香港市場動向トピックス2023年11〜12月
11-12月の市場動向トピックス
- 2023年11月の訪日香港人数は、対2019年同月比0.3%増の200,400人であった。
- 2023年12月の訪日香港人数は、対2019年同月比0.6%増の251,100人であった。
- 旅行代金の高騰があるものの、直行便の回復、地方路線の復便、紅葉シーズンによる訪日需要の高まり等の影響もあり、訪日香港人数は2019年同月比で増加した。
11-12月の主なプロモーション活動
香港メディア招請(備中松山城訪問の様子)
香港メディア招請(お好み焼き体験の様子)
熊本便再開に合わせた香港航空との共同広告
12月2日からの香港航空による熊本便の復便に合わせ、同社と連携して、熊本便を含む日本路線(新千歳、函館、成田、中部、関西、米子、福岡、熊本、沖縄の全9路線)で利用できる割引クーポンを11月30日から配布し、訪日旅行促進を図った。11月30日には、香港航空が香港市内中心の中環(セントラル)で熊本便の復便をPRする一般消費者向けの屋外イベントを実施し、割引クーポンの告知及び宣伝を実施した。割引クーポンを活用した予約実績の約半数は三大都市圏以外の地方便であった。
香港市場メディア招請
地方誘客促進を目的とした「アジアにおける大規模キャンペーン事業」の一環として、12月11日から15日に香港の旅行系オンラインメディア「U Travel」を招請した。本事業は対象のアジアの10市場において市場ごとに「送客強化地域」を定めており(香港市場は瀬戸内・四国エリア)、岡山県・広島県・愛媛県を訪問し、地方での観光コンテンツの取材を行った。また、行程中、観光地域づくり法人(DMO)によるお勧めの体験アクティビティ、食事、宿泊施設を含めることで、地元目線での魅力的なコンテンツを紹介した。取材結果は、2月にオンライン記事や動画として露出する。香港市場における瀬戸内・四国への興味・関心度向上に繋げると同時に、同記事や動画内で実施中のオンライン旅行会社(OTA)・エクスペディアとの共同広告についても紹介することで、当該エリアへの送客を図る予定である。