5-6月の市場動向トピックス

• 2023年5月の訪日香港人数は、対2019年同月比18.3％減の154,400人であった。
• 2023年6月の訪日香港人数は、対2019年同月比10.9％減の186,300人であった。
• 日本への直行便数は回復傾向にあり、訪日香港人数も回復しつつある。

5-6月の主なプロモーション活動

航空会社との共同広告を実施

SNSでのプレゼントキャンペーン

SNSでの情報発信

【SNSでのプレゼントキャンペーン】 6月27日から7月10日にかけて、香港市場公式Facebook （https://www.facebook.com/visitjapanhk）にて、プレゼントキャンペーンを実施した。香港では日本へ旅行に行くことを「返郷下(里帰りする)」と表現することから、キャンペーンのキャッチコピーに「ただいま！お帰り！」を用い、これまでの訪日旅行時に撮影した1枚の写真とともに日本に行きたい気持ちをコメントしてもらうといった内容で、応募者は107名、JNTOによる厳選な審査の結果、最も優秀なコメントの投稿者には日本製の高性能インスタントカメラをプレゼントした。応募写真のうち、桜の写真が10件と最も多く、他にもあじさいや雪といった自然景観の写真が多かった。次いで、鹿や猫などの動物関連やテーマパークを含むキャラクター関連の投稿、「着物を着て散策しました！」、「日本でしか食べられない鮮度抜群な海鮮料理が最高！」等の文化体験や食に関する写真やコメントが見られた。中には、昨年10月の個人旅行再開後に日本を旅行した際の写真投稿もあり、COVID-19終息後もすでに多くの香港人が訪日旅行を楽しんでいることをうかがい知ることができた。

【SNSでの情報発信】 香港市場公式Facebookにおいて、学生の夏休みが7月中旬から始まることを見据え、その時期の訪日需要喚起を念頭に情報発信を行った。6月の投稿では、渓流・滝といった水にまつわる写真に対する反応が良く、全15投稿の中で水にまつわる4つの投稿（青森県、千葉県、熊本県、長野県）全てがエンゲージメント数※の上位7位に入った。2023年6月の香港は平均最高気温が30度を超え、日本の25度と比較しても暑いことから「涼」を感じさせる水にまつわる投稿への反応が良かったと考えられる。

※エンゲージメント数：投稿に対するLikeやコメント等のユーザーのリアクションの数