11-12月の市場動向トピックス

• 2022年11月の訪日韓国人数は、対2019年同月比53.8%増の315,400人であった。
• 2022年12月の訪日韓国人数は、対2019年同月比83.9%増の456,100人であった。
• 日韓航空路線の急速な回復に伴い、訪日旅行者数は順調に増加し、飛躍的な伸び率を示している。※2019年7月以降、日韓情勢により訪日旅行を控える動きが発生していたこと等もあり、訪日韓国人旅行者数が減少傾向にあった点は2019年同月比を見る際に注意を要する。

11-12月の主なプロモーション活動

「大阪に住む人たちTV544」とのタイアップ動画を公開

訪日旅行に対する興味・関心度向上を図るため、YouTubeの人気チャンネルとタイアップで動画を制作し、12月中に2本の動画を公開した。この動画は、チャンネル登録者数約90万人を持ち、様々な日本の情報を韓国に映像で発信している「大阪に住む人たちTV544」※、により制作されたもので1本目の動画は、同チャンネルではお馴染みのインフルエンサー「松田部長」が、大阪からフェリー「さんふらわあ」で大分に降り立ち、九州の景勝地を訪問するほか、九州ならではのグルメを堪能する構成となっている。2本目の動画ではホテルの紹介やミシュラン1つ星を獲得しているラーメン店を訪れたほか、子供連れで楽しめる施設やショッピングモールなど韓国市場にニーズの高い施設を紹介した。公開4日後に再生回数30万回を超えるなど反応も良く、視聴したファンからは、「映像が美しい」「九州に行ったことがあるが、映像の場所は知らなかった」等のコメントが寄せられた。

大阪港からフェリーで大分へ

ミシュラン1つ星獲得のラーメンを味わう

桜滝(大分)を訪れる松田部長

※「大阪に住む人たちTV544」について元々は韓国人留学生向けの物件を扱う大阪の不動産会社が日本の生活文化等の情報を発信するチャンネルであったが、その映像クオリティの高さと、韓国語が堪能な「松田部長」が自分の言葉で親しみ安く発信を続けたことで、韓国国内でも人気となっており、コメント欄には多数のハングルの書き込みが届いている。