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マレーシア市場動向トピックス2022年9〜10月

マレーシア市場動向トピックス2022年9〜10月

9-10月の市場動向トピックス

  • 2022年9月の訪日マレーシア人数は、対2019年同月比89.6%減の3,000人であった。
  • 2022年10月の訪日マレーシア人数は、対2019年同月比82.0%減の8,800人であった。
  • 日本への入国については、ワクチン接種証明書等が必要となる。自国民の日本からの入国については、指定アプリへのワクチン接種証明書の登録が推奨されている。日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にある。

9-10月の主なプロモーション活動

9月2日から4日にクアラルンプールで開催されたBtoC向け旅行博「MATTA Fair September 2022」に出展し、3日間で約2万8,000人、VJブースには9,000人を超える方が来訪した。折しも9月7日からの外国人旅行客向け添乗員なしパッケージツアーの受入再開が発表されたことから、来場者からは日本の入国規制に関する質問が非常に多く、その他、鉄道パスを活用した周遊ルートなど旅程相談に関する質問等が寄せられた。旅行会社へのヒアリング結果では、マレーシアからの国外旅行のピークシーズンである12月の訪日ツアーは特に人気が高く、他国・地域の商品と比べても販売が好調とのことだった。

地方誘客促進のため、9月5日から11日にかけて、日本に在住するマレーシア人インフルエンサーのCheesie氏を起用して「久しぶりの日本、ディープで穏やかな上質旅」をテーマに北陸信越エリアの魅力を発信した。投稿には「訪日旅行の際に必ず行きたい。」「東京から新幹線で2時間半以内の移動で多くの自然に触れることが出来る。」といった訪日旅行時の期待をうかがえるコメントが寄せられた。
Cheesie氏Instagram: https://www.instagram.com/cheeserland/

一般消費者を対象とした訪日旅行促進イベント「Japan Travel Fair(JTF)」を、クアラルンプール市内の大型ショッピングモールにおけるリアルイベント(9月16日から18日)、及び特設サイトでのオンラインイベント(9月12日から21日)のハイブリッド形式で開催した。リアルイベントの3日間の総来場者数は6万8,000人、オンラインイベントのアクセス数も13万を超え、訪日旅行への高い期待が表れる結果となった。マレーシア市場では従来から価格重視の傾向があったため、燃油サーチャージ高騰や現地費用値上げによって訪日旅行予算がCOVID-19前と比較して20〜30%上昇していることが障壁となっているものの、JTF来場者の1,000名を対象としたアンケート調査結果では「コロナ前より旅行費用が上がったとしても訪日旅行をしたい」と回答した人は26%おり、海外旅行先としての日本の人気は衰えていないことがうかがえた。

<MATTAFairの様子>

<在日インフルエンサーを活用した情報発信>

<JTFリアルイベントの様子>