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米国市場動向トピックス2023年3〜4月

米国市場動向トピックス2023年3〜4月

3-4月の市場動向トピックス

  • 2023年3月の訪日米国人数は、対2019年同月比15.0%増の203,000人であった。
  • 2023年4月の訪日米国人数は、対2019年同月比8.0%増の183,900人であった。
  • COVID-19による渡航制限のため訪日できていなかった層のいわゆる反動需要や、桜シーズンの到来、イースター休暇等の影響も相まって、2019年同月比を上回る結果となった。

3-4月の主なプロモーション活動

Cruise360 Japan Workshopの様子 写真

Cruise360 Japan Workshopの様子

Washington Postでの広告 写真

Washington Postでの広告

ニューヨーク事務所では、3月から4月にかけて開催された「National Cherry Blossom Festival」(全米桜まつり)を契機にした訪日プロモーションを展開し、航空会社や鉄道会社と共同で一般消費者向けプロモーションを中心に行った。開会式での映像放映や抽選会実施、Washington Postへの広告掲載、ブース出展といったイベント現地でのプロモーションのほか、公式ウェブサイトに設けた特設ページや航空会社の会員向けニュースレターを通じて、飛行機や鉄道を利用した地方への訪問を訴求した。また期間中に開催された国際交流と旅行をテーマにしたシンポジウムでは、JNTO理事長から桜だけにとどまらない日本の観光資源を紹介し、今後も訪日旅行者を歓迎するメッセージを伝えた。ブースでは一般消費者から夏から秋にかけての訪日を予定しているなどの声も聞かれた一方で、旅行会社からは「日本の宿泊施設やガイドの供給がひっ迫しており、旅行手配の時期が徐々に先延びしている」という声もあった。

ロサンゼルス事務所では、3月から4月にかけてアドベンチャー・トラベル商談会の実施、クルーズ専門見本市「Cruise360」への出展等を通じ、当地旅行会社への訪日魅力の発信を行った。いずれにおいても2022年10月の渡航制限緩和以降の訪日は好調であるとの声が聞かれ、またCOVID-19収束後のトレンドとして「本物」志向が高まる中、受入側(DMC、ホテル、ガイド等)の質がより重視されていることがうかがえた。