7-8月の市場動向トピックス

• 2023年7月の訪日英国人数は、対2019年同月比6.7％減の27,000人であった。
• 2023年8月の訪日英国人数は、対2019年同月比9.2％減の23,800人であった。
• 世界的に復便・新規就航が進んでおり、乗継便利用による日本へのアクセスが改善している。 また、為替の円安傾向が継続している点は訪日旅行者数にプラスに寄与していると考えるが、英国での物価上昇が消費者動向にマイナスの影響を与えており、旅行需要にも一定程度の抑制がかかっている可能性がある。

7-8月の主なプロモーション活動

The Sunday Timesの紙面

Facebook投稿の様子

7月上旬に英国の主要な日刊新聞であるThe Timesのコミッションを持つ記者の訪日取材を支援した。横浜からクルーズ船に乗り、秋田、金沢、境港、大阪や鳥羽等に立ち寄り、温泉地や弓ヶ浜サイクリングコース、祇園祭が開催されていた京都等を取材し、ロンドン事務所からはジャパン・レール・パス7日間を提供するとともに、観光レップや自治体、旅行会社等と連携し、現地でのガイドや車両の手配、宿泊の提供等に協力した。その結果、The Sunday Timesの紙面（発行部数　64万部以上）での露出に繋がった。

英国市場公式SNSアカウント（Facebook：https://www.facebook.com/visitjapanuk/およびInstagram： https://www.instagram.com/visitjapan_uk/）では、3大都市圏以外の地域に関する情報が全投稿の8割以上を占めるなど、地方部の認知度向上を目指した取組を行っている。7月から8月にFacebookで行った投稿のうちエンゲージメント数が多かったのは、「弘前ねぷたまつり」の投稿であった。同じくInstagramでは、佐渡の美しい景色や、たらい舟体験を紹介したもの、愛知県の清州城を紹介したものであった。いずれも、英国ではまだあまり知られていない地域の魅力を紹介するものであり、さらに色鮮やかで美しい写真を採用したことで、多くの関心を集める結果となったと考えられる。