ドイツ市場動向トピックス2023年3〜4月
3-4月の市場動向トピックス
- 2023年3月の訪日ドイツ人数は、対2019年同月比9.6％減の25,900人であった。
- 2023年4月の訪日ドイツ人数は、対2019年同月比1.5％減の27,400人であった。
- 日本側の水際規制緩和後はじめてとなる日本の桜シーズンによる訪日需要の高まりにより、訪日人数は回復傾向にある。また、3月26日から全日本空輸がミュンヘン＝羽田便を週3便で再開、4月からはルフトハンザ航空がフランクフルト¬＝羽田便のデイリー便を再開したことも増加要因となった。
3-4月の主なプロモーション活動
Berge&Meer社のAldi（ディスカウントストア）のチラシ
Trendtours社のオンライン広告
訪日旅行者数の増加と旅行消費の拡大を図るため、2022年12月から2023年3月にかけて旅行会社6社と航空会社1社と連携して各社のSNSやニュースレターに加え、デジタルサイネージやチラシ等のオンラインとオフラインをミックスさせた共同広告を実施した。ドイツ市場に訴求できる富士山や日本らしい景観を活用して各種広告を予約繁忙期に実施した結果、インプレッション数2,453万回、1,696万のリーチを得た。連携した旅行会社からは、2019年比で162％増の予約を達成したとの報告もあり、販売状況は総じて好調であるとのフィードバックがあった。
ドイツ・ブンデスリーガのサッカーチーム「アイントラハト・フランクフルト」及び元日本代表「長谷部 誠選手」と提携して、ドイツの国民的スポーツであるサッカー愛好家層をターゲットにした訪日観光促進事業を展開してきた。本事業の一環で、同チームが訪日した際に撮影した日本の観光、文化、食などを紹介する動画を2本（東京編及び京都・大阪編）公開した。この結果、3月末までにインプレッション数304万回、リーチ数133万回、視聴回数36万回を記録した。特にYouTubeでは、広告を見た方の54％（35歳未満では73％）が本動画を視聴しており、サッカーの高い影響力と注目度を活用した効果的なプロモーションとなった。
