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マレーシア市場動向トピックス2023年1〜2月

マレーシア市場動向トピックス2023年1〜2月

1-2月の市場動向トピックス

  • 2023年1月の訪日マレーシア人数は、対2019年同月比13.7%減の27,100人であった。
  • 2023年2月の訪日マレーシア人数は、対2019年同月比12.7%減の32,000人であった。
  • 日本への直行便数の増加等により、訪日マレーシア人数は回復傾向にある。

1-2月の主なプロモーション活動

インフルエンサー招請のSNS投稿 写真

インフルエンサー招請のSNS投稿

旅行会社招請時の意見交換会の様子 写真

旅行会社招請時の意見交換会の様子

マレーシア市場では東京や大阪など大都市への訪問が多く、地方の魅力的なコンテンツはまだ十分に知られていないことから、1月10日から16日にかけて、中華系インフルエンサーを東北に招請し、SNS投稿を通じて消費者の東北への興味関心度の向上を図った。また、2月2日から6日に中華系旅行会社4社を招請し、東京をゲートウェイに東北訪問を促す周遊旅行コース(宮城・岩手・山形)を視察していただくとともに、地域関係者との意見交換会を実施して、地域の理解を深める機会を設けた。参加した旅行会社担当者からは、「四季の魅力に加えて、食・自然・文化など伝統的な日本を堪能できる東北は、マレーシア人に人気のデスティネーションになる大きな可能性がある」、「年代問わず楽しめる」とコメントがあり、帰国後に早速商品造成を行い、東北へ送客した旅行会社もあった。

DRT SHOW Malaysiaの様子 写真

DRT SHOW Malaysiaの様子

マレーシアでは、コロナ禍を経てアウトドアアクティビティへの関心が高まっていることから、ダイビングをフックに日本各地の魅力的な観光コンテンツ等の訪日旅行情報を提供する試みとして、2月24日から26日までマレーシア・クアラルンプールで開催されたダイビング・旅行見本市「DRT SHOW Malaysia(総来場者約2万3,000人)」へ初出展し、VJ ブースには 3,000 人超が来訪した。VJブース来訪者には訪日旅行経験者も多かったものの、マレーシア発のダイビング目的地として海外で人気が高いのはインドネシアやフィリピンであるため、ダイビング目的で訪日したことがある方は殆どおらず、「どこで、どの季節に、何が見られるのか」、「水深や気温は」など細かく掘り下げた質問も多く寄せられた。ダイビング目的の旅行では7~10日位の滞在が一般的で、かつ減圧症を避けるためダイビング後すぐには飛行機に乗れないこともあり、周辺観光地が多い日本は魅力的とのことで、沖縄や北海道等のダイビング地域周辺の訪日観光旅行情報の提供を通じて、将来の訪日に繋がる層になり得ることがうかがえた。