香港市場動向トピックス2023年9〜10月
9-10月の市場動向トピックス
- 2023年9月の訪日香港人数は、対2019年同月比3.1%減の151,100人であった。
- 2023年10月の訪日香港人数は、対2019年同月比0.7%減の179,300人であった。
- 旅行代金の高騰による旅行控え、台風によるフライトキャンセルがあったが、地方路線の復便等の影響もあり、訪日外客数は2019年同月比で微減であった。香港=関西間の増便、香港=中部間の増便等もあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。
9-10月の主なプロモーション活動
日本史に関するコンテンツの公開
「日本史」をテーマにしたコンテンツ
香港市場公式ウェブサイトにおいて、「日本史」をテーマにしたコンテンツを公開した。(参考URLは以下の通り。) リピーターの多い香港人旅行客に対して、訪問地への理解を深めより充実した旅行にしてもらうことを目的に、縄文、平安、戦国、江戸の4つの時代の歴史的背景に関する情報を提供し、遺跡、博物館、テーマパーク、街並み等、地方誘客・消費額向上に資する日本各地12カ所を紹介した。さらに、今回のコンテンツと連動して、「最も訪れたい日本史ゆかりの観光地とその理由」についてコメントを募集するキャンペーンを9月21日から10月18日に実施し、約1,300件の応募があった。JNTOによる審査の結果、忍野しのびの里(山梨県) を選んだ応募者が最優秀賞を、安土城天主信長の館(滋賀県)を選んだ応募者が優秀賞を、それぞれ受賞した。訪れてみたい理由として、2人とも、日本のアニメを通じて日本史に触れたことに言及していた。
◇参考URL:香港市場公式ウェブサイトhttps://welcome2japan.hk/alwaysareason/sep2023/
旅行会社との共同広告
OTA特設ページ
現地旅行会社の新聞広告
9月から来年2月まで香港の旅行会社6社(OTA含む)と共同広告(オンライン・オフライン)を実施している。連携先の意向も尊重しながら、バナーやSNS、新聞やバスラッピング等幅広い広告媒体にて展開している。3大都市圏以外の地方を含む旅行商品を広告対象とし、北陸、関東、関西、四国、九州等の紅葉や、北海道、東北、北陸・中部等の冬の旅行商品に加え、沖縄観光、12月に復便予定の米子線や宮崎へのチャーター便を使った商品等の広告を行い、地方誘客の促進を図った。