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【タイ編】訪日インバウンドの各市場における特長(JNTOニュースフラッシュより抜粋)

【タイ編】訪日インバウンドの各市場における特長(JNTOニュースフラッシュより抜粋)

【タイ編】訪日インバウンドの各市場における特長(JNTOニュースフラッシュより抜粋)

インバウンドのターゲット市場について、欧米豪やアジアといった大きなくくりで設定することがあります。しかし、興味関心や価値観は市場ごとに千差万別です。JNTOでは世界22ヵ所(2021年3月現在)に海外事務所を構え、各市場に最適化した情報発信やマーケティングを行っています。こちらの連載記事では、JNTOの賛助団体・会員向けに毎週お届けしている、海外事務所より寄せられた現地の最新市場動向や各種調査報告に関してのメールマガジン(=JNTOニュースフラッシュ)の一部を抜粋して掲載。今回はバンコク事務所の活動をご紹介し、バンコク事務所発の記事から「バンコク事務所新規赴任者によるタイ入国・隔離体験記」を掲載します。 ※当記事の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使⽤を固く禁じます。

JNTO海外事務所の活動【バンコク事務所】

今回の記事では、タイ・バンコク事務所 の活動の一部をご紹介します。
※2021年3月時点の資料のため、最新情報は変更している可能性があります。最新の市場動向は、毎月の報道発表資料に記載される「地域別訪日旅行市場の概況 」をご確認ください。

タイ市場動向トピックス

【2020年11-12月】
・2020年11月の訪日タイ人数は、前年同月比99.3%減の1,000人。
・2020年12月の訪日タイ人数は、前年同月比99.6%減の700人。
・新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本政府による14日間の隔離等、査証の効力停止等の対象となっています(なお、タイに対する感染症危険情報のレベル2への引き下げに伴い、2020年11月1日から上陸拒否及び上陸時のPCR検査受診等の対象指定が解除されていましたが、緊急事態宣言の発令に伴い、2021年1月9日から同解除宣言が発せられるまでの間、上陸時のPCR検査等が求められるようになっています)。また、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、2020年7月29日から「レジデンストラック」が運用されていましたが、2021年1月14日以降、緊急事態解除宣言が発せられるまでの間、運用が停止されています。出国制限はないものの、タイ民間航空局はタイ政府が許可した臨時便、特別便を除き、通常旅客便の運航を引き続き禁止しています。自国民の日本からの入国については、政府指定施設での14日間の隔離と入国後のPCR検査受診等が義務付けられています。

バンコク事務所の主なプロモーション活動

【2020年11-12月】
・SNSでの情報発信
旅行に行けない現在においても、日本への親近感・潜在的な訪日意欲の向上を目的にFacebook(https://www.facebook.com/visitjapanth/) での情報発信を継続して毎日実施中。

(さるぼぼ)11/7 有名なお土産さるぼぼと共に、飛騨高山や下呂温泉等を紹介。フォロワーから自発的に、コメント欄に自分で持っている、または撮影した、さるぼぼ写真を投稿いただき、参加型の人気の投稿となりました(約4万2000リーチ、2,800エンゲージメント、1,800いいね、70コメント)。

・公式LINEアカウント開設(12月17日Facebookより告知)
アカウントと友達になると、各地域の観光情報やモデルコース情報、人気コンテンツの特集記事、最新の感染症対策情報へのリンク等に、トーク画面より簡単にアクセスできます。

Facebook告知広告画像/実際のトーク画面イメージ

Facebook告知広告画像/実際のトーク画面イメージ

・タイ旅行会社向けウェビナーの実施
12月~3月にかけて全6回実施。「高付加価値旅行の実現」をテーマに開催し、参加者より好評を博しています(第3回終了時点で約350名参加)。

タイ旅行会社向けウェビナー

タイ旅行会社向けウェビナー

・タイ旅行会社向けウェブサイト制作
タイ旅行会社と日本側セラーの継続的な接点の場として、B to B情報発信プラットフォームを制作。日本側セラー(190団体申込み)の観光情報を集約、検索できるようにしています。

タイ旅行会社向けウェブサイト

タイ旅行会社向けウェブサイト

 

バンコク事務所新規赴任者によるタイ入国・隔離体験記

JNTOニュースフラッシュより抜粋した記事として、前回はソウル事務所発「リピーターへのアプローチ戦略」を当サイトで取り上げたことに引き続き、今回はバンコク事務所発の記事をご紹介します。

最近のJNTOニュースフラッシュでは、バンコク事務所発の記事として「『新型コロナウイルス後の状況』アンケートを実施しました」や「タイ国内旅行イベント、バンコクで続々開催」を取り上げました。当サイトでは、2020年11月20日に配信した「バンコク事務所新規赴任者によるタイ入国・隔離体験記」を掲載します。

JNTOニュースフラッシュ 818号(2020.11.20)
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■バンコク事務所新規赴任者によるタイ入国・隔離体験記【バンコク発】
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JNTOバンコク事務所は10月29日付で日本からの新規赴任者を迎え、1名増員となりました。今回のニュースフラッシュは「タイ国籍を有しない者のタイ王国入国への特別便」を利用してタイに入国した同職員の「タイ入国・隔離体験記」をお届けします。
入国・隔離期間を通して知ったタイの入国管理における新型コロナウイルス感染症対策の現状について、コロナ禍におけるビジネス目的渡航の実体験とともに、今後の訪日客の受け入れ時等の参考としてご紹介いたします。

〇出国~機内
搭乗したタイ国際航空のチェックインカウンターは混雑していましたが、機内の3列シートの中央はほぼ全席で空けられているようでした。チェックインカウンターと搭乗ゲートに並ぶ際の2回、検温もありました。
機内では機内食・ドリンクが通常通り提供されましたが、客室乗務員はほぼ全員が防護服に身を包んでおり、平常時とは違う様子が感じられました。

〇スワンナプーム国際空港到着後
イミグレーションに向かう途中の通路に多数の椅子が並べられており、座るよう指示されます。続いて全身防護服姿のスタッフが入国者の入国書類を1人ずつ確認します。確認終了後も、イミグレーションまで2-3か所ほどブースが設けられており、重ねての書類確認と、スタッフによる体調確認、検温がありました(体温は入国書類にメモされました)。

〇空港~ホテル
到着ロビーでは隔離ホテルごとに迎えの車へと案内されます。
車はミニバン程の大きさで、運転席と座席の間にビニール仕切りがあり、運転手も防護服姿でした。車中にはアルコール消毒液も用意されていました。

〇ホテル(代替政府検疫施設)内
14日間隔離先となるホテル到着後は、屋内に入る前に、靴からホテルで用意したスリッパに履き替えるよう指示されました。防護服姿のスタッフから部屋まで案内され、部屋の前で諸々の書類にサインをします。サインが終了し、スタッフが扉を閉じた時から、1回目のPCR検査がある到着後3日目まで、部屋の外には一歩も出ることができません。
食事は部屋の外に置かれており、終了後容器を机に出しておくシステムです。1日2回ホテルと提携した病院の看護師が検温に訪れますが、基本的には他者との接触はほぼなく過ごします。室内にはアルコール消毒液、手洗い石鹸、マスク2枚が準備されており、対策が徹底されていると感じられました。
ホテルは通常時1泊あたり1万円前後のランクで、毎回の食事をタイ料理と西洋料理から選ぶことができます(ベジタリアン等も追加料金なしで可能)。無料Wifiの使用や、テレビで日本や欧米の主要チャンネル視聴も可能でした。食事も美味しく、不自由な期間も快適に過ごすことができました。

〇隔離終了
ロビーでチェックアウトを行い、使用済スリッパ等を返却しました。しばらく外出出来なかった分、外の日差しが尚更眩しく感じられました。
タイ国内では、徹底した感染対策を行いつつも、特別観光ビザの発給等、感染対策と経済活動を両立させる動きも見られます。 JNTOバンコク事務所では引き続き、タイ市場の最新動向を把握・分析し、時機を意識した事業を行っていきます。

(左)隔離ホテルへ向かう車/(右)部屋備え付けのアルコール消毒液。PCR検査陰性の場合、リストバンドを着用し1日1回ホテルの中庭を歩くことが可能。

(左)隔離ホテルへ向かう車/(右)部屋備え付けのアルコール消毒液。PCR検査陰性の場合、リストバンドを着用し1日1回ホテルの中庭を歩くことが可能。

お問い合わせ → 海外プロモ-ション部 東南アジアグループ
TEL:03-5369-3335 E-mail:promotion_sea@jnto.go.jp

※2020年11⽉20⽇に配信したJNTOの賛助団体・会員向けのメールマガジンから⼀部抜粋したため、最新情報は変更している可能性があります。最新の市場動向はJNTO日本語ホームページ などをご確認ください。

・バンコク事務所ホームページはこちら
https://www.jnto.or.th/

・バンコク事務所Facebookはこちら
https://www.facebook.com/visitjapanth/

・バンコク事務所Instagramはこちら
https://www.instagram.com/visitjapanth/

 

インバウンド事業を支援するJNTOの各種取り組み

JNTOでは上記のニュースフラッシュをはじめ、賛助団体・会員向けに各種取り組みを行っております。詳しい内容については下記の記事や、こちらのパンフレット をご覧ください。

下記は、その他の海外事務所の記事です。ぜひご覧ください。