11-12月の市場動向トピックス

• 2023年11月の訪日韓国人数は、対2019年同月比217％増の649,900人であった。
• 2023年12月の訪日韓国人数は、対2019年同月比215％増の782,700人であった。
• 日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便・復便等の影響もあり、訪日外客数は増加した。
  
  ※2019年7月以降、日韓情勢により訪日旅行を控える動きが発生していたこと等もあり、訪日韓国人旅行者数が減少傾向にあった点は2019年同月比を見る際に注意を要する。

11-12月の主なプロモーション活動

オンラインセミナーの導入画面
参加者は、過去に実施したセミナーも閲覧可能。

「新しいホテルをテーマにした日本旅行」講師
インペインターグローバル代表　パク・ソンヒ氏
新しくできた温泉旅館、デザイン建築、
サステナブル、体験型等、様々な形態のホテルと旅行コースを紹介。

旅行業界関係者を対象にオンラインセミナーを実施

　ソウル事務所で、韓国の旅行業界関係者向けに「日本旅行専門家セミナー」を開始した。例年、訪日旅行の専門的な知識を得てもらい、テーマ性のある旅行商品の造成促進を目的に行っているが、今年は韓国人旅行者の海外旅行トレンドに合わせ、「新しいホテルをテーマにした日本旅行」「建築と芸術をテーマにした日本旅行」、「お酒をテーマにした日本旅行」、「庭園をテーマにした日本旅行」という4つのテーマでオンライン形式により展開している。11月に配信開始をした「新しいホテルをテーマにした日本旅行」では、配信開始から1か月で100人近くが受講する等、韓国の旅行業界関係者の関心の高さが垣間見えた。

　これらのセミナーはそれぞれのテーマの専門家が講演を行い、日本の最新のトレンドや知識を得ることができる。昨今、日本への旅行の需要が急増し、既存にはない訪日旅行商品開発が求められる中、今回のセミナーを通じて新しいテーマの訪日旅行商品が造成、販売されることが期待される。すべてのテーマのオンラインセミナーを受講完了した旅行業界関係者には、修了証が発行される。セミナーは事前承認が必要となり、2024年2月末まで配信となっている。