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シンガポール市場動向トピックス2023年5〜6月

シンガポール市場動向トピックス2023年5〜6月

5-6月の市場動向トピックス

  • 2023年5月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比32%増の49,700人であった。
  • 2023年6月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比15.5%増の54,600人であった。
  • シンガポール入国時は入国3日前以降の医療申告電子フォームの提出が引き続き必要であるが、スクールホリデーによる訪日需要の高まりに加え、円安や増便の影響もあり、訪日者数は両月ともCOVID-19前を上回った。

5-6月の主なプロモーション活動

共同広告の例 写真

共同広告の例

モニター募集に関する現地メディア報道例 写真

モニター募集に関する現地メディア報道例

富裕層向けイベントの様子 写真

富裕層向けイベントの様子

5月下旬から6月下旬までのスクールホリデーおよび夏季における訪日促進を狙い、楽天トラベル及び日本航空の各社と連携し、訪日旅行商品及び訪日航空券の販売促進を目的とした共同広告を実施した。いずれの連携先からも販売状況は総じて好調であった旨のフィードバックを受けている。

生涯リピーターの育成及び地方誘客を目指す観点から、自治体・DMO・運輸機関・空港等と連携し、ライフステージ別の「特別な機会での訪日」に着目したキャンペーン実施を計画している。第1弾として「大切な人の誕生日」をテーマに、一般消費者のモニターとして実際に訪日していただき、その様子をウェブサイト等で情報発信することを予定おり、北海道コースと広島・山陰コースの2コースへのモニター募集を行った。募集案内のプレスリリースは現地メディア24媒体に取り上げられ、両コース合わせて300組以上の応募があった。今後は7月以降にモニターを決定し訪日に向けた調整を進めていく。

6月18日に旅行会社Blue Sky Escapesと共催で、富裕層をターゲットとしたBtoC向けの小規模イベントを開催した。48名が参加し、参加者は日本茶や日本酒の試飲等を体験しながら、新潟、福井、岡山、広島、佐賀等におけるまだシンガポールであまり知られていないコンテンツを中心に、具体的な旅程案とともに情報提供を受けた。参加者へのアンケートによると、回答者の全員がイベント参加後日本に行きたくなったと回答し、回答者の53%が通常日本には1週間以上滞在すること、回答者の47%が航空券を除く1人あたりの日本での消費金額は8,000シンガポールドル以上(約85万円以上、6月28日時点レート1シンガポールドル≒106.45円)であると回答した。参加者からはこれまで何度も日本を訪れているので、「まだ経験したことのない新しいユニークな体験を求めている」という声が聞かれた。