感じます。</p>
<p></p>
<h3>英語メニューや英会話マニュアルに加えて個別フォローを大切に</h3>
</div>
<h4>―橘倉酒造との出会いや起業に至るまでの経緯を教えてください。</h4>
<p>橘倉酒造とは、結婚・出産を経て、出身地である長野県小諸市の地域おこし協力隊になり、隣まちの佐久市を含めた商品づくりをする中でご縁ができました。地域おこし協力隊の退任後も販促活動などをお手伝いしており、「蔵人体験」のアイデアをご相談したときも、橘倉酒造の井出社長が「それはいいね」と賛同してくださったことで現在に至ります。</p>
<p>「蔵人体験」には、民間と行政、双方の立場で旅行商品づくりに携わった自分の「地域と深い関係を結ぶことができる観光地域づくりをやってみたい」という思いが全て詰まっています。<br />これを具体的に事業化するために色々なビジネスコンテストに参加しましたが、最も起業を後押ししてくれたのは2019 年2月の「みんなの夢AWARD」の全国大会でグランプリをいただいたことです。その副賞や公的な助成金を元手に３カ月後に起業し、同年秋から宿泊施設のリノベーションを始めました。</p>
<p><img alt="KURABITOSTAY_03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/KURABITOSTAY_03.jpg" width="1246" height="830" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲酒造り職人が寝泊まりしていた宿舎をリノベーションしてできた宿泊施設<span>©KURABITO STAY</span></h5>
<p></p>
<h4>― 地域が一体となった受け入れ体制づくりにおいて、どのような点を工夫しましたか。</h4>
<p>「みんなの夢AWARD」グランプリ受賞後にまず、地元の公民館で有識者の講演を盛り込んだ説明会を開催し、地域の方々に向けて正式に決意表明をしました。<br />クラビトフレンドリーショップは、橘倉酒造から紹介してもらった地元店の中から料理のジャンルがかぶらない6店舗（現在は7店舗）にお声がけしました。農泊に関する補助金を使って何度もインバウンドセミナーを開いたり、英語併記のメニューや英会話マニュアルなどのツールを充実させたりして安心感を高めていってもらいました。</p>
<p>それと並行して、店ごとにも細かくフォローしてまわりました。例えば鳥料理のお店は、ラーメンのチャーシューに卵を産み終わった鶏の肉を加工して無駄なく使っています。それを説明したら、きっとSDGsが定着している欧米のお客様は「サステナブルだね」と評価してくださるはずです。そうしたその店で起こりそうなことを一つずつ考えていきました。<br />キャッシュレス対応も、既に導入されている他県の飲食店経営者の方を招いて話を聞く場を設けました。<br />このように色々と準備に奔走しましたが、私が地域の方々と一番共有したかったことは、「人を喜ばせられるのは人なので、お客様を温かい気持ちで迎えてください」ということです。準備期間中は、私自身も毎日どこかのフレンドリーショップでごはんを食べながら、皆で受け入れていく雰囲気を盛り上げていきました。</p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>100%自社発信のPRと温かな交流、ニッチに振り切る企画力で集客</h3>
</div>
<h4>― インバウンド集客のための販促活動は、どのような媒体を活用されていますか。</h4>
<p>集客は自社サイトとSNSの公式アカウントのみで、OTAなどには頼らず100%自社発信で行っています。お客様アンケートによると口コミが3割、SNSが5割、残りはNHK WORLD-JAPANなどのメディアを見て来てくださったことがわかっています。</p>
<p>私たちが初めから理想としていた集客プランは、「酒蔵の中に入る」という希少な体験であることも踏まえて、地域の人たちがストレスを感じないお客様に来ていただく、ということでした。そのためにはやはり、目の前のお客様一人ひとりに"思わず口コミで広げたくなるくらい満足していただく"ことが重要です。</p>
<p><img alt="KURABITOSTAY_04.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/KURABITOSTAY_04.jpg" width="1086" height="724" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲唯一無二の本物の蔵人体験（酒造り）を楽しめる場所©KURABITO STAY</h5>
<p style="text-align: center;"></p>
<p>SNSでの発信を含め、自分たちの受け入れ方一つで良質なお客様を誘引できるようになれば、その結果、地域にも酒蔵にもリスペクトの気持ちを持ってくれるお客様が増えて、地域もまた喜ぶ好循環が生まれます。開業当初はインフルエンサーの方々にも来ていただいたこともありましたが、今は集客の特効薬はないと考えて、日々の積み重ねを大切にしています。</p>
<p></p>
<h4>― 酒造り体験は冬季が中心ですが、それ以外のオフシーズンのコンテンツ作りのポイントは何でしょうか。</h4>
<p>開業3年が過ぎ、心にも経済的にもゆとりができるようになってからオフシーズンのコンテンツづくりに取り組みました。おいしい日本酒のお米はどこで作られているのか、その圃場を電動自転車で見て回るサイクリングツアーなら、二次交通問題も解消できます。体を動かすことが好きなアメリカやオーストラリアの方々が「リアルな田園風景が見たい」と喜んで参加してくれます。</p>
<p>先日も農道をサイクリングしていたら、ちょうど地元農家のおとうさんがかんぴょうの元になるユウガオを収穫していたところで立ち話に花が咲きました。ゲストにとっては、こういう田舎道での名前も知らないおとうさんとの立ち話が、権威ある観光スポットの見学よりも日本の思い出として長く残るかもしれないですよね。KURABITO STAYはいつでもそういう日常の光景を大切にする場所でありたいと思っています。</p>
<p><img alt="KURABITOSTAY_05.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/KURABITOSTAY_05.jpg" width="995" height="746" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲酒米、水、人、日本酒のルーツを巡るサイクリングツアー©KURABITO STAY</h5>
<p></p>
<h4>― 2020年3月の開業から5年が経った今、地域の波及効果について教えてください。</h4>
<p>起業以来、様々なご支援や補助金等を受けながら、「蔵人体験」にまつわる業務を地域の事業者さんたちに発注し、経済を回すことができてきたように感じています。気持ちの面でも初めは緊張していたフレンドリーショップから「今週末はどんな人たちが来てくれるかな」という声が聞こえてきて、嬉しい変化を実感しています。<br />また、長野県の酒蔵コラボ第2弾として、今度は上田市にある岡崎酒造と組み、2025年5月に酒蔵ホテル®「KIREI」が開業しました。岡崎酒造には、かつて本格的に料理の修行をした蔵人がいることを活かして、貴重な銘柄を美味しい肴と一緒に味わう岡崎酒造独自の構成にしています。</p>
<p>酒蔵前のホテルは一棟貸しで、大好きな酒蔵を見ながら夜通し酒盃を傾けることができる、というかなり通好みの構成になっていますが、私はいつも"振り切る"ことが正解だと考えています。無難なものを作るよりは大手がやらない、ニッチなことに振り切った方が周囲の評価は高まり、自分たちの自信にもなっていきます。</p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>地域の誇りを再確認、自分たちの持ち味を磨き上げていく創意工夫を</h3>
</div>
<h4>― 第９回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の国土交通大臣賞を受賞されました。</h4>
<p>今回の受賞により、佐久の方々に自分たちの土地や伝統、歴史、文化に改めて誇りを感じてもらえることができたのが何より嬉しいです。また、「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード（※）」にも選んでいただき、ひときわ大きな喜びを感じています。<br />私が観光業界の心ある諸先輩たちからたくさんのことを学ばせてもらったように、今度は自分たちが若い方々の道しるべのような存在になれたらと思っています。</p>
<h4>― 最後に、全国の地域・自治体・DMO・観光業者の方々に向けてメッセージをお願いします。</h4>
<p>地域おこし協力隊時代のことです。市民の方々に地域の魅力を聞き取りすると、大抵の方が「こんなところには何もない」とおっしゃるのですが、根気よくお付き合いしていくうちに「味噌づくりに伝統がある」とか「あれが美味しい」といった自分たちの持ち味を再確認していく姿を何度も見てきました。<br />おそらく今も全国各地にありがちな「何もない」を、ニッチな魅力として磨き上げていく創意工夫は、これからの観光業者により求められていくことだと感じています。</p>
<p>それから、地域では女性たちや業界未経験者の活躍の場がまだまだ少ない状況が続いています。観光業界の人材不足を語るとき、かつての自分のように「社会に参加したい！」と渇望する女性たちの登用にも、ぜひ目を向けてほしいですね。</p>
<p><img alt="KURABITOSTAY_06.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/KURABITOSTAY_06.jpg" width="963" height="642" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">▲佐久のお酒を口に含んだ時、この景色を思い出してもらえるよう日々取り組む ©KURABITO STAY</h5>
<p></p>
<p>※「ジャパン・ツーリズム・アワード」<br />「旅のチカラ」の再生と持続可能性の確保に貢献する優れた取り組みを表彰する事業。国内外の持続可能な取り組みを広く社会に知らしめることで、ツーリズムへの理解を深め、さらなる発展に寄与することを目的としています。</p>
<hr />
<p><strong>田澤 麻里香</strong></p>
<p>株式会社KURABITO STAY　代表取締役</p>
<p>2019年2月、長野県佐久市にある橘倉酒造での「蔵人体験」企画で「みんなの夢AWARD」全国大会グランプリを獲得。2020年3月、世界初の酒蔵ホテル®KURABITO STAYをオープン。2025年5月、岡崎酒造と組んで一棟貸しの酒蔵ホテル®「KIREI」をオープン。2025年8月、第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」国土交通大臣賞を受賞。</p>
<p></p>
</div>
<p></p>
<div class="m-cardLink">
  <a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3900.html">
    <div class="m-cardLink_img">
      <img alt="高付加価値旅行者" src="/projects/regional-support/luxuarytravel_mr.numano.JPG" />
    </div>
    <div class="m-cardLink_text">
      <p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
      <p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者に選ばれるデスティネーションになるために必要なこと</p>
      <p class="m-cardLink_desc">欧州を中心とする高付加価値旅行（ラグジュアリートラベル）取り扱い旅行会社が加盟するコンソーシアムのひとつである「Serandipians」（セランディピアンズ ）。</p>
    </div>
  </a>
</div>

<div class="m-cardLink">
  <a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3863.html">
    <div class="m-cardLink_img">
      <img alt="サイクリングで" src="/projects/regional-support/31d95fa257d5417e4a4981cb69ecfd8f2b91fe0d.jpeg" />
    </div>
    <div class="m-cardLink_text">
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      <p class="m-cardLink_title">サイクリングでニッポンの地域を元気に、ディスカバー九州―CYCLING ISLAND KYUSHU－の挑戦（前編）</p>
      <p class="m-cardLink_desc">インバウンドにおいて、高まるコト消費への対応、地域の観光資源掘り起こし、SDGs、健康管理といった様々な観点から着目されているサイクルツーリズム。</p>
    </div>
  </a>
</div>
]]></description>
            <pubDate>Tue, 21 Oct 2025 15:31:53 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>ビフォー・アフターの事例から学ぶ、視聴者の心をつかむ縦型ショート動画制作ポイント</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3922.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area"><!--%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304B%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3089%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30EA%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C3%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C1%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C6%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30AD%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30B9%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C8%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A8%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C7%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A3%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30BF%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304C%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u5165%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u308B%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u7B87%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u6240%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3067%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3059%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520START%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520-->
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<h3 id="article_p_0">広がる縦型ショート動画 SNS非フォロワーにも届く新しい発信スタイル</h3>
<p>縦型ショート動画とは、スマートフォンの向きを変えることなく縦にしたままで視聴できる縦横比9：16、動画尺約60秒以内の短尺動画です。主にSNS投稿などに活用されており、日本への誘客促進にも有効なプロモーション手段として重要視されています。</p>
<p>では、なぜ今縦型ショート動画が注目されているのでしょうか？</p>
<p>現在、Instagram（リール機能やストーリーズ機能）、YouTube（Shorts）をはじめとする多くのソーシャルメディアにおいて縦型ショート動画を投稿・視聴できるプラットフォームが整備されています。これまでのSNSは、見たいコンテンツを見るために、「キーワード検索」「チャンネル登録／フォロー」などをする必要がありましたが、現在は、AIによるレコメンド機能（おすすめ機能）の発達により、視聴履歴やユーザーの趣向に合わせた動画を自ら探さなくても次々と視聴できるようになりました。加えて、縦型ショート動画はユーザーの趣向にあった有益なコンテンツであれば、他のユーザーに次々とレコメンドされていきます。このように、レコメンド機能の発達によるSNS上での拡散性の高さが、縦型ショート動画がプロモーション手法として注目されている理由のひとつと言えます。また、縦型ショート動画はスマートフォン1つあれば誰でも簡単に制作することができます。そうした参入障壁の低さも、縦型ショート動画が注目されている要因です。</p>
<h3>縦型ショート動画の収集・発信事業とは？</h3>
<h4>― 縦型ショート動画が人気となっている背景と、訪日プロモーションとしても有効とされる理由を教えてください。 </h4>
<p>「縦型ショート動画」は、スマートフォンを縦型のまま視聴できる60秒以内（30秒以内が主流）の短尺動画です。2017年にTikTokで提供されたことをきっかけに、短時間でエンタメ要素の強いコンテンツを求める視聴者のニーズが高まり、2020年にInstagram（リール機能やストーリーズ機能）、2021年にはYouTube（Shorts）でも投稿・視聴できるようになりました。</p>
<p>縦型ショート動画には、アカウントのフォロワーだけでなく、非フォロワーにもリーチするアルゴリズムが組み込まれています。ユーザー画面には、視聴履歴をもとにユーザーの趣向に合わせた動画が次々と流れる仕組みのため、非フォロワーにも見てもらいやすいことが特徴です。このため、訪日客への認知度拡大を図りたい、フォロワーを増やしたい自治体や事業者の方々が取り組むプロモーション手法として、非常に有効です。実際、弊社が行った施策でも、SNS投稿を行った日に商品の検索数が一気に伸びた実績があります。また、スマートフォンひとつで撮影から編集、配信まで行えて、気軽に取り組みやすいという点も魅力です。 </p>
<h5 style="text-align: center;"></h5>
<h3>"短く、シンプルに、美しく"が動画制作の鍵 </h3>
<h4>― 外国人をターゲットにした日本紹介の動画では、どんなものが人気ですか。また、制作するにあたり心得ておく点はありますか。 </h4>
<p>海外で注目度が高く、魅力的に映る日本のコンテンツとしては、日本固有の文化や建物、食べ物、日本でしか見られない景色や体験が挙げられます。それらを冒頭に入れ、まず興味を喚起することが重要です。ただし、正直なところ、日本で人気となる動画と、海外で人気となる動画に大きな違いはありません。弊社は本社がアメリカで、日本を含め9の国と地域に展開しており、動画を各国で共有して投稿を行うことがあります。その経験から、国ごとで人気に著しい差が出ることはなく、見て楽しいもの、面白いもの、美しいものが人気を集めます。言葉がなくても見てわかるコンテンツかどうかが、ますます好まれる傾向になっています。 </p>
<p>制作にあたり意識しておくべきは、SNSのトレンドは移り変わりが早いことでしょう。トレンドの音源、動画フォーマット、ハッシュタグなどに敏感になり、情報をアップデートしながら作っていくことが重要です。１ヵ月前に流行っていた音源が数ヵ月後には時代遅れとなることもしばしばです。もう一点、届けたい情報をあれこれ詰め込みすぎないこと。海外の人から見て魅力的なポイントを厳選し、情報過多にならないよう、できるだけ尺をコンパクトにすることを心掛けてください。海外の人が日本のどんなところを魅力に感じるかを理解するには、普段から外国人インフルエンサーなどをフォローし、彼らが日本の観光地をどのように切り取って発信しているかを見て参考にすると良いでしょう。 </p>
<p>本事業に参加いただいた事業者の方々にお伝えした動画制作のポイントについては、2024年に公開された「<a href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/news/3874.html" target="_blank" rel="noopener">地域の魅力発信のために縦型ショート動画の制作・編集支援を実施～JNTO縦型ショート動画事業の取り組み～</a>」でも紹介しています。ご参照ください。 </p>
<p></p>
<h3>動画事例①から学ぶノウハウ：厳選した映像で、尺はできるだけ短く </h3>
</div>
<h4>― 本事業で実際に制作された動画を例に、動画制作と編集のポイントを教えてください。その過程にあたり、事業者にどのようなアドバイスを行い、また、提出された動画をどのような観点で編集されたのでしょうか。 </h4>
<p></p>
<p></p>
<p style="text-align: center;"><strong>長野県観光機構様 / Exploring Japanese Autumn Through The Color Red </strong></p>
<div style="position: relative; width: 100%; max-width: 315px; height: 560px; margin: 0 auto; overflow: hidden;"><iframe style="position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%;" src="https://www.youtube.com/embed/vshSXETCJg0" title="YouTube Shorts video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="allowfullscreen">
  </iframe></div>
<p>こちらは、長野県観光機構様が制作した紅葉シーズンにおけるエリアの魅力を伝える動画です。当初は、都心から車で行けるアクセスの良さを伝えたいという相談がありましたが、テロップに文字情報を詰め込んでしまうと、本来伝えたい魅力が薄れてしまいます。細かい情報はすべて投稿本文での補足に回し、紅葉やりんごの「赤」というくくりで動画をまとめることをアドバイスしました。 </p>
<p></p>
<p>構成案をまとめたら、次に撮影です。撮影では、できる限り天気の良い日を選んでください。自然光のバランスがうまくいかないと暗い映像になり、きれいな紅葉の赤が映えません。また、りんご1つ撮るにも、自然光を意識し、さらに、引きで撮ったり寄りで撮ったり、また、青空をバックにしたり、りんごをもいでいるシーンを撮ってみたりとさまざまなパターンを撮影しておきます。</p>
<p></p>
<p>長野県観光機構様が制作した動画は30秒でしたが、最終的には弊社で編集を行い、18秒まで短くしました。30秒以内が主流というのはあくまで目安であり、実際は内容次第です。動画では、赤のモチーフは紅葉とりんごのみ。それだけで30秒続くとユーザーも飽きてしまうため、クオリティが良くない素材、似たようなアングルの素材を抜いて短くしました。先ほど、映像をさまざまなアングルで撮影しておくと伝えましたが、全部を使う必要はありません。誰に何を伝えるのか明確にし、あらかじめ設定したストーリーの軸に沿っていらない部分をそぎ落とします。縦型ショート動画は、極論ではたった2秒で再生数を稼ぐものもありますので、思い切って尺を短くする勇気が必要です。また、より惹きつける演出にするため、冒頭から、音楽のリズムに合わせて動画シーンとテロップをテンポよくはめ込んでいき、さらに白黒から音に合わせて紅葉の色にパッと切り替え目を引く編集も弊社で加えました。 </p>
<p></p>
<p>本事業では弊社が第三者的にアドバイスを行いましたが、事業者様だけで制作を行う場合、おそらく社内にはプライベートで普段からSNSをよく見ている方がいると思います。彼らに配信前の動画を共有してフィードバックをもらったり、また、外国人のスタッフがいればユーザー目線での意見をもらったりすることも参考になると思います。さらに動画内に文字情報を入れる場合、基本的には英語や対象市場の言語で行います。社内の外国人に手伝ってもらう他、最近は生成AIによる翻訳機能が向上しています。たとえば、「この文章を外国の人が興味を持てるようなカジュアルな英語に翻訳して」といった指示を入れると、ほとんど問題のない翻訳が出てきます。地名などの固有名詞は修正が必要な場合もありますが、こうしたツールの利用も助けになるかと思います。ただし、AIは完璧ではないので、アイディアの手助けとして使用いただくことをおすすめします。 </p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3>動画事例②から学ぶノウハウ：ストーリー性重視で、行ってみたい！を喚起する </h3>
</div>
<h4>― 2事例目の動画について、動画制作時のアドバイスと編集のポイントを教えてください。 </h4>
<p></p>
<p style="text-align: center;"><strong><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW79558000 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW79558000 BCX0">白馬村観光局</span><span class="NormalTextRun SCXW79558000 BCX0">様</span><span class="NormalTextRun SCXW79558000 BCX0"> / </span></span><span data-contrast="auto" xml:lang="EN-US" lang="EN-US" class="TextRun SCXW79558000 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW79558000 BCX0">Escape the Crowds in Japan</span></span><span class="EOP SCXW79558000 BCX0" data-ccp-props="{&quot;201341983&quot;:0,&quot;335559740&quot;:240}"> </span></strong></p>
<div style="position: relative; width: 100%; max-width: 315px; height: 560px; margin: 0 auto; overflow: hidden;"><iframe style="position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%;" src="https://www.youtube.com/embed/oAuh4iYjV2w" title="YouTube Shorts video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="allowfullscreen">
  </iframe></div>
<p></p>
<p>こちらは、白馬村観光局様が制作した山を登るハイキングの動画です。撮影前、山登りができることをテロップとナレーションのどちらで伝えたらよいかといった相談をいただきました。テロップは、きれいな映像の魅力を損ねてしまう場合があるため、映像の美しさを最大限に活かすならあえて入れない方がよいとお伝えしました。ナレーションについても、視覚情報だけで十分に内容が伝わる場合は無理に使用する必要はありません。特に、映像の構成（ストーリー）によって意図が明確に表現できるのであれば、流行している音源を効果的に使うためにもナレーションは不要と判断しました。 </p>
<p></p>
<p>こうした方針に沿って、最終的な動画では山登りのシーンから始まる構成となりました。事業者が当初制作した動画では、1カット目は山頂から見える絶景で、途中に、人が山を登るシーンが挟まっている構成でした。絶景から始まる動画は確かにインパクトがありますし、提出された映像も高いクオリティでしたが、今回は山を登ってきたら、山頂に絶景が見えるというストーリーが重要です。自分も行ってみたいと共感できる構成になるよう、時系列に沿って映像の順番を整理しました。また、弊社による編集で、制作当時、自然やハイキングを紹介するコンテンツで流行っているトレンド音源に差し替えました。プラットフォームにもよりますが、流行りの音源をフックに流入して、ユーザーがその動画にたどり着く場合もありますので、流行りの音源を積極的に利用することもおすすめします。</p>
<p></p>
<div class="p-wp js-contents-area">
<h3><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW62417212 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW62417212 BCX0">最優先すべきは「誰に届けるか」の明確化</span></span><span class="EOP SCXW62417212 BCX0" data-ccp-props="{&quot;201341983&quot;:0,&quot;335559740&quot;:240}"> </span></h3>
</div>
<h4>― 縦型ショート動画を配信するSNSアカウントを運用するにあたっては、具体的に何を行えばいいでしょうか。 </h4>
<p>まず、ユーザーがフォローしたくなるアカウントを構築するには、誰に向けた配信なのか、明確なターゲット設定が重要です。それに合わせて投稿デザインの統一化を図ります。さまざまな字体やバラバラなフォーマットが使われていると、フォロワーに魅力的なアカウントと映りません。投稿頻度はフィード投稿を週2～3回以上行うのが理想です。これ以下だとユーザーからもプラットフォーム側からもアクティブなアカウントと認識してもらえません。投稿頻度を増やすには、たとえば、長尺な動画を複数回に分けることで投稿回数を増やす方法もあります。また、すでに投稿済みの既存素材を再編集し、流行っている音源に乗せて再投稿するのも一計でしょう。フィード投稿をした翌日にストーリー配信を行うのも、注目度を上げるという意味では有効です。 </p>
<p>ユーザーとのコミュニケーションを図ることも、プラットフォーム側に有利なアカウントと認識してもらうために重要な指標です。DM（ダイレクトメッセージ）への返信はもちろん、コメント欄への返信も基本です。逆にコメントがあまりつかなければ、アンケート機能を使って、ユーザーにどれが興味あるかを問いかけてみるなど、ユーザーとの定期的なコミュニケーションを図ってみましょう。 </p>
<p>また、ある程度の投稿がたまってからになりますが、さらなるフォロワーの増加を目的に、多少の費用をかけてプレゼントキャンペーンや広告配信を行う手法もあります。 </p>
<p>最後がインサイトの分析です。投稿しても投稿後の分析をしない方が実は多いようですが、インサイトを分析することで、どんな種類の投稿がよく見られているのかがわかります。たとえばグルメ系の投稿が人気であればグルメ系の投稿を増やせばユーザーのニーズにマッチしたアカウントに成長していけます。 </p>
<p> </p>
<h4>― 説明していただいたポイントのうち、実行するうえで優先度の高いものはどれですか。 </h4>
<p>1点目に挙げた、ターゲットの明確化ですね。新規でアカウントを始める方はもちろんですが、これを把握しないままアカウントの運用を続けている方もいらっしゃいます。この機会に今一度見直して、方向性を確認するとよいでしょう。 </p>
<p> </p>
<h4>― 最後に、これから縦型ショート動画に取り組もうとされる方々へのメッセージをお願いします。 </h4>
<p>日々の業務が忙しい中、動画制作と聞くと身構えてしまうと思いますが、縦型ショート動画にはスマートフォンひとつで始められる手軽さがあります。SNSの世界では、高いお金をかけて作り込んだものが必ず多く再生されるというわけでもなく、親近感あふれるカメラワークで撮ったものが突然バズることがおもしろい点でもあります。さまざまな動画を撮って投稿し、トライアンドエラーを繰り返す中で、どのような動画が自分たちのコンテンツに向いているのか時間をかけて見つけ出していただければうれしく思います。 </p>
<p></p>
<hr />
<p><strong>Tastemade</strong></p>
<p>2012年ロサンゼルスで設立されたライフスタイル動画メディアTastemade, Inc.の日本法人として、2016年に設⽴。 オリジナルコンテンツの制作・配信サービスを行い、自社アカウントのSNSフォロワーは合計1,120万⼈超。 ハイクオリティな映像とこだわり抜かれた世界観を醸し出す動画は⼀般視聴者に加え、企業からも注⽬を集め、動画に関するノウハウなどの提供も行っている。 </p>
<p> </p>
<p><strong>西原 佳穂 / アカウント・エグゼクティブ </strong></p>
<p>広告代理店にてメディアバイイングやセールスプロモーション課題に対する広告・販促物の企画業務に従事後、Tastemade Japanに入社。現在は、商品や地域などの認知拡大に向けたTASTEMADEの動画制作・配信やSNSアカウント運用を活用したソリューション提案を担当。 </p>
<p> </p>
<p><strong>本橋 香那 / ブランド・ストラテジスト&amp;プランナー </strong></p>
<p>日本とイギリスで7年以上に渡り海外プロモーションに携わり、現在はTASTEMADEを活用したメディアプランニングや海外向けのInstagramアカウント運用を担当。 </p>
<p></p>
<p></p>
</div>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/news/3904.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="JNTO地域セミナー開催レポート" src="/projects/regional-support/jnto_nyuumon_20240731_01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
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<p class="m-cardLink_title">JNTO地域セミナー（2024年度）「地域の観光戦略に欠かせないデータ収集と分析・活用ノウハウ」開催レポート</p>
<p class="m-cardLink_desc">地域観光におけるデータ活用の重要性や、戦略的な分析・実践方法を紹介するJNTO地域セミナーのレポートです。最新の事例をもとに、観光戦略に役立つノウハウを解説します。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3912.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="鹿児島観光CRMアプリ活用事例" src="/projects/regional-support/jnto_kagoshim_01.jpeg" /></div>
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<p class="m-cardLink_title">観光CRMアプリを活用して、旅行者の利便性向上と地域経済の活性化に挑む～鹿児島観光コンベンション協会の取り組み～</p>
<p class="m-cardLink_desc">鹿児島市のDMOが観光CRMアプリ「わくわく」でデジタル乗り放題チケットや多言語対応、プッシュ通知などを導入し、旅行者の利便性向上と地域経済の好循環創出に成功している事例です。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3876.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="広島県観光連盟のデータ活用事例" src="/projects/regional-support/hiroshima_01.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
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<p class="m-cardLink_title">地域を巻き込んで自発的なマーケティングを推進する広島県観光連盟の取り組み</p>
<p class="m-cardLink_desc">広島県観光連盟（HIT）は、地域の組織や事業者を巻き込んでデータ活用の"癖"を根付かせる取り組みを強化中。データ公開サイトや勉強会、観光大使制度で自発的なマーケティング活性化を目指しています。</p>
</div>
</a></div>]]></description>
            <pubDate>Tue, 26 Aug 2025 12:00:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>ゲストに寄り添い訪日外国人旅行者に日本の魅力を伝える、通訳ガイドの仕事とは</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3908.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area"><!--%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304B%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3089%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30EA%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C3%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C1%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C6%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30AD%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30B9%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C8%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A8%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C7%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A3%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30BF%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304C%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u5165%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u308B%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u7B87%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u6240%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3067%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3059%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520START%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520-->
<h3 id="article_p_0"><strong>日本文化の奥深さと魅力を海外のお客様に伝えたい</strong></h3>
<h4>―　最初に、伊藤さんのご経歴や全国通訳案内士を志したきっかけについてお聞かせください。</h4>
<p>全国通訳案内士を志したのは、日本の伝統文化の奥深さを海外の方にも伝えたいと思ったことがきっかけです。<br />私は2008年から全国通訳案内士として活動していますが、その原点は茶道講師などの日本文化講師です。また、それまではワイン関連の職にも携わっていました。茶道もワインも、背景に国の食文化や生活文化が関わっています。また、近代建築や現代アート、アニメなども含めた近現代の文化にも、何千年も昔から継承されている日本の文化の中で、進化や変化を繰り返し、現在までつながっているものが多くあります。<br />私は、そのつながりの奥深さに魅力を感じ、文化を伝えるということに大きな興味を持ちました。そして、海外のお客様が、そのような魅力に気付かずに帰ってしまうのではもったいないと思い、日本の文化の奥深さを多くの方に伝えられるよう、全国通訳案内士を目指しました。</p>
<p><img alt="jnto_guide02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_guide02.jpg" width="1849" height="1323" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">伊藤さんが講師を務める茶道体験の様子　写真提供：伊藤 映子さん </h5>
<p></p>
<p></p>
<h4>―　全国通訳案内士という資格はどのようにして知ったのでしょうか。</h4>
<p>若い頃に、知り合いから「旅行をしている人を案内して自分も楽しむことができる全国通訳案内士という仕事がある」と聞いたことが直接的なきっかけです。私はその時にこの資格を初めて知りました。<br />その頃の訪日外国人旅行者数は今よりずっと少なく、私が全国通訳案内士の資格を取得した2008年頃でも1,000万人以下でした。コロナ禍を越えて昨年2024年は過去最高の3,600万人を超える規模となるほどにインバウンド観光業界は急成長しています。全国通訳案内士の需要が増えながらも国内における認知度が需要に伴っていない要因は、業界の急成長によるところもあると思います。その中で、今、国家資格である全国通訳案内士の資格とその仕事について積極的に発信していくことの意味は大きいと思います。<br />まだ知らない方も多い資格だと思いますが、お客様と本当に楽しく過ごせる仕事だということを、多くの人に知っていただきたいです。</p>
<p></p>
<h4>―　伊藤さんは、ガイドのお仕事のどのようなところに魅力を感じてらっしゃいますか。</h4>
<p>ガイドの仕事の醍醐味は、お客様がまだご自身でも気が付いていない好奇心への気付きのきっかけを投げかけて、一緒に感動を共有できることだと思います。<br />また、この仕事は、ビジネスでの経験はもちろんですが、子育てや親の介護など様々な経験が活きます。こうした経験を活かせることがとても楽しく、私はガイドという仕事のとりこになっています。</p>
<br />
<h3 id="article_p_0"><strong>ガイドとして必要不可欠な研鑽と不測の事態などへの対応力</strong></h3>
<h4>―　ガイドの仕事は歴史や文化、建築、食など、カバーしなければならない範囲が広いですが、情報収集や事前の準備も含めて、どのように自己研鑽をしているのでしょうか。</h4>
<p>机上での勉強だけでなく、美術館でも博物館でも実際にその場に足を運び、自分の目で見て感じています。そのようにアンテナを高く張り、日々楽しみながら勉強を続けています。<br />特に、自分が詳しくない場所に行く際には、下見や準備はとても大切です。観光案内所に行って「どこを見ていただくと最も喜ばれるか」とポイントをお聞きしたり、その土地で暮らす人たちに地元愛をお伺いした上で現地を歩き、「ここではこの話をすると楽しいだろう」などということを、日頃から考えるようにしたりしています。</p>
<h4>―　語学の面で日々取り組んでいることはありますか。</h4>
<p>私の対応言語は英語ですが、様々な国・地域から日本に来る方がいるので、情報収集としてBBCをはじめとしたニュースはよく聞いています。けれども、ニュースキャスターのように丁寧に話す英語だけだとお客様とのコミュニケーションで違和感が出てしまいます。そのため、映画やテレビドラマなども見るようにしています。同じ番組を何度も見ることによって耳を慣らしていくなど、各国・地域の英語を聞き取れるようなトレーニングをしています。</p>
<h4>―　ガイド業務を行う際に、悪天候や不測の事態に見舞われた際にはどのように対応していますか。</h4>
<p>まず、交通トラブル等でお約束している行程を進行することが難しい場合や即決することが難しい不測の事態の場合、エージェントやホテルのコンシェルジュ、観光案内所のスタッフなどの関係各所と連携して判断するようにしています。<br /><br />また、旅程の変更も含めてお任せ頂いている案件で対応範囲内のことでしたら、お客様が心配されないようにポジティブに提案することが大切です。いずれにしても変更が発生する場合はお客様のご意向をよく伺うようにしています。<br /><br />このようにできることをすべてしたうえで、たとえば悪天候により思い描いていた景色が見られなくても「今日のような日の方が珍しいから、むしろお客様はラッキーですよ」などとお話することもあります。<br /><br />以前、ご夫婦のお客様を箱根に案内した際のことですが、大雨だったので海賊船に乗るのをやめて美術館に変更しようかと提案しました。ところがお客様は、「せっかく箱根に来たのだし、運航しているのなら乗船しよう」とおっしゃるので、景色がなにも見えないながらも海賊船に乗りました。他に乗客はいなかったため、海賊の衣装を着た船長さんを独占して一緒に写真を撮ったり、デッキで人目を気にすることなく映画『タイタニック』の真似をしたり、とても盛り上がりました。</p>
<p><img alt="jnto_guide03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_guide03.jpg" width="2000" height="1334" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">海賊船（イメージ）</h5>
<p></p>
<h3 id="article_p_0"><strong>ゲストのニーズの探り方、複雑な日本の文化・歴史の伝え方</strong></h3>
<h4>―　ゲストのニーズの探り方や情報の伝え方について、どのような工夫をしていますか。</h4>
<p>お客様との時間がたっぷりある場合は、お客様の一挙手一投足を見て、ちょっとした会話などから察してゲストのニーズを探ることができます。<br />けれども、時間がある時ばかりではありません。そのような場合は、大きな質問から投げかけて、ゲストはなにが好きかというニーズを探るという方法をとっています。<br /><br />たとえば、以前、18歳の少年が1人で日本に来た時に、お会いした段階では予定がまったく決まっていませんでした。「どうして日本に来たの？」と尋ねると「両親から社会経験が必要だと説かれ、ひとり旅として日本に来た」とのこと。続いて「なにか好きなことはある？」と聞くと、答えは「よくわからない」でした。「好きなテレビ番組などはある？」との問いには「刀を振っているサムライはすごく面白いと思った」とおっしゃったのです。そこで、刀を展示している東京国立博物館に行き、少しずつ興味を絞っていきました。最初は展示内容を見てもピンと来ていない様子でしたが、次第に展示物に興味を示し、「やはり日本は歴史があるからいいよね」と語るほどになりました。日本の魅力を物凄い吸収力で学び、楽しんでいただきました。<br /><br />情報の伝え方については、お客様によって千差万別です。日本に来る前に何冊も本を読み、本だけではわからないから日本に来たという方に対しては、最初から細かいことも交えてお話しします。<br />また、コミュニケーションをしているうちに、食に興味を示したお客様には「お寿司はこの時代にこうやってできたのが始まりで〜」のように深めていく形にしています。<br />お客様が旅の中で後悔することがないよう、ご要望をお伝えいただきやすい環境づくりを心がけています。</p>
<p><img alt="jnto_guide04.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_guide04.jpg" width="640" height="480" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">伊藤さん（左側）がゲストをご案内する様子　写真提供：伊藤 映子さん </h5>
<p></p>
<h4>―　日本の歴史や文化を説明する時に工夫していることはありますか。</h4>
<p>「お客様の国の歴史ではいつ頃のことです」と話すと、わかりやすいと思います。先日はドラマ『SHOGUN 将軍』について、「ドラマの中で話されている言葉は今の日本人も話している言葉なの？」と聞かれました。当然私たちは「〜ござりまする」などという言い回しは使いません。そういった場合はシェークスピアを引き合いに出し、それと同じような時代の古典であることを説明すると、イメージが湧き、理解しやすくなります。<br />
このように、日本の歴史や文化をご案内する場合には、よりお客様に伝わりやすいように、歴史上の出来事を現代にあるものでたとえたり、お客様の国の歴史ではこういう時代のこと、とたとえてご案内するようにしています。</p>

<h4>―　コロナ禍以降、訪日外国人旅行者が増加していますが、伊藤さんがご案内するお客様の間で人気が高まっていると感じるコンテンツなどありますか。</h4>
<p>コロナ禍後は、観光地化されたところだけではなく、「日本での生活風景」を感じられるところの人気が高まっているように思います。そのため、お客様のご要望によっては、住宅地の中にある商店街でおやつを購入して近くの公園でピクニックをしたり、ボートに乗ったりして過ごすこともあります。<br />
また、各地域の伝統工芸など「ここでしか見られない技術」を職人の方とお話ししながら見学したり体験したりすることも、とても人気が出ていると感じています。</p>

<h4>―　最後に、伊藤さんが考える全国通訳案内士という仕事のやりがいや今後の展望についてお聞かせください。</h4>
<p>全国通訳案内士としての仕事は、本当に日々感動できる仕事です。リピートしてくださるお客様の存在は、世界中に家族がいるような気持ちになります。私はそのような素敵なガイドの仕事が本当に大好きなので、全国通訳案内士という資格をもっともっと多くの方に知っていただきたいです。<br />
全国通訳案内士が観光に関わる皆様と連携して業界を盛り上げていけることを、とても楽しみにしています。</p>
<hr />
<p>伊藤　映子<br />
英語全国通訳案内士（2008年～首都圏・全国各地）<br />
日本文化講師（茶道・着付け・食文化・和菓子他）<br />
ワインソムリエ・大学講師</p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3873.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/pixta_39310815_M.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者の潜在的要望を読み解くガイドの存在</p>
<p class="m-cardLink_desc">全国で、訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方への誘客を促進するためにさまざまな取り組みが行われています。特に、知的好奇心が強くその土地ならではの本物の体験を志向し、結果としてそれに見合う消費が期待できる、高付加価値旅行者に注目が集まっています。</p>
</div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Fri, 28 Feb 2025 14:54:38 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>国際会議がもたらす地域への開催効果</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3902.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<h3><strong>国際会議開催地としての日本の位置付け</strong></h3>
<p>地方都市でも国際会議を開催できる環境が整備され、大学の研究機関や施設、自治体のサポート体制が充実していることが日本の強みとなっています。ICCA（国際会議協会）の統計によると、2023年に日本で開催された国際会議の件数は世界で7位、アジア太平洋地域では2022年に続き1位でした。アジア太平洋地域の都市別開催件数では、公開されている上位70都市の中に、東京（3位・91件）、京都（10位・41件）を含む日本国内の15都市がランクインしています。このデータからも、日本は欧州に引けを取らない国際会議開催国としての地位を築いていることがわかります。近年、ランクに関わらず地方都市がさらに実績を積み上げており、日本全体の競争力の強化に寄与しています。</p>
<p><img alt="jnto_mice241226_02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/64ae619c04fbccdbf2f452b9697b4eed8477d863.jpg" width="1654" height="1238" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<br />
<h3><strong>国際会議が開催地域にもたらすレガシー効果</strong></h3>
<p>国際会議の開催は、交流人口の増加を通じて開催地域の活性化を促し、地域の国際的な知名度や自立的・持続的な発展につながります。また、会議関係者はもちろんのこと、開催地とその住民に対しても多岐にわたる直接的・間接的な効果をもたらします。ここでは、あらためて国際会議が開催地域にもたらすレガシー効果(※1)を整理します。</p>
<h4>1．高い経済波及効果</h4>
<p>国際会議の開催時には、主催者が支出する会場使用料や通訳の手配といった会議運営費に加え、参加者が支出する宿泊費、飲食費、交通費、ショッピングやエクスカーション(※2)の経費、出展者が支出する出展経費等、幅広い分野で消費が見込まれる他、一か所に滞在する期間も長いことから、一般観光と比較して直接的な経済効果が大きいと言われています。加えて、こうした直接的な経済効果によって生み出される雇用の創出や税収の増加といった間接的な経済効果も大きいと言われています。</p>
<h4>2．ビジネス機会とイノベーションの創出</h4>
<p>国際会議を開催すると、さまざまな分野の専門家や関連企業が一堂に会し、交流が深まります。こうした交流から新しいビジネス機会や学術分野での新しい共同研究が生まれるなど、開催国・地域における学術や産業の発展に大きな貢献をすることから、イノベーションの創出につながると言われています。そのため、経済効果だけでなく、交流人口の増加など多方面にわたる好影響をもたらします。</p>
<h4>3．都市ブランドや競争力の向上</h4>
<p>国際会議を誘致・開催することにより、その開催に十分な規模・機能を備えた会議場や、多くの参加者に対応可能なキャパシティと品質を持つ宿泊施設、スムーズな移動を可能にする交通インフラ、無線LANなどのインターネット環境など、安全で快適に滞在できるハード面が整備されていきます。また、受け入れ準備や開催の経験を積むことで、多言語対応可能なスタッフや通訳者の育成、多文化に対応した食事の準備や宗教上の配慮など、ソフト面でのノウハウも蓄積していきます。このようにハード・ソフト両面での国際対応力が向上するため、今後の誘致活動にも寄与します。<br />近年では、都市の学術的および産業的な強みに合致する会議を誘致しようとする動きも多く、会議の誘致・開催を契機に、その都市の強みの更なる強化につなげるとともに、都市のPRに積極的に活用するケースも見られます。<br />開催を通じて地域の観光資源や情報が広く発信されることで、地域の国際的な知名度が向上するため、会議終了後の地域活性化も期待されます。</p>
<h4>4．長期にわたる社会的効果</h4>
<p>国際会議を通じて、世界の先進的な研究者や専門家と市民が交流することで、地元の子どもたちの国際感覚の向上や市民の地元への愛着・誇りの醸成等、経済効果以外にも多様な社会的メリットがもたらされます。近年では、国際会議を開催する各学会・協会なども、国際会議開催時の地域社会へのインパクトを重要視しています。こうした交流は、地域社会に深く結びついた長期的な価値を生み出します。</p>
<br />
<p>※1 レガシー効果：一般的には過去の行動や決定が現在および未来に持続的な影響を与える現象を指す。ここでは、会議終了後にもたらされるポジティブな効果のことを意味する。<br />※2 国際会議のエクスカーション（Excursion）：会議の前後に行われる、参加者向けの観光や現地視察ツアーを指す。</p>
<p><img alt="jnto_mice241226_03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/5289b71116b262344400133a8e25c4a059b0dba4.jpg" width="3000" height="2250" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<h3><strong>国際会議の現場に潜入！ BSテレビ東京特別番組『世界から日本へ 日本を世界へ 〜探索！国際会議の現場〜』</strong></h3>
<p>JNTOでは、国際会議がもたらすレガシー効果をあらためて知っていただき、ともに国際会議の誘致に取り組んでいただける地域・都市を増やしていくため、BSテレビ東京にて『世界から日本へ 日本を世界へ　～探索！国際会議の現場～』というテレビ番組を制作しました。<br />2024年9月29日（日）に放送されたこの番組では、ナビゲーターが実際に国際会議の現場を訪れ、招致委員会のメンバーと対談。招致の経緯や、国際会議が日本の学術、産業、行政にもたらすメリットなどについて掘り下げた議論を展開しました。市民向けプログラムの様子や、会議に参加する国内の研究者や学生へのインタビューも盛り込み、国際会議を開催する意義を伝えています。</p>
<p>また、地方都市において国際会議誘致に健闘している都市のひとつとして香川県・高松市を取り上げ、同市で開催された「第18回アジア太平洋ギフテッド教育研究大会」の様子と、市や高松観光コンベンション・ビューローの取り組みを紹介しています。<br />この大会は、2024年8月17日〜20日の4日間、香川大学で開催され、世界の26ヵ国・地域から総勢420人の研究者や教育者、ギフテッド（※3）の学生たちが集まりました。大会実行委員長である愛媛大学の隅田学教授は、「海外で開催する場合、日本から100人が参加することは難しいが、日本での開催なら100人が参加できる。国内開催で多くの人が集まれることが意義深い」と強調しました。</p>
<p>さらに、国際会議の開催地として選ばれるためには、会議中に実施される視察やレクリエーションも重要な要素となります。今回の会議では、小豆島での地引き網体験や香川名物のうどん作り、地元のスーパーサイエンスハイスクールの視察などが行われ、その土地ならではの文化や自然且つギフテッド会議の内容に即したプログラムが企画されました。番組では、体験した参加者の生の声や、地元の商店街とのタイアップを模索するビューロー職員の様子などに触れながら、地域特有のコンテンツの掘り起こしの重要性を紹介しています。</p>
<br />
<p>※3 ギフテッド：周囲と較べて何かに秀でた能力を示す人のこと。記憶力や言語能力、創造性、リーダーシップ、特定の学問に優れる人などを指す。</p>
<img alt="jnto_mice241226_04.jpeg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_mice241226_04.jpeg" width="3750" height="1072" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<h5 class="p-wp js-contents-area" style="text-align: center;">会議参加者による小豆島での地引き網体験とうどん作り体験の様子</h5>
<p></p>
<p></p>
<p>また、2024年8月25日〜30日に京都で開催された「第27回国際昆虫学会議」では、市民向け講座や大会ロゴの一般公募など、さまざまな形で国際会議に市民の参加を促す仕掛けなども紹介しています。海外の著名な研究者と開催地の住民や子どもたちが直接触れ合えるのも、国際会議の醍醐味です。</p>
<p>番組では、今回の誘致成功のポイントとして、誘致活動でアピールした点やオールジャパンでの取り組みなども取り上げながら、国際会議の開催が学術・産業・地域にもたらす意義に触れています。</p>
<br />
<p></p>
<p><a href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/assets_c/2024/12/jnto_mice241226_05-thumb-1920x1080-18452.png"><img alt="jnto_mice241226_05.pngのサムネイル画像" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/assets_c/2024/12/jnto_mice241226_05-thumb-1920x1080-18452-thumb-1920x1080-18455.png" width="903" height="508" class="mt-image-center" style="text-align: center; margin-bottom: 20px; display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" /></a></p>
<p></p>
<h5 style="text-align: center;">市民プログラム「Let's Observe Insects with Global Entomologists!」の様子</h5>
<p></p>
<p>番組のアーカイブ映像は、下記より視聴できます。ぜひご覧ください。</p>
<br />
<p></p>
<p><a href="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/8fd414ec88b39ea0ce323addc5c22c8d2e86e7e3.jpg"><img alt="jnto_mice241226_06.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/assets_c/2024/12/8fd414ec88b39ea0ce323addc5c22c8d2e86e7e3-thumb-1920x1080-18453.jpg" width="901" height="507" class="mt-image-center" style="text-align: center; margin: 0px auto 20px; display: block;" /></a></p>
<h5 style="text-align: center;"><a href="https://youtu.be/ig87J734VdM?si=SwMym1aLB3I6ns1o">番組のアーカイブ映像</a></h5>
<p></p>
<h3><strong>国際会議の誘致に向けて</strong></h3>
<p>国際会議の誘致というと、大規模な国際会議を連想されるかもしれませんが、実際には参加者が500人以下の国際会議が全体の8割を占めており、日本の地方都市においても開催可能な会議が数多くあります。<br />国際会議開催地決定の決め手にはさまざまなパターンがあり、そのプロセスも多種多様です。一方で、昨今ではどの分野の国際会議においても、市民や地域を巻き込み、学問や開催地の持続可能な発展に向けて開催のレガシーを残す取り組みが重要視されています。</p>
<p>このような背景を踏まえ、「日本で開催したい」、「日本での開催が最適」という思いを強く発信することが大切です。<br />さらに、地元の大学などと継続した関係を築き、地域の特色を活かした観光資源の活用や、会議の内容に即したエクスカーションの企画を行うことも重要です。</p>
<p>JNTOのMICEサイトでは、国際会議のケーススタディーを紹介していますので、ぜひご参考になさってください。</p>
<p></p>
<p>国際会議の開催事例：<a href="https://mice.jnto.go.jp/organizer-support/case-study/">https://mice.jnto.go.jp/organizer-support/case-study/</a></p>
<p>国際会議の日本開催は、開催地や国、関連企業にとって共通の目標です。産官学が一体となった「Team Japan」として誘致活動に取り組み、開催を成功させるため、引き続き地域の皆様とも連携しながら誘致活動を進めていきたいと考えています。<br />JNTOでは、具体的な国際会議の誘致・開催に関する相談を承っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。</p>
<br />
<p><strong>お問い合わせ先</strong>　JNTO　MICEプロモーション部</p>
<p>TEL：03-5369-6015　E-mail：convention@jnto.go.jp</p>
<p></p>
<br />
<p><strong>各種参考リンク</strong></p>
<p><a href="https://mice.jnto.go.jp/">日本語MICEサイト</a></p>
<p><a href="https://www.japanmeetings.org/">英語MICEサイト</a></p>
<p><a href="https://linkedin.com/company/japan-convention-bureau">LinkedIn＠Japan Convention Bureau</a></p>
<p><a href="https://youtube.com/playlist?list=PL92y26hheciKRqZbVACSmxNAzKQ_cF5N_&amp;si=6PBVw8SbvMsk1aEu">YouTube＠Japan Convention Bureau</a></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3870.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/5cd8304f448175d843c4b344eb449e5881cf2369.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">サステナビリティを意識したコンテンツ開発、地域資源をMICE流にアレンジ〜札幌コンベンションビューローの取り組み〜</p>
<p class="m-cardLink_desc">コロナ禍が一段落し、インバウンド市場は急速に回復しているなか、対面式でのMICE（Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Event）誘致も活発化し、グローバルな競争が激しくなっています。</p>
</div>
</a></div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Fri, 27 Dec 2024 12:20:11 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>高付加価値旅行者に選ばれるデスティネーションになるために必要なこと</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3900.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area">
<h3><strong>コンソーシアム加盟で最新情報の共有とネットワーク強化を</strong></h3>
<h4>―　初めに、旅行業界で長いキャリアをお持ちの沼能さんですが、リージェンシー・グループ株式会社の事業概要と、訪日外国人旅行者（インバウンド）の手配を始めるようになったきっかけを教えてください。</h4>
<p>当社は、<span>2000</span>年に設立した富裕層に特化した旅のコンサルティング・アレンジを行う会社で、もともとは、アウトバウンド事業からスタートしました。それが徐々に変わっていったのは、<span>2015</span>年頃からです。</p>
<p>お客様を送り出した先々のラグジュアリートラベル関係者とつながりができていくうちに、彼らから「今度日本に送りたいお客様がいるのだけれど、受け入れてくれる人が見つからない。君にハンドリングを任せられないか」との依頼が来るようになり、インバウンド事業も手がけるようになりました。</p>
<h4>―　最初にインバウンド事業を手がけた際のご依頼は、どのようなものでしたか。</h4>
<p>ドイツからのお客様が日本に<span>3</span>週間滞在したいというリクエストでした。細かい内容はこちらに任せていただきましたので、岐阜県飛騨高山の工芸や兵庫県にある鯉のぼりメーカーにご案内したり、東京でも普段行くことが多い浅草ではなく情緒豊かな深川へお連れする、というように各地の「これだ」という素材を組み合わせたプランをご提案しました。「日本の自然の中を歩きたい」というご希望もあったため、その中に屋久島トレッキングも<span>4</span>日間織り交ぜ、総じて非常に高く評価していただきました。</p>
<p><img alt="luxuarytravelfree1_yakushima.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxuary%20travel%20free1_yakushima.jpg" width="1280" height="960" class="mt-image-none" /></p>
<h5 style="text-align: center;">屋久島（イメージ） </h5>
<h4>―　御社が、高付加価値旅行（ラグジュアリートラベル）を取り扱う旅行会社が加盟するコンソーシアム「Serandipians」 に加盟することになった経緯やその魅力について教えてください。</h4>
<p>インバウンドもアウトバウンドもラグジュアリートラベルに特化したビジネスに軸足を置くようになった<span>2015</span>年に、メンバーの紹介を受けて「<span>Traveller Made®</span>」（現・<span>Serandipians</span>）に加入しました。<span>2017</span>年には光栄にも、「<span>Traveller Made®</span>」から世界の富裕層トラベルに影響を与えた一人として<span>"Supplier Knowledge</span>部門<span>"</span>でアワードをいただいております。</p>
<p>こうした表彰もありがたいことですが、コンソーシアム加盟の一番の魅力は、同業者の情報共有が活発であるところです。メッセージングアプリの<span>WhatsApp</span>（ワッツアップ）などを通して、皆が現在進行形の話題を提供しあい、困りごとがあれば互いに手を差し伸べる。情報を発信する側も受け取る側もウィン・ウィンの関係を目指す土壌があり、リスペクトし合える仲間がいるということは非常に心強いことです。</p>
<h4>―　コンソーシアム加盟後の動向についてもお聞かせいただけますか。</h4>
<p>コロナ禍以降、世界に点在するコンソーシアムの垣根を超えて、厳選された世界のトラベルエージェント<span>30</span>社から構成される「アライアンス」が誕生するという動きもあります。メンバー構成は欧米中心ですが、アジアからは<span>3</span>名。インドと香港、そして日本からは私が加入しています。目的は、お互いの知識やネットワークを活用してラグジュアリートラベル全体のボリュームを上げていくこと。規模こそはまだ小さいですが、世界をカバーする勢いがあります。</p>
<p>こうした今日までの道のりを振り返り、実感することは、コンソーシアムに加入した途端にいきなりビジネスが順調に動き出す、というわけではありません。そこで真摯に人間関係を築き、信頼を得るようになってはじめて「日本の沼能に相談しよう」と言ってもらえる日が訪れる。そのときが来るのを地道に待つ覚悟が求められた歳月だったように感じています。</p>
<h4>―　2024年<span>3</span>月には、沼能さんは「<span>Serandipians</span>」の "<span>Most Thorough Designer voted by Hotel Partners</span>"を受賞されました。どういった点が評価されたとお考えでしょうか。</h4>
<p>この賞は、"<span>voted by Hotel Partners</span>"とあるようにお客様を迎えるホテルの投票によって選出されるベストデザイナー賞です。私がホテルに対してもっとも心がけていることは、事前情報を的確に届けることです。家族構成やアレルギーの有無をはじめ、どういう部屋を希望しているのか、旅の目的は何なのか等、ホテル側が事前に知っていれば準備ができる情報を届けることで、受け入れ体制が万全になります。すると、お客様も満足度が上がり、同時にホテルの評価も上がるという好循環が生み出されていきます。</p>
<p>そのような的確な情報の受け渡しが常日頃からできていたことを、評価していただいたのではないかと受け止めています。</p>
<p> </p>
<h3><strong>高付加価値旅行者のニーズを把握し、的確な情報提供と柔軟な対応を</strong></h3>
<h4>―　2024年現在の高付加価値旅行の動向について教えてください。</h4>
<p>インバウンドでは、ご家族での旅行が多くなってきています。</p>
<p>ご友人同士でも、今まで２人だったところが４〜<span>5</span>人ぐらいに増え、旅行期間も以前の２週間程度から３〜<span>4</span>週間へと長期化しています。</p>
<h4>―　日本で高付加価値旅行者の誘客に取り組むために、どのようなことが必要だと感じていますか。</h4>
<p>はじめに共有しておきたいことは、基本的に高付加価値旅行者と言われるお客様は、ご自分で直接ホテル等に予約するということはありません。彼らは、信頼できるトラベルアドバイザーに「こういうことがやりたい」というおおまかな希望を伝え、あとのプランニングはこちらに一任する傾向があります。</p>
<p>他方、日本国内の現状を見ると、高付加価値旅行者とはどういう人たちなのか、彼らはどこに行きたいと考え、どういうことを求めているのか深く理解し、ターゲット層のニーズをもう少し深く掘り下げて知る必要があるのではないかと感じています。</p>
<p>そのプロセスを通らずに、単に高付加価値旅行イコール高額旅行だからとハイクラスの宿を用意したとしても、その施設が布団の用意しかない場合、ベッドで眠りたいお客様にはご満足いただけないこともあるかもしれません。その体験がご希望に沿ったものであるか、お客様のニーズをしっかり把握し、事前に的確な情報を施設側と共有し万全に準備を行うことが大切だと考えています。 </p>
<h4>―　世界の高付加価値旅行市場では、どのようなことが求められているでしょうか。</h4>
<p>世界の高付加価値旅行市場では、どの国でもお客様をいかに満足させるかに心を砕き、ホスピタリティやサービスの向上に力を注いでいます。</p>
<p>たとえば、今年私がノルウェーに行った際に、日本の<span><span class="caps">DMO</span></span>にあたる観光局が、ホテルの予約や電車の乗り換え、地域の観光情報までをすべて把握し、突発的な変更があってもスムーズにアレンジしてくださいました。こうした柔軟な対応は、一般向け・富裕層向けを問わずホスピタリティの原点です。</p>
<p>日本は、マニュアル化する力が強いですが、天候による行程の変更や突発的なことが起こることもあります。その場合どうするのか、機転をきかせた柔軟な対応力も、今後、更に求められていくのではないでしょうか。</p>
<h4>―　高付加価値旅行者を惹きつけるためのプランづくりにおいては、どのようなことを意識したら良いでしょうか。</h4>
<p>自分たちがこれを売り込みたいと思うシーズを打ち出すのではなく、お客様のニーズから始まるプランづくりをしているかを自問することは、非常に有効だと思います。</p>
<p>例えば、当社でアメリカからメディテーション（瞑想）に関心があるお客様を受け入れた際に、人里離れた山奥で数日間合宿体験をしました。その合宿場所は、英語対応が難しいとのことでしたので、事前に状況をお客様にお伝えし、ご納得いただいた上でご案内したところ評価が良く、とても充実した時間を過ごされたようでした。対応できないことがあったとしても、お客様がしたいこと、行きたい場所にフォーカスし、ニーズを優先したことが、評価につながったと理解しています。</p>
<p><img alt="luxuary travel free2_temple.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/luxuary%20travel%20free2_temple.jpg" width="1280" height="852" class="mt-image-none" /></p>
<h5 style="text-align: center;">メディテーション体験（イメージ）</h5>
<p> 旅行商品としていろいろな素材を詰め込み、つくりこんでいくよりも、高付加価値旅行者おひとりおひとりがどうしたら喜ぶのかをつねに念頭に置いてプランを組み立てていくことができるようになると、日本の高付加価値旅行業界全体が大きく底上げされていくのではないでしょうか。</p>
<p>日本各地には、地域の皆様には当たり前のように思えるものでも磨けば光る可能性を秘めた素材があるはずです。それらをさらにブラッシュアップし、「見える化」することが大切です。</p>
<h4>―　素材を磨きあげていく上で、観光客に慣れていない場所にお客様を受け入れていただく際には、どのように関係を築いていますか。</h4>
<p>新しい受け入れ先との関係づくりでは、自分たちでも現地を見て、訪れて交渉しています。</p>
<p>例えば、近年、日本刀やコンテンポラリーアートへの関心が高まっていますが、工房にいきなり「半年後に海外からのお客様を連れて行きたいのですが」と持ちかけても、相手は困惑するばかりです。お客様が日本の文化やアートに高い関心を持っていることや大人数で押しかけたりしないことなどを丁寧にお話しし、信頼関係を築いていくことを心がけています。</p>
<p>簡単ではありませんし、時間もかかりますが、受け入れ先と観光客が互いの人間性に触れ、購入実績が増えていけば、息の長い関係を結べるのではないかと思います。</p>
<p></p>
<h3><strong>高付加価値旅行市場の動きを肌で感じ、生きた情報をアップデート</strong></h3>
<h4>―　最後に、国内でインバウンドに従事する方や、高付加価値旅行者を受け入れたい自治体・<span><span class="caps">DMO</span></span>の担当者に向けて、メッセージをお願いします。</h4>
<p>日本は世界中から注目されており、素材自体はどの地域に行っても良いものをお持ちだと思います。それらの素材を届けたい層に的確にアプローチしてはじめてビジネスは動き出します。そのためには、生きた情報を手にいれることが重要です。</p>
<p>昨年の傾向でもなく、本に載っていた情報でもなく、今、高付加価値旅行市場はどう動いているのかを肌感で掴むために、海外の商談会などにも積極的に出向いていただき、言葉の壁や日本の感性と世界の感性が異なることなどを実感していただきたいです。</p>
<p>この感性の違いをすり合わせていくにはそれなりの時間がかかりますが、その一歩を踏み出すことはとても大きいことだと思います。 そこをすり合わせるために自分たちの素材をさらにブラッシュアップして提案することを積み重ねていけば、将来的にはビジネスの相手として認めてもらえるような人間関係ができ、信頼にもつながると思います。</p>
<p>まずは、行動してみることです。</p>
<p></p>
<hr /><br />
<p>沼能 功</p>
<p>リージェンシー・グループ株式会社 代表取締役社長</p>
<p>2000年、ラグジュアリートラベルに特化した旅行会社（リージェンシー・グループ株式会社）設立。国内外のラグジュアリートラベラー向けにカスタマイズした旅行をコーディネート、アレンジをする。<span>2017</span>年、<span>Serandipians by Traveller Made </span>においてアジア圏で初めて「<span>Supplier Knowledge</span>部門」アワード受賞。<span><span class="caps">FOR</span></span>Ｂ<span>ES</span>（<span><span class="caps">USA</span></span>版）では「世界のラグジュアリートラベルに影響を与える世界で<span>12</span>名のひとり」として紹介される。<span>2024</span>年、<span>Serandipians</span>の<span>Most Thorough Designer voted by Hotel Partners</span>を受賞。</p>
<p></p>
<p></p>
<p>参考記事</p>
<p><a href="https://www.jnto.go.jp/news/press/20240321.html" target="_blank" rel="noopener">日本が「<span>Serandipians</span>」主催のアワードでデスティネーション部門賞を受賞！</a></p>
<p></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3875.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/XPERISUS%20_01.png" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">海外富裕層に響く、高付加価値な体験開発に必要な3つのポイント</p>
<p class="m-cardLink_desc">インバウンド市場で、注目が集まる「高付加価値旅行」。全国でさまざまな取り組みが推進されている中、海外の富裕層旅行者が満足する体験をいかに開発し、実際に商品提供までできるかが課題となっています。</p>
</div>
</a></div>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3873.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/pixta_39310815_M.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者の潜在的要望を読み解くガイドの存在</p>
<p class="m-cardLink_desc">全国で、訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方への誘客を促進するためにさまざまな取り組みが行われています。特に、知的好奇心が強くその土地ならではの本物の体験を志向し、結果としてそれに見合う消費が期待できる、高付加価値旅行者に注目が集まっています。</p>
</div>
</a></div>
</div>
<p></p>
<p></p>]]></description>
            <pubDate>Fri, 22 Nov 2024 13:30:00 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>市場開拓中の今こそ、受け入れを始める好機！ 北欧市場にぜひ注目を（JNTOストックホルム事務所インタビュー）</title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3895.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area"><!--%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304B%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3089%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30EA%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C3%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C1%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C6%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30AD%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30B9%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C8%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A8%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C7%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A3%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30BF%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304C%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u5165%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u308B%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u7B87%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u6240%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3067%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3059%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520START%2525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520-->
<h3 id="article_p_0"><strong>知的好奇心が強く環境意識が高い成熟した市場</strong></h3>
<h4>―　はじめに、北欧地域に事務所を設立することになった経緯とその中でもスウェーデン（ストックホルム市）を事務所設置場所として選んだ背景を教えてください。</h4>
<p>北欧地域からの訪日外国人客数は、年々増加傾向にあり、2019年に14.1万人と過去最高を記録しました。また、それ以前から、日本の複数の都市に直行便が就航されていたことや、海外旅行需要が旺盛であることや一人当たり旅行消費額がフランス、ドイツ、英国と同規模であることなど、既に重点市場化されている各欧州市場と同規模のポテンシャルがあることから、有望な市場であったため、新たなプロモーション拠点として北欧に事務所を設立する運びとなりました。</p>
<p></p>
<p>事務所設置都市については、人口や訪日旅行者数で見た際に、北欧4カ国中スウェーデンがトップであることも考慮し、プロモーションを最大化させるために、スウェーデン国ストックホルム市に事務所を置くこととしました。ストックホルムは地理的に北欧の中心に位置していますので、他の3ヵ国に足を運びやすいというメリットもあります。(北欧地域市場の基礎情報は<a href="https://www.jnto.go.jp/statistics/market-info/nordic/" target="_blank" rel="noopener">コチラ</a>をご覧ください)</p>
<p><img alt="jnto_Stockholm_02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_Stockholm_02.jpg" width="1096" height="627" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">北欧市場の訪日外客数の推移　©日本政府観光局　禁無断転載・複製</h5>
<h4>―　北欧市場の方の旅行には、どのような傾向があるのでしょうか。</h4>
<p>北欧4カ国の海外旅行者数の合計は年間約4,500万人です。旅行先は、ヨーロッパが大半を占めています。気候は、冬が厳しく長いため、ビーチリゾートでの日光浴が人気です。「サン＆ビーチ」というキーワードが良く聞かれ、太陽を求めて旅行先を選ぶ方が多くいます。ヨーロッパ内ですと、スペイン、イタリア、ギリシャなどが好まれています。<br />また、外国旅行をする時期は、夏（6～7月）と冬（クリスマス休暇）の長期休暇が多いです。春、秋にも1週間程度の休みがあり、四半期ごとに外国旅行の機会が訪れます。</p>
<p></p>
<h4>―　北欧市場は環境意識が高く、非常に成熟した社会という印象があります。旅行においても、意識の違いを感じることはありますか。</h4>
<p>環境意識の高さが一番わかりやすいのは、移動手段です。飛行機より鉄道がエコと認識されていますので、移動の際には3〜4時間かかっても鉄道を使う、ということも珍しくはありません。また、距離によっては自転車も選択肢に入ってきます。<br />当然、観光に関しても、より地球に優しい手段を重視することが多いので、北欧地域の旅行会社は、いかにサステナビリティを意識してツアーを企画造成しているかを、大々的にアピールしています。</p>
<p>その一方で、非常に合理的なところもあり、たとえば観光案内所では、デジタルより紙の方が、より積極的に伝えたい情報を伝えられることから、紙の地図やパンフレットも豊富に用意しています。<br />使いやすいもの、必要なものはちゃんと残し、不要なものは地球に配慮しましょうという柔軟で効率的な考え方は、私たちも見習いたい点です。</p>
<h3><strong>関心が高いのは日本でしかできない体験や学び</strong></h3>
<h4>―　北欧市場からから見た、旅行先としての日本の位置付けについて教えてください。</h4>
<p>日本は、伝統文化、歴史、ポップカルチャーなどが楽しめる国として捉えられています。現状では、訪日旅行の大半をゴールデンルートのツアーが占めており、大都市・東京の近未来的な風景と、古都・京都の伝統的な街並みのコントラストを感じたいというのが根強い需要です。</p>
<p></p>
<h4>―　北欧の方が好みそうな日本の観光コンテンツはありますか。</h4>
<p>北欧地域の方は、知的好奇心が強く、ニッチなものやストーリー性のあるコンテンツを好みます。そのため「地方を訪れてローカルの人と関われる宿に泊まりたい」、「その場所でしかできない体験がしたい」というニーズを良く聞きます。<br />コンテンツとして可能性を感じているのは、伝統文化などの日本ならではの本物の体験です。武道、茶道、華道などに代表される日本の精神性、マインドセットについて知りたいというニーズがあり、日本を専門的に扱う旅行会社も「日本での学び」に着目しています。つい先日も、四国のお遍路を扱うDMCをこちらの旅行会社に紹介しましたが、日本の精神性にフォーカスしたツアーが企画され、非常に人気を集めているようです。<br />また、多くの方が自然の中に身を置くことを好むため、日本で自然を楽しみたいという需要は間違いなくあると思います。以前の招請旅行では、阿蘇山のマウンテンバイクをご紹介し、大変好評でした。冬期はウィンタースポーツの需要もあります。スキーに特化した旅行会社が、既に北海道と長野県を取り扱っており、新たなエリアとして東北でのスキーもご紹介したところです。<br />興味を持ったコンテンツの中で、意外だと感じたものは、日本の古着やビンテージです。東京滞在中に、下北沢や高円寺の古着屋でのショッピングを目的とする方もいらっしゃいます。<br />北欧は、物を大事に長く扱う社会で、中古品を購入することに美しさ、楽しさを見いだす文化がありますので、ショッピングとして古着を打ち出すのも良いと思います。日本には、紹介できるコンテンツが非常にたくさんあるので、いかに市場に「刺さる」コンテンツをお伝えできるかがポイントだと思っています。</p>
<h4>―　北欧では、旅行情報をどのように収集されているのでしょうか。</h4>
<p>一番旅行に結び付きやすい情報源は、信頼できる人からの口コミです。もちろん、SNSやインターネットも利用されていますが、実際に日本に行ったことのある家族や友人などから現地の情報を聞いて、旅行を検討することが多いように思います。<br />若い人たちは、YouTubeやNetflix、現地テレビのオンデマンドアプリなど、動画ツールから情報を得ている方が多いようです。最近では『SHOGUN将軍』の映画を見て、日本に関心を持ったという方も多いです。</p>
<br />
<h4>―　旅行者を受け入れるにあたって、留意することがあれば教えてください。</h4>
<p>比較的受け入れの準備はしやすいと思います。言語の面では、国ごとに母国語がありますが、テレビ番組が英語（現地語字幕）で放映されていることもよくあり、子どもの頃から英語に慣れていて、ネイティブに近いレベルで英語対応ができます。<br />基本的に旅慣れている方たちですし、移民も多いので、異文化に理解を示す土壌があるように感じます。日本のホテル関係者に聞くと、北欧地域からの旅行者はマナーが良く、接していて気持ちのいい方が多いとよく言われます。食事に関しては、ヴィーガン（完全菜食主義）やベジタリアン（菜食主義者）が多いので、対応できる食事のメニューがあると喜ばれます。</p>
<p></p>
<h3><strong>現地関係者とのネットワーク構築に向け奔走中</strong></h3>
<h4>―　ストックホルム事務所開設にあたっては、どのような準備をされましたか。</h4>
<p>法人設立のための事前調査や、オフィス選定を行った後、2023年8月に赴任し、ネットワーク作りや市場調査、開所式の準備などを進めてきました。<br />これまで北欧地域を管轄していたロンドン事務所が長年培ってきた人脈をしっかりと受け継ぐとともに、現地に赴任した私たちが、関係者の皆様と直接お会いしながら地道にネットワークを広げてきました。その際、最も意識していたのは、日本が観光における北欧市場の可能性に大いに注目していることをいかに多くの方に知っていただくかということでした。事務所開設、つまり日本側の北欧市場に対する本気度を示すことが、今後の成長に寄与すると考えていたからです。こうしたコミュニケーションを通じて得られる、より現地目線の生の情報を日本の皆様に発信していければと強く思っています。それが現地に拠点を構えているからこその意義・役割だと思っています。</p>
<br />
<p></p>
<p><img alt="jnto_Stockholm_03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_Stockholm_03.jpg" width="6240" height="4160" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p></p>
<br />
<p>3月4日の開所式は、北欧各国から多くの皆様に参加いただき、和太鼓のパフォーマンスなども交えて盛大に会を終えることができました。現地ではこういった日本らしいイベントが珍しいこともあり、「日本へ行きたいという気持ちが高まった」や「北欧市場に価値を見出してもらえたことが嬉しい。より連携していきたい。」という声もいただき、北欧市場の今後の可能性を実感することが出来ました。</p>
<p></p>
<p><img alt="jnto_Stockholm_04.05.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/6d1f3c81043364c39c525f3a630e102f767b5922.jpg" width="1920" height="797" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;"><span>ストックホルム事務所開所式の様子</span></h5>
<h4>―　開所後の活動で力を入れていることについて教えてください。</h4>
<p>日本の情報を得るための一番身近な組織と思ってもらえるような存在になることを心掛けています。北欧市場は日本の情報がまだまだ限られている現状があり、街中で日本に関する広告を見ることも少なく、初訪日の観光客が多くの割合を占めています。また、現地旅行会社からは担当職員への日本に関する研修をお願いしたいとのリクエストが多く寄せられます。<br />メディアからは、お遍路や宿坊での宿泊体験、スキーやサイクリング、ハイキングなどの自然アクティビティに関して等さまざまなテーマにおいて、日本への取材のサポートをしてほしいという相談も寄せられています。<br /><br />訪問先は、ゴールデンルートが中心であるため、[まだ他の人に知られていない日本を知ることが出来る」という特別感を感じていただけるよう、地方の魅力を打ち出していくことも重要なミッションです。</p>
<h4>―　市場拡大のためのポイントはどんなことでしょうか。</h4>
<p>ポイントとしては、大きく三つあると思っています。一つ目に、北欧で入手できる日本の情報を増やすこと、二つ目に日本側の北欧市場への関心を高めること、そして最後に日本と北欧をつなぐ場を増やすことです。 旅行者から日本に対するさまざまなリクエストが上がっても、現地旅行会社に日本の情報が少ないため十分な提案がされていない状況です。<br />この課題を解消するため、今年度は両者の関係構築に向けて注力し、フィンランドのヘルシンキとノルウェーのオスロでネットワークイベントを開催します。こういった事業には日本のサプライヤーや自治体の皆様にもぜひご参加いただきたいと思っております。ストックホルム事務所からの発信だけでなく、日本のパートナーが共に日本の魅力を伝えていくことで、より多様で具体的な商品や地域の提案が可能になると考えています。</p>
<h4>―　最後に、北欧市場からの誘客を検討しておられる日本の自治体、DMO、サプライヤーの方々に向けてメッセージをお願いします。</h4>
<p><img alt="jnto_Stockholm_06-02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/jnto_Stockholm_06-02.jpg" width="2160" height="1215" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<p>北欧市場は、日本とのネットワークができれば一気に伸びていく「ポテンシャルの高い市場」ですので、今こそ、注目するタイミングです。私たちのもとには、現地の旅行会社から、「日本側のサプライヤーとつながりたいがネットワークがない」というご相談が多数寄せられています。互いに需要があるのにつながっていない今、この市場は大きな可能性を秘めています。 <br />私たちは、北欧市場開拓のため日々奮闘しています。新たな市場の開拓を検討している自治体・DMOの皆様、また今後は、長期的かつサステナブルな視点でインバウンド受入対策を実施していきたいとお考えの皆様にも、ぜひ、北欧市場にご関心をお寄せいただき、私たちと一緒に市場開拓のパイオニアとなっていただけますと大変心強く思います。</p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3868.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects//regional-support/pixta_95416194_M.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
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<p class="m-cardLink_title">欧米豪の訪日客市場３位！ カナダのポテンシャルに注目を（JNTOトロント事務所インタビュー）</p>
<p class="m-cardLink_desc">カナダ最大の都市、トロントに日本政府観光局（JNTO）の前身である財団法人日本交通公社の事務所が開設されたのは1957年のこと。以来67年間にわたってトロント事務所では両国の人の往来をサポートしてきました。2023年、カナダからの訪日旅行者数は、コロナ前を超え、過去最大の数字を記録し、欧米豪主要市場の中では3番目の規模を誇ります。カナダ市場の特徴と魅力について、トロント事務所　所長　豊田健がお話しします。　※所属事務所・役職は取材当時の情報です。</p>
</div>
</div>]]></description>
            <pubDate>Fri, 18 Oct 2024 10:53:43 +0900</pubDate>
            
        </item>
        
        <item>
            <title>海外富裕層に響く、高付加価値な体験開発に必要な 3 つのポイント </title>
            <link>https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/resources/3875.html</link>
            <description><![CDATA[<div class="p-wp js-contents-area"><!--%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3053%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304B%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3089%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30EA%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C3%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C1%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C6%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30AD%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30B9%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C8%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A8%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30C7%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30A3%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u30BF%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u304C%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u5165%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u308B%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u7B87%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u6240%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3067%252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525u3059%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520START%25252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252525252520-->
<h3 id="article_p_0">「つくる」と「売る」を一体化、高付加価値体験コンテンツを創出するビジネスモデル </h3>
<h4>―　エクスペリサスの事業概要と、会社設立に至った背景を教えてください。 </h4>
<p>エクスペリサスは、高付加価値な体験の企画造成と販売を行う会社として、2017年に設立しました。設立のきっかけは、大学卒業後にシンガポールで学び、働いた20代の頃にさかのぼります。30代になったら日本のためになる仕事がしたいと思い、海外生活の中でヒントを探っている中、日本が世界と伍して戦える領域として注目したのが「観光」です。付加価値の高い体験こそ海外の旅行者が求めているということを、シンガポールでの経験から感じとっていましたし、日本に素晴らしい観光資源があることも、素人ながら理解していました。創業当時、高付加価値な旅行体験をゼロイチベースで開発し、海外の富裕層に販売までしている会社はごくわずかで、腰を据えて事業展開すれば拡大するチャンスがあると思い、立ち上げました。 </p>
<p></p>
<h4>―　体験コンテンツの造成から販売までを一貫して行うビジネスモデルには、どんなメリットがあるのでしょうか？</h4>
<p>メリットは、PDCAサイクルを非常に早く回すことができることです。たとえば、ある体験プランを販売した後にお客様からフィードバックが寄せられた場合、「つくる」「売る」のプレーヤーがそれぞれ異なれば、そのフィードバックに基づいて改善される保証はありません。「つくる」と「売る」を一体で推進することで、<span class="TrackChangeTextInsertion TrackedChange SCXW187466625 BCX0"><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW187466625 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW187466625 BCX0">海外の旅行会社</span></span></span><span class="TrackChangeTextInsertion TrackedChange SCXW187466625 BCX0"><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW187466625 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW187466625 BCX0">へ</span></span></span><span class="TrackChangeTextInsertion TrackedChange SCXW187466625 BCX0"><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW187466625 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW187466625 BCX0">の</span></span></span>提案時、販売時、販売後に収集したマーケティングデータを基に、売れる体験商品へのスピーディーな改善が図れます。 </p>
<p></p>
<h3>日本固有の観光資源×希少性×品質管理を軸に、ストーリーを掛け合わす </h3>
<h4>―　これまでに造成した高付加価値な体験プランはどのくらいありますか？ また、いくつか事例を教えてください。</h4>
<p>およそ数百といったところです。実は体験の詳細をあまりオープンにしておらず、その理由は非常にシンプルで、海外の富裕層および富裕層向け旅行会社は、秘匿性の高いコンテンツを求めているからです。自分たちですぐに見つけて予約できるような商品に、彼らはあまり価値を感じていません。 </p>
<p>お伝えできる事例としては、広島県観光連盟、大阪観光局などのDMOや自治体等と開発した体験コンテンツ、トヨタ自動車と開発した、レクサスを活用した最高峰の旅の提案、南海電鉄との世界遺産高野山エリアにおける体験プログラム、寺田倉庫と連携したアート関係のプログラム、松竹株式会社と連携した新宿ゴールデン街を舞台とした没入型演劇など、企業と連携した開発があります。各DMO・自治体がもっている観光戦略を体現する、または企業が抱える課題を解決する手段として、高付加価値な体験コンテンツ開発支援というサービスを提供しています。 </p>
<p><img alt="XPERISUS _02.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/XPERISUS%20_02.jpg" width="1000" height="667" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">日本最大の宗教都市高野山にある宿坊 恵光院で浸る仏教体験</h5>
<p></p>
<h4>―　高付加価値な体験を開発するうえで大切にしているポイントを教えてください。 </h4>
<p>大切にしている軸は3つあります。まずひとつ目が、日本固有の観光資源であるかどうか、という点です。たとえば、欧米の方々であれば文化的要素の強い観光資源を、東アジア圏であればガストロノミー要素の強い観光資源を、典型的な日本固有の観光資源としてイメージするケースが多く見られます。そうした旅行者のイメージに沿いながら、日本ならではの体験コンテンツを形づくっていくことが重要です。 </p>
<p>ふたつ目が、特別な体験にどのような「希少性」を付与できるか、という点です。たとえば、世界遺産の神社仏閣を一般客の拝観後に貸し切る場合、デイタイムに体験できる内容やルートと同じでは希少性があるとは言えません。どのような希少性を付与するかは、ターゲット市場ごとに異なります。中国やアジア圏の旅行者には、一定期間だけ公開されるというような「時限性」「限定性」といった性質が好まれる傾向にあります。一方で、欧米の旅行者にはこれらの性質はそこまで響きません。彼らを引きつけるのは知識や学びが得られるような、「教育性」などの性質です。 </p>
<p>3つ目のポイントが「品質管理」です。たとえば体験時間の長さ、通訳者のレベル、体験中のフォロー体制等々、ターゲット国ごとに重要視すべき品質項目は異なりますが、総じて一定の品質を保つことが重要です。 </p>
<p>これら3つの掛け算が、高付加価値な体験をつくる基本となり、そこに横串で、その土地ならではの共感を呼ぶ「ストーリー性」を加えていくと、無形資産としての価値が高くなると考えています。極端に尖った観光資源でなくても、今述べたポイントを加味して差別化をはかることが重要です。 </p>
<h4><strong><span> </span></strong>―　ひとつ目のポイントである「日本固有の観光資源」ですが、そもそも、これまで観光コンテンツとして活用されていなかった隠れた観光資源はどうやって掘り下げればよいのでしょうか？ </h4>
<p>最も簡易的な方法のひとつは、海外に目を向け、類似している観光資源の成功事例を見つけることです。その一例が、広島県観光連盟と開発した、没入型演劇を取り入れたナイトミュージアムでした。没入型演劇はすでに世界で流行っていましたが、日本ではほとんど事例がなく、しかも観光でやろうとしている会社は一社もありませんでした。コロナ禍で人手があり、かつ夜の美術館が借りやすいという好条件も相まって、予約が取れないほどの人気商品となりました。</p>
<p>では、世界での成功事例が見つからなかった場合はどうしたらよいのか。点でなく面でとらえるアプローチは有効だと考えています。ひとつのエリアだけで何かをするのは不可能かもしれませんが、面としてエリアを考えれば、ターゲットを誘客するための優位性が見つかる可能性があります。一方で日本固有の観光資源のため海外に事例がない場合は、成功事例を日本で探します。温泉、食事、里山等々、さまざまな事例があるはずです。 </p>
<p><img alt="XPERISUS _04.png" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/XPERISUS%20_04.png" width="1088" height="612" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></p>
<h5 style="text-align: center;">広島県観光連盟と開発した美術館を夜貸切にして行うナイトミュージアム </h5>
<p></p>
<h3>富裕層旅行会社への営業戦略を通じて、誘客へ </h3>
<h4>―　次に、販売について伺います。主な販売先と、どういったお客様が多いのかを教えていただけますか？ </h4>
<p>当社が直接販売する先は、海外の富裕層旅行会社です。個人のお客様から受注することはありません。なぜなら、富裕層は旅行の計画を旅行会社に任せることが多く、自分自身で予約を取ることをしたがりません。販売先の国は欧米が中心となりつつ、アジア、南米、アフリカと全世界に広がっています。旅行者の年代は、20代は少数で、ほとんどが30代以上。カップル、夫婦もいれば、家族や複数の家族がグループになって旅行するパターンもあります。</p>
<p></p>
<h4>―　そうした富裕層旅行会社とのネットワークはどのように広げたのですか？ </h4>
<p>設立した2017年からコロナが始まる前年の2019年までは、アメリカは西海岸、東海岸、ヨーロッパはイギリスを中心にドイツ、フランス、アジアは香港、上海など、訪問先の営業リストを作ってコツコツと私自身の足で回りました。メールを送って行ってもいいかと尋ねると、"Of course!"と、どの会社も快く受け入れてくれました。企画レベルの体験プランを携え、「どれが売れると思いますか？」と聞くと、「これとこれとこれ」いった具合に率直な意見がもらえ、売れる商品への感度もつかむことができました。のべ500社ほど訪問し、その後は最初に築いたネットワークの紹介を中心に、母集団を大きくしていきました。スタートアップは今回が3社目なので、これまでの経験から、地道に泥臭いことをしたほうが成長が早いことは心得ていました。 </p>
<p></p>
<h4>―　2023年11月に、欧州の旅行会社を中心とした、ラグジュアリートラベルのコンソーシアムSerandipiansに加盟されました。加盟前と後で、変化はありましたか？</h4>
<p><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW125128847 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">問い合わせ</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">の</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">数が</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">、</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">一気に</span></span><span data-contrast="auto" xml:lang="EN-US" lang="EN-US" class="TextRun SCXW125128847 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">2</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">.5</span></span><span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW125128847 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">倍くらいに</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">増えました。</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">もちろん加盟しただけで</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">自然に</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">増えた</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">という訳では</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">ありません。</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">加盟したタイミングで</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">各社への</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">営業</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">活動</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">に力を入れ</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">、</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">他のラグジュアリー</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">旅行会社</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">との</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">違いや</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">オリジナリティ</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">を明確に</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">アピール</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">した</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">結果</span><span class="NormalTextRun SCXW125128847 BCX0">です。</span></span><span class="EOP SCXW125128847 BCX0" data-ccp-props="{&quot;134245417&quot;:false,&quot;335551550&quot;:6,&quot;335551620&quot;:6}"> </span></p>
<p><span class="EOP SCXW125128847 BCX0" data-ccp-props="{&quot;134245417&quot;:false,&quot;335551550&quot;:6,&quot;335551620&quot;:6}"></span></p>
<h5 style="text-align: center;"><img alt="XPERISUS _03.jpg" src="https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/XPERISUS%20_03.jpg" width="1074" height="805" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></h5>
<h5 style="text-align: center;">トヨタ自動車株式会社と開発した、環境に優しく驚きに満ちたプログラム</h5>
<p></p>
<h3>ラグジュアリートラベル市場での認知獲得に向けた体験造成は今がチャンス </h3>
<h4>―　今後の展望についてお聞かせください。こんな地域とこんな体験プランをつくりたいといった構想はありますか？ </h4>
<p>当社の目標は、日本のラ<span data-contrast="auto" xml:lang="JA-JP" lang="JA-JP" class="TextRun SCXW40222267 BCX0"><span class="NormalTextRun SCXW40222267 BCX0">グジュアリートラベル</span></span>市場における、高付加価値体験の第一人者になることです。そのためにも、日本各地の体験を取りそろえ、海外からのお客様を日本の各県に送客することを目指しています。これまでつながりのある自治体からの紹介や、その近隣エリアなどからお問い合わせの数も増えているところで、北から南までさまざまなエリアと協力し、できるだけ多くの体験コンテンツをつくり、売っていきたいと考えています。</p>
<p></p>
<h4>―　最後に、国内でインバウンドに従事する方や、高付加価値コンテンツをつくりたい自治体・DMOの担当者に向けて、メッセージをお願いします。 </h4>
<p>コロナが明け、海外の富裕層旅行会社による日本への注目度はますます上がっていると実感しています。しかし彼らは日本のことをそこまで深く知っているわけではありません。知っているのは東京、大阪、京都といった主要都市であり、地方はまだ認知が進んでいないのが現状です。富裕層旅行はまず、海外の富裕層旅行会社への地方の魅力を認知、理解してもらったうえで送客が始まります。ですから、現在はまさしく認知フェーズで、どれだけ早くそのエリアを認知してもらえるかがカギとなります。多様な観光資源は、日本の強みです。際立って尖った資源でなくても時間をかけて適切な相手に、適切なストーリーとコンセプトをもって共感を呼べる体験を形づくっていけば、富裕層にリーチできる商品を提供できると確信しています。</p>
<p></p>
<hr />
<p><span style="color: #000000;">丸山智義　</span></p>
<p><span style="color: #000000;"><a href="https://about.xperisus.com/" target="_blank" rel="noopener" style="color: #000000;">エクスペリサス株式会社</a>　代表取締役</span></p>
<p>上智大学外国語学部卒業、シンガポール国立大学へ留学。長期インターンで投資銀行、VC業務を経て2011年にレオモバイル社立ち上げに参画。その後、株式会社heathrowを設立し、2016年9月末にMBO&amp;同社退任。2017年1月にXPERISUSを設立。</p>
<hr />
<p></p>
<p></p>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/resources/3873.html">
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/pixta_39310815_M.jpg" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者の潜在的要望を読み解くガイドの存在</p>
<p class="m-cardLink_desc">全国で、訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方への誘客を促進するためにさまざまな取り組みが行われています。特に、知的好奇心が強くその土地ならではの本物の体験を志向し、結果としてそれに見合う消費が期待できる、高付加価値旅行者に注目が集まっています。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3871.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/iseshima_01.JPG" /></div>
<div class="m-cardLink_text">
<p class="m-cardLink_head">関連記事を読む</p>
<p class="m-cardLink_title">高付加価値旅行者の誘致に向けた海外セールス、「伊勢志摩観光コンベンション機構」が掴んだ手応えと課題</p>
<p class="m-cardLink_desc">2023年3月、観光庁は「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル観光地として、11のエリアを選定しました。着地消費額（航空券代を除く旅行金額）が１人100万円以上ともされる高付加価値旅行者を地域に呼び込むのは容易ではありません。</p>
</div>
</a></div>
<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/casestudy/3862.html"><br />
<div class="m-cardLink_img"><img alt="" src="/projects/regional-support/Walk_Japan%20_01.jpg" /></div>
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<p class="m-cardLink_title">訪日インバウンド富裕層の心を掴む「歩く旅」の魅力とは</p>
<p class="m-cardLink_desc">移動手段として最も根源的な「歩く」という行為を通じて、訪日インバウンドに向けて「高付加価値な旅行」を提供する事例があります。</p>
</div>
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<div class="m-cardLink"><a class="m-cardLink_inner" href="/projects/regional-support/news/3856.html"><br />
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<p class="m-cardLink_title">ラグジュアリーコンソーシアムSerandipians加盟旅行会社を欧州から招請</p>
<p class="m-cardLink_desc">2023年6月、日本政府観光局（JNTO）では主に欧州の旅行会社などが加盟するラグジュアリーコンソーシアムのSerandipiansと連携し、Serandipians会長と欧州7ヵ国の高付加価値旅行専門の旅行会社を招請しました。</p>
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            <pubDate>Mon, 20 May 2024 09:00:00 +0900</pubDate>
            
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