9-10月の市場動向トピックス

• 2023年9月の訪日インド人数は、対2019年同月比11.3％減の14,100人であった。
• 2023年10月の訪日インド人数は、対2019年同月比20.6％増の16,800人であった。
• 9月についてはデリーで開催されたG20の影響を受け、旅行を回避するマインドが強く表れた。10月については9月の反動や団体旅行需要等もあり、2019年春の旅行シーズンに匹敵する実績値となった。

9-10月の主なプロモーション活動

現地商談会「Japan Roadshow 2023」の開催（10月）

JNTOデリー事務所 文野所長　挨拶

　デリー事務所主催の現地商談会「Japan Roadshow 2023」を、ベンガルール（10日）とムンバイ（12日）の2都市で開催した。日本からは旅行会社、ホテル、観光関連団体等のセラー（ベンガルール11団体、ムンバイ12団体）が参加し、訪日旅行商品の取り扱いを希望するインドの旅行会社（ベンガルール53社、ムンバイ52社）がバイヤーとして参加した。

　各都市で1日間ずつの限られた時間だったが、半日単位のプログラムを午前・午後で実施し、バイヤーを各プログラムに振り分けることで商談を効率良く行える工夫をした。商談会に参加したインド側の旅行会社からは、「新たなセラーと出会え、最新情報を得られた。」とのポジティブな意見が多く、日本側セラーからは「多くのバイヤーと話すことで、今後の販促方針について考えることができた。」等の声があり、インド市場への期待の高さや熱意が感じられた。

日印観光交流年記念「CLICK! JAPAN PHOTO CONTEST 2023」（10月）

SNS用PR素材

　訪日インド人観光客の更なる増加の後押しを目的として、また日印観光交流年を記念して、10月1日から翌年2月末まで、官民一体のオール・ジャパン体制（在インド日本国大使館、国際交流基金、JNTO、キャノン インディア、日本航空、全日本空輸）でフォトコンテストをスタートさせた。

　期間中に訪日したインド人旅行者が応募資格を持ち、応募者の作品を通じて、インド市場における日本の認知度向上だけではなく、口コミによる訪日旅行需要の喚起も期待できる。

　専用ウェブサイト：https://clickjapanphotocontest.com/