3-4月の市場動向トピックス

• 2022年3月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比99.3%減の300人であった。
• 2022年4月の訪日シンガポール人数は、対2019年同月比98.4%減の600人であった。
• COVID-19の拡大により、日本政府による検疫強化(検査・待機等)、査証の効力停止等の対象となっている。
• シンガポール政府により、ワクチン未接種者は国外旅行の延期が推奨されている。4月以降、自国民の日本からの入国について、ワクチン接種完了者であれば、陰性証明書などの提示、7日間の自宅隔離、隔離最終日のPCR検査等が不要となった。

3-4月の主なプロモーション活動

3月19日に、訪日旅行に強みを持つ旅行会社Michi&Coと連携して、消費者の訪日意欲を高めることを目的とした小規模の消費者イベントを実施した。シンガポール政府の規制緩和に基づき、JNTOとして約2年ぶりのリアルでのイベント実施であった。参加者はJNTOコミュニティサイト会員を対象に募集をしたところ、すぐに上限の20名に達し、参加者の訪日への変わらぬ高い関心を感じることができた。イベントでは、訪日アウトドアアクティビティに関するプレゼンテーションの他、参加者が意見交換しながら宿やアクティビティ等を組み合わせて理想の訪日の行程案を作るワークショップ、呈茶体験を実施した。アンケートでは参加者の80%がイベントに参加後に「訪日したいと強く思った」と回答した。

3月に、シンガポールで著名な旅行・ライフスタイル情報の発信に強みを持つ2つのオンライン媒体、THE TRAVEL INTERN 及び The Smart Local のウェブサイト上で日本のアウトドアアクティビティの魅力を訴求する記事広告を掲載し、情報発信を行った。加えて、同じテーマのクリエイティブをSNSに投稿することにより計13万リーチを獲得することができた。TheSmartLocalでは、日本を想起しやすい富士登山も紹介しつつ、あまり知られていないパラグライダーやカヤック等のアクティビティを紹介、THE TRAVEL INTERN では、シンガポール人が日本を想起しにくい写真を掲載し、「この写真はどこでしょう?」といったクイズを取り入れ、意外性をフックに興味をもってもらうことを目的とした情報発信を行った。いずれもシンガポールでは認知の低い日本のアウトドアアクティビティを紹介することで、日本の新しいコンテンツへの興味喚起をした。

小規模イベントの様子

The Smart Local SNS投稿