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中東地域市場動向トピックス2022年9〜10月

中東地域市場動向トピックス2022年9〜10月

9-10月の市場動向トピックス

  • 2022年9月の中東地域の訪日人数は、対2019年同月比79.3%減の1,800人であった。
  • 2022年10月の中東地域の訪日人数は、対2019年同月比65.7%減の4,100人であった。
  • 一部の中東地域の国からの日本への入国には、ワクチン接種証明書に加え、査証取得等が必要となる。自国民の日本からの入国については、一部の中東地域の国で指定アプリのダウンロード等が必要となる。日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。

9-10月の主なプロモーション活動

10月11日から実施された日本の入国規制の大幅緩和について、ドバイ事務所では、9月下旬にGCC6ヵ国※1に向けてプレスリリースを発出した。事務所の有するネットワークを活かし、メディア関係者約2,000人に配信した結果、新聞紙面(添付)を含む多くのメディアで取り上げられ、訪日旅行関連の露出増に寄与した。また、現地旅行会社へのヒアリングでも、水際対策の緩和を受けて、訪日旅行商品の造成を再開するといった具体的な声も聞かれた。

イスラエル市場を管轄するロンドン事務所は、9月にイスラエルの旅行会社を対象にウェビナーを開催した。イスラエルでは、東京や京都、大阪のようなゴールデンルートを取り扱う旅行商品が多いため、ゴールデンルート以外の場所にもぜひ足を運んでほしいという想いと、日本文化に対する興味関心が高いことを考慮して、今後PRしていきたい関東地方の観光目的地を紹介した。具体的には、栃木県では日光市内の温泉や足利フラワーパーク、若竹の杜、群馬県は草津温泉、埼玉県は長瀞渓谷や渓谷での川下り、神奈川県では小田原市の江之浦測候所について紹介した。加えて、東京でも日本らしさを感じられる目的地として、谷中&根津や柴又、江戸東京たてもの園について触れた。以上の具体的な紹介を受けて、聴講者からは「とても面白いウェビナーだった。次回もぜひ参加したい」といった好意的な反響があった。
※1:Gulf Cooperation Council 湾岸協力理事会(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート)を指す

GCC市場での露出例

イスラエル市場向けウェビナー