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シンガポール市場動向トピックス2022年7~8月

シンガポール市場動向トピックス2022年7~8月

7-8月の市場動向トピックス

  • 2022年7月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比90.8%減の2,000人であった。
  • 2022年8月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比90.9%減の1,800人であった。
  • COVID-19の拡大により、日本政府による検疫強化(陰性証明書の提示等)、査証免除措置の停止等の対象となっているが、「青」区分として、観光目的の新規入国が条件付きで認められている。自国民の日本からの入国については、ワクチン接種証明書の提示等が義務付けられている。日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にある。

7-8月の主なプロモーション活動

8月12から14日の3日間で、シンガポール最大の旅行見本市NATASが3年ぶりに開催され、VJブースを出展した。NATASへの来場者数は約7万人と、2019年の約11万人から減少したものの、週末には会場の入り口に長蛇の列ができ、シンガポール人の高い旅行意欲が感じられた。VJブースには約5万人が訪れ、観光情報案内カウンターには約780件の問い合わせがあった。日本の入国規制についての質問が非常に多かったが、その他、自然や景勝地等の観光地、レンタカーを利用した移動等を含む交通手段についての質問が特に多く寄せられた。VJブースで1,800人に実施したアンケート結果によると、62%が半年以内に6時間以上飛行機に乗る中距離以上の旅行を計画していることが確認できた。また、既に訪日ツアーに参加した、もしくは、予約・購入したと回答した人が28%と、現在の入国規制下でも多くの来場者が訪日を予定していた。同フェアは旅行商品の即売会でもあり、出展した旅行会社へのヒアリング結果では、3年前の2019年と同程度の訪日旅行の売り上げがあったという声もあった。特に、シンガポールからの国外旅行のピークシーズンである12月の訪日ツアーは人気が高く、ほとんどの旅行会社では海外旅行商品が完売していた。

8月11日から9月30日にかけて「日本の祭り」をテーマとしたオンラインキャンペーンを実施した。特設サイトでは、日本各地の特徴のある祭りや、祭りを楽しむための基礎知識のほか、四国ツーリズム創機構と連携して「踊る島四国」と題し、四国四県それぞれの特徴ある祭りを紹介した。また、高知県のよさこい情報交流館および、徳島県の阿波踊り会場からライブ中継を実施し、シンガポール事務所の運営するFacebookページから配信した。当該動画はアーカイブも含め8,500回以上視聴された。
特設サイト:https://japanbyjapan.com/japanfestival/

NATAS内VJブース

日本の祭りキャンペーン