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中国市場動向トピックス2023年9〜10月

中国市場動向トピックス2023年9〜10月

9-10月の市場動向トピックス

  • 2023年9月の訪日中国人数は、対2019年同月比60.2%減の325,600 人であった。
  • 2023年10月の訪日中国人数は、対2019年同月比64.9%減の256,300人であった。
  • 9月末から10月上旬の中秋節・国慶節連休に多数の訪日客が来訪した。連休後は閑散期を迎えたものの、中国の水際規制緩和、航空運賃高騰の沈静化等が、プラスの影響を与えた。上海=成田間の増便、上海=関西間の増便、上海=中部間の復便等もあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。また、那覇港や石垣港等への複数回のクルーズ船の寄港があった。

9-10月の主なプロモーション活動

CITIE (VJブース) 写真

CITIE (VJブース)

CITIE(和太鼓パフォーマンス) 写真

CITIE(和太鼓パフォーマンス)

北陸招請での武家文化体験 写真

北陸招請での武家文化体験

「広東国際旅遊産業博覧会(CITIE)」に出展

9月15日から17日にかけて、広東省最大の国際旅行博覧会「CITIE」に出展した。3日間の来場者は延べ約4万人、VJブースには延べ約3万人が訪れ、最新の訪日情報等を幅広く紹介した。VJブース内のステージでは、和太鼓パフォーマンスや日本旅行のクイズ大会、自治体等の日本ブースを巡るスタンプラリー、自治体PRステージ等多彩なプログラムを繰り広げ、3日間通して盛況であった。VJブースで実施したアンケート(回答数680件)からは、海外旅行について約56%が「半年以内に行きたい。」、約80%が「1年以内に行きたい。」との回答を得た。「行きたい。」と回答した人のうち、予定している旅行先(複数回答可)は日本が約68%と最多で、更にそのうち48%は「1年以内に訪日したい。」と回答し、訪日旅行への高い意欲がうかがえた。

インフルエンサー招請及び旅行会社との共同広告

8月から9月にかけて実施した伝統文化をテーマとしたインフルエンサー招請において、各地域で行った体験をもとに実用的な旅行情報および旅行記の掲載記事や動画を制作し、現地の大手オンライン旅行会社であるCtrip(携程旅行)、Tuniu(途牛)、Fliggy(飛猪)上で特設ページを公開した。また、10月10日より各インフルエンサーがSNSで投稿したところ、「日本の四季のイベントや文化を体験したい。」等、訪日旅行への関心度の高さがうかがえるコメントが多く寄せられており、主に個人旅行者向けに訪日旅行意欲を高める情報発信ができた。

◇参考URL
Ctrip:https://pages.c-ctrip.com/tbliu/2023JNTOctwh/index.html?from_native_page=1&s_guid=50D2EED9-E9E4-45FF-AEE9-EA136E5A4898
※Tuniu、Fliggyは中国国内でのスマートフォンアプリでの利用を想定したページのため日本国内からの表示不可