旅行関係者向けセミナーの開催

訪日旅行セミナー 写真

JNTOでは、各国・地域の旅行者の志向や動向を踏まえ、旅行関係者の訪日旅行に関する知識や商品企画力・販売力等の向上を目的とするさまざまな訪日旅行セミナーを開催しています。
各国・地域の現地旅行関係者の訪日旅行に関する知識や理解度が向上することで、現地旅行関係者から販売先である各地の一般消費者に対し、より効果的なセールスや多様な商品企画が行われることを狙いとしています。

事例紹介

市場特性に適した訪日旅行情報提供セミナー

イタリアセミナー 写真

米国では、訪日旅行商品を取り扱う旅行会社(リテール・エージェント)を対象に販売力・手配力の向上を目的として実施する訪日旅行セミナー「ジャパン・ショーケース(Japan Showcase)」を開催しています。
商談会とセミナーが一体化した形式としており、各商談テーブルで日本の訪日旅行商品を販売する旅行会社・ホテル・航空会社・地方自治体などの参加者がそれぞれ10分程度のプレゼンテーションと商談を実施します。

イタリアセミナー 写真

地域ごとに異なる特徴を持つイタリアでは、ローマやミラノといった都市部での情報発信だけでは必要な情報が全ての地域に届かない可能性があります。そのため、JNTOのローマ事務所が主体となって毎年3都市程度を巡回し、訪日旅行の魅力を現地旅行会社等に直接発信する商談会やセミナーを開催しています。

訪日旅行に対する認知が既に高い韓国では、韓国からの訪日旅行における主要な目的である食事やお酒、温泉ゴルフ等をテーマとし、市場の海外旅行に対する興味関心に沿った日本各地の観光魅力を紹介するセミナーを実施しています。
現地の旅行会社社員(日本チーム企画担当・マーケティング担当・営業担当等)や、航空会社等の旅行業界関係者に、最新の日本の観光に関する知識を伝え、テーマ型旅行商品の企画・販売につなげるとともに、リピーターの取り込みや訪日旅行の時期および旅行訪問先の分散の推進を狙いとしています。

また、訪日旅行需要が大きく高まりを見せるタイやインドネシアにおいても、現地の旅行会社の関係者を対象に、訪日旅行における最新情報の提供と訪日旅行商品の造成・手配・販売の強化を目的とするセミナーを開催しています。セミナーでは、ゲストスピーカーによるトークショー等を含め、より具体的かつ幅広い観点による訪日旅行の知識が高まるような構成としています。

このように、内容とセミナーの実施形式の両面から、より効果的かつ適切な情報提供に向けた工夫を行っています。

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