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インドネシア市場動向トピックス2022年11〜12月

インドネシア市場動向トピックス2022年11〜12月

11-12月の市場動向トピックス

  • 2022年11月の訪日インドネシア人数は、対2019年同月比54.3%減の17,000人であった。
  • 2022年12月の訪日インドネシア人数は、対2019年同月比41.9%減の34,400人であった。
  • 日本の水際規制が緩和されて以降、急激な需要拡大により、11月中は、訪日観光査証発給及び査証免除に伴う登録手続きの停滞等があったが、12月は、その状況も改善され、訪日者数は回復傾向にある。特に、12月は例年、年末のホリデーシーズン等により最多訪日客数の月で、その影響もあり、対2019年同月比は、11月に比べ改善している

11-12月の主なプロモーション活動

11月18日から12月2日に、インドネシアのムスリム層に向けたプレゼントキャンペーンを実施した。JNTOが運営するムスリム向けウェブサイト(https://muslimguide.jnto.go.jp/id/)上に公開した日光・鬼怒川の記事を読み、クイズに参加するというもの。クイズの答えは、同サイト内に掲載している記事を読むことでわかるようにし、掲載観光情報についての理解を深め、サイト内の回遊性を高める工夫もした。SNS等において広告を実施し、期間中のPV数は、約3万で、応募者は、733名であった。


キャンペーンへの応募に際し、求めるムスリム対応等についての簡単なアンケートを実施した。「旅行先の飲食店で、最低限どのような対応があれば利用するか。」という質問に対して、3割弱が「ハラル認証」と回答したものの、6割を超える方が、「ノンポークやノンアルコールであることがわかるピクトグラム」との回答であった。旅行先においては、使われている食材や内容がわかることで、ムスリムの方が利用するお店や食事の選択肢を広げることができると分かった。
ムスリム向けウェブサイト: https://muslimguide.jnto.go.jp/id/
ムスリム向けウェブサイトトップページ 画像

<ムスリム向けウェブサイトトップページ>

キャンペーンのトップページ 画像

<キャンペーンのトップページ>

11月22日から28日にインドネシアで女優や歌手として活動し、人気のあるMarshaAruan氏をインフルエンサーとして5泊6日の行程で招請を行った。東京都や大阪府、京都府といったゴールデンルート上の観光地だけでなく、地方部として石川県も訪れ、四季を感じる紅葉の風景やグルメ等を紹介した。インフルエンサーの投稿の中でも、特に、城や神社仏閣等、日本ならではの写真への好感が高く、「ここ行ったことある!」や「日本に行きたい」といったコメントが多く寄せられ、訪日への興味関心の向上の一助となった。