訪日教育旅行の誘致促進支援

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日本人との交流を通じた国際交流や異文化理解などを目的に、海外の児童・生徒が学校教育の一環として日本の学校を訪れる「訪日教育旅行」。受け入れる日本側にも国際教育の促進や実践的な英語学習、将来の観光リピーター獲得など、教育的・経済的メリットがあります。

訪日教育旅行とは

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「訪日教育旅行」とは、海外の学校に通う児童・生徒が、教職員などの引率のもと学校教育の一環として日本の学校を訪問する団体旅行です。安全性が高く教育素材も豊富な日本は、教育旅行の訪問地として人気で、世界中から多くの青少年が「語学習得」「国際交流」「異文化理解」など独自の学習テーマを持って日本を訪れています。 

訪日教育旅行では「観光」や「語学学習」だけでなく、「日本人との交流を通じた国際交流」や「異文化理解」が目的として設定されていることが多く、日本の学校への訪問やホームステイなどのプログラムが好まれます。近年、多くの中学校・高等学校で全世界から訪れる同年代の児童・生徒との交流が行われています。

JNTOの取り組み

教育旅行の訪問地としての魅力発信と学校交流促進サポート

JNTO本部で運営する訪日教育旅行サイトでは、国内・海外向けに学校交流に関する情報を発信しています。学校交流事例を紹介するコンテンツと、学校交流実施に役立つガイダンスページの制作を行うとともに、日本の教育現場に関する情報や海外事務所主催のセミナー等の情報を発信しています。

また、国内外の教育関係者・自治体の橋渡し役として、日本での学校交流を希望・検討している海外の学校に対して、日本側で受入可能な学校のマッチングサポートを行い、学校交流の実現につなげる支援を行っています。
ウェブサイト「訪日教育旅行ガイド」

訪日教育旅行へのニーズや関心が高い市場への取り組み

豪州教育旅行 写真

訪日教育旅行へのニーズや関心が高い市場においては、現地の教育旅行を企画する国と地域の学校や旅行会社等に向けた情報提供セミナーやネットワーキングイベントを個別に実施しています。さらに、教育旅行関係者を対象に、訪日教育旅行に関する説明会や意見交換会を開催することで、日本への教育旅行の誘致につなげています。

台湾では、2019年6月11日〜13日、台湾の3都市(台北・台中・高雄)において、日台の教育旅行関係者を対象に訪日教育旅行に関する説明会及び意見交換会を開催しました。参加者は日本側が延べ437名(台北151名、台中141名、高雄145名)、台湾側が延べ255名(台北100名、台中76名、高雄79名)となりました。その他、台湾の高校生を対象に訪日教育旅行感想文コンテストとその表彰式を開催。

またオーストラリア・ブリスベンでは、訪日教育旅行を取り扱う旅行会社との共催で、訪日教育セミナーを実施しました。訪日教育旅行の催行を検討している、もしくは検討の可能性がある先生や学校関係者等を対象に、情報提供やネットワーキングに取り組んでいます。