9-10月の市場動向トピックス

• 2023年9月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比30.7％増の38,100人であった。
• 2023年10月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比31.4％増の55,100人であった。
• シンガポールドル高・円安の影響、旅行博等での情報発信や継続したプロモーション等により、旺盛な訪日需要の取り組みができており、9月、10月ともに2019年に比べて大幅増加となった。

9-10月の主なプロモーション活動

Japan Travel Fair 2023

高付加価値旅行者層向けイベント

一般消費者向け旅行博「Japan Travel Fair 2023」の開催

　9月29日から10月1日の3日間、シンガポール中心地にあるショッピングモールにて、自治体や観光業界関係者、現地旅行・航空会社と連携し、「Japan Travel Fair 2023」を開催した。日本から22団体、現地旅行会社から10団体の合計32団体にブース出展いただき、秋の紅葉をテーマにしたデザインの会場にて、様々なステージイベントやアクティビティを実施した。会期中約2万3,000人が訪れ、各地域の情報収集を行っていた。フェアへ出展した旅行会社によると、来春の桜シーズンをはじめ、2024年のツアー等の売れ行きが好調とのことであった。

高付加価値旅行者層向け小規模イベントの開催

　10月21に当地の社交クラブ「Mandala Club」と共催で、同クラブ会員を対象とした小規模イベントを開催した。日系航空会社、日系宿泊施設5社、JFOODO、また昨年度の高付加価値旅行取扱い旅行会社招請事業で招請した当地富裕層向け旅行会社にもご協力いただき、参加した58人には日本酒等を楽しんでいただきながら、日本の高付加価値旅行コンテンツを紹介した。会員は事業オーナー、企業の役員や幹部等が多いとされ、高所得者層に対して、日本の旅行コンテンツをPRできる良い機会となった。参加者アンケートでは訪日経験済である回答者の95％以上がイベント参加後再度日本に行きたくなったと回答し、日本旅行に行く際は通常1週間から2週間滞在すると回答した。