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シンガポール市場動向トピックス2022年9〜10月

シンガポール市場動向トピックス2022年9〜10月

9-10月の市場動向トピックス

  • 2022年9月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比90.1%減の2,900人であった。
  • 2022年10月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比65.9%減の14,300人であった。
  • 日本への入国については、ワクチン接種証明書等が必要となる。自国民の日本からの入国については、ワクチン接種証明書の提示等が義務付けられている。日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にある。

9-10月の主なプロモーション活動

OKAERIキャンペーンクリエイティブ例

10月11日から、個人旅行での訪日が再開、シンガポール国籍保有者への査証免除措置も再開された。この機を捉え、訪日旅行再開を一般消費者に印象付けるため、エアライン4社、旅行会社18社、日本側インバウンド関係者10団体・社と連携し、10月12日から「OKAERI -Welcome back to Japan」キャンペーンの共同広告を開始した。JNTOが特設ページ制作、屋外広告、オンライン広告を展開した他、各連携先が障子の中の写真(画像参照)だけ変更した本クリエイティブを用いて、それぞれ広告、情報発信を実施した。
JNTO特設ページ:https://japanbyjapan.com/okaeri

富裕層向けイベント

10月28日に旅行会社Travel Curatorsと共催で富裕層をターゲットとした小規模イベントを実施した。本イベントの開催にあたっては、シンガポールの主要銀行の一つであるOCBCと連携し、同社の顧客である富裕層52名を集客した。参加者は、OCBCの保有するプレミアプライベートラウンジで、マグロの解体ショーや、日本酒飲み比べ等を楽しみつつ、Travel Curators社の複数の社員から訪日旅行についてのコンサルや情報提供を受けた。参加者へのアンケートによると、訪日時の滞在期間は1〜2週間が半数程度を占めた。また、航空券を除く1回あたりの訪日旅行の予算額としては、1万シンガポールドル(約104万円、11月8日時点レート1シンガポールドル=104.48円)以上という回答が半数以上を占め、2万シンガポールドル(約209万円)以上という回答も10%を占めた。アンケートからは、富裕層もシンガポルの一般的な訪日観光客と同じく、食への関心が高いことが読み取れ、食を絡めたプロモーションは今後も有効と考えられる。