5-6月の市場動向トピックス

• 2022年3月の中東地域の訪日人数は、対2019年同月比97.4%減の300人であった。
• 2022年4月の中東地域の訪日人数は、対2019年同月比97.0%減の400人であった。
• COVID-19の拡大により、中東地域各国も、日本政府による検疫強化(検査等)、査証の効力停止等の対象となっている。中東地域各国で日本への渡航が引き続き規制されており、一部の国では条件を満たせば出国規制が緩和されているものの、日本への直行便は依然として大幅な運休・減便となっており、訪日者数は3月、4月ともに2019年同月を大幅に下回った。

5-6月の主なプロモーション活動

12月より運用を開始した中東地域市場公式SNSアカウント(アラビア語)において、情報発信を継続している。特に、Instagramで3月に発信した河内藤園の画像投稿が高いエンゲージメントを獲得した。内容を分析したところ、「美しい」というハッシュタグからの流入が多いことが分かり、また女性からの反応が男性の約2倍となるなど、JNTOが中東地域市場向けに発信を強化している、美しい自然景観への強い支持がうかがわれる結果となった。Facebookでは、桜の投稿に対して高い人気が集まった。また、非アラビア語話者向けとして、トルコ・イスラエル市場において、旅行会社・メディア向けにニュースレタの発信を行っており、桜の名所や城泊などのトピックスを紹介した。

ドバイ事務所では、有力旅行雑誌 Condé Nast Traveller Middle East と連携し、3月に訪日旅行を特集した誌面掲載を行った。訪日旅行の目的として根強い人気をもつ桜を主題とし、多様な方法で桜観賞が楽しめることを紹介することで、観光往来再開後の訪日意欲の喚起を図った。
オンライン版記事: https://www.cntravellerme.com/destinations/asia/east-asia/springtime-in-japan-cherryblossoms-sakura

Instagram投稿(河内藤園)

Conde Nast Traveller Middle East 誌面