2021年3月18日
訪日インバウンドにおけるデジタルマーケティングのよくある質問集(JNTOデジタルマーケティング連載vol.10)
JNTOでは、各地域における訪日インバウンドの取り組みの高度化を促進するべく、「出張相談会」という形で地域に対してよりきめ細やかなコンサルティングを実施しています。2020年度は東北運輸局、近畿運輸局、中国運輸局管轄内の自治体・DMOの方を対象に、デジタルマーケティングと海外プロモーションについてセミナーおよび個別相談会を実施しました。こちらの記事では、「出張相談会」にてよく聞かれた訪日インバウンドにおけるデジタルマーケティング関連の質問についてまとめました。これまでのデジタルマーケティング連載とともに、皆様のご参考になれば幸いです。
【Q&A】コロナ禍でのデジタルマーケティング全般について
Q. コロナ禍において、WebサイトやSNSを含むデジタル上の情報発信はどうするべきか? コミュニケーションではどのような点を工夫すればよいか?
感染状況を注視しつつ、適切な形でオンラインコミュニケーションを継続することが重要です。他国の観光地も情報発信を継続しています。海外旅行が可能になったタイミングで皆様の地域が出遅れないためにも、今から準備をしておくことが必要です。ウィズコロナ時代の旅行者は、旅行に対して以前よりも強い動機を持つことが予想されます。コロナ禍においてもWebサイトやSNSなどを活用すれば、地域の魅力を訴求していくことが可能です。たとえばJNTOでは、オンラインで楽しめるコンテンツを活用し、将来の訪日を呼びかけるための情報発信を行っています。
JNTOがコロナ禍で実施した情報発信の実例は、下記の記事にてご覧いただけます。
Q. コロナの影響もあり、今後デジタルマーケティングにさらに注力したいが、なにから始めればよいか? またアフターコロナを見据えると、なにから取り組めばよいか?
大前提として「ターゲット」を明確にすること、つまり、自分の地域のことを誰に伝えたいのかを明確にすることが重要です。ターゲットがわかれば、使用すべきメディアや運用方針を決める参考になります。そのターゲットになに(どのような情報)を、どのように(どのような媒体を使って)伝えるかを決めていきましょう。JNTOでは、市場やターゲットの選定に役立つ情報をまとめた「訪日旅行データハンドブック 」の一部を下記のURLにて公開していますので、ぜひご参考ください。
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/datahandbook.html
コロナ禍におけるデジタルマーケティングの全体像については、下記の記事にてご覧いただけます。
【Q&A】WebサイトやSNSの運用について
Q. コメント対応や投稿内容などSNS運用に悩んでいる。効果的に運用するためにはどうすればよいか?
コロナ禍の運用において、JNTOでは、人混みの写真の使用を避ける、自然関連の投稿を増やす、将来の訪日を呼びかける文章やハッシュタグを使用するといった工夫をしています。また、バーチャルツアーなどオンラインでも擬似的に訪日旅行を楽しむことができる投稿を積極的に行ったところ、ユーザーからのコメントも複数寄せられました。
JNTOでは、効果的なSNS(Instagram・Facebook)の運用方法についてまとめた運用ガイドラインを公開しています。下記のURLよりご覧いただけますので、ぜひご参考ください。
https://www.jnto.go.jp/eng/download/index.html
※運用ガイドラインはコロナ禍の発生前に作成したものになります。
Q. Webサイトを運用しているが、分析まで対応できていない。より多くのユーザーを獲得したいが、どのようにデータを確認すればよいか?
まずはGoogle アナリティクスやGoogle サーチコンソールといった分析ツールの利用をおすすめします。Google アナリティクスではユーザー数やページビュー数、セッション数、ユーザー属性、平均滞在時間などの基本的な数値、Google サーチコンソールでは検索キーワードなどを確認できます。たとえば、新規コンテンツをWebサイトで公開した際、Google アナリティクスでデータを確認すると、どのようなアクセス経路で、どれくらいの人が、どの程度の時間閲覧したのかが把握可能です。他のコンテンツとの比較も簡単であるため、今後の戦略設計に活かすことができます。
Google アナリティクスなどについて学べるオンライン講座については、下記の記事にてご覧いただけます。
Q. プロモーションに使用する画像や動画などの素材収集はどうすればよいか? 使用できる素材が少なくて困っている
JNTOでは、基本的には事業者と相談して対応方法を決定しています。JNTO本部のFacebook で使用する素材は個別に調達していますが、Instagram では他のユーザーが投稿したものを、許諾を得たうえで使用しています。またJNTOが運用するBtoB向け総合サイト「Japan Online Media Center」では、地域の皆様でもご利用いただける素材をご紹介しています。 利用規約に同意いただき、会員登録いただきますと素材をダウンロードいただくことが可能です。
JNTOがまとめたSNS(Instagram・Facebook)運用ガイドラインでは、素材収集に関してもご紹介しています。下記のURLにてご覧いただけますので、ぜひご参考ください。
https://www.jnto.go.jp/eng/download/index.html
※運用ガイドラインはコロナ禍の発生前に作成したものになります。
【Q&A】JNTOのコロナ関連の情報発信およびプロモーション支援について
Q. JNTOではコロナ関連の情報を集約・掲載しているか? また、自分の地域のWebサイトにJNTOのページへのリンクを掲載したいが、可能か?
こちらのページ(https://www.japan.travel/en/coronavirus/) にて、コロナに関連した渡航制限や保険情報、情報ソースなどさまざまな情報を掲載しています。加えて、Twitter およびWeibo でも、安全・安心情報の継続的な発信を行っていますので併せてご参照ください。また、皆様の地域のWebサイトにてJNTOのページへのリンク掲載をご希望される場合は、こちらのページ 内の「その他」をご選択いただき、「Q. JNTOのウェブサイトへのリンクを張りたい」をご確認の上、ご申請ください。
Q. JNTOの有料のデジタルマーケティング支援にはどのようなものがあるか?
以下の3つを準備しています。
1 ジャパン・マンスリー・ウェブマガジン(Japan Monthly Web Magazine)記事広告
2 JNTO 英語グローバルウェブサイト「Travel Japan」情報発信コンサルティング
3 JNTO デジタル広告商品
デジタルマーケティング支援の詳細は、下記の記事にてご覧いただけます。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
【自治体やDMOの皆様へ】コロナ禍でデジタルマーケティングの重要性は高まっています
JNTOデジタルマーケティングセンターでは、これまでもデジタルマーケティング連載として、デジタルマーケティングに関連する多くの情報を発信してきました。これまでの記事とともに、本質問集が皆様のお悩みのご参考になれば幸いです。コロナ禍で、デジタルマーケティングの重要性がこれまで以上に高まってきています。引き続き、地域の皆様と連携していきたいと思いますので、ご相談ごとがあればお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先
地域連携部 地域プロモーション連携室
TEL:03-5369-3337 E-mail:action@jnto.go.jp
企画総室 デジタルマーケティングセンター
TEL:03-5369-6020 E-mail:digital@jnto.go.jp
(JNTOのオウンドメディア)
英語グローバルウェブサイト Travel Japan
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