1-2月の市場動向トピックス

• 2023年1月の訪日中国人数は、対2019年同月比95.9％減の31,200人であった。
• 2023年2月の訪日中国人数は、対2019年同月比95％減の36,200人であった。
• 中国政府は、1月8日より水際措置を撤廃し、航空便に対する規制も廃止した。海外旅行の「秩序だった回復」の一環として、2月6日より特定の20ヵ国を対象に海外への団体旅行・FITパッケージツアーを試験的に再開したが、日本は対象に含まれなかったことから、観光での往来は実質的に不可能な状況が続いた。日本政府は中国側の水際措置の撤廃に伴い、中国国内の感染状況に関する状況が不透明であることを理由として、中国からの直行便搭乗者を対象に水際措置を再強化した。

1-2月の主なプロモーション活動

特設ページ

イベント会場の様子（広州）

地方誘客の更なる促進のため、伝統文化を切り口に、JNTO簡体字サイト内の特設ページ（https://www.japan-travel.cn/tradition2022/）に、古い街並み、温泉、ローカルフード等を中心としたコンテンツの記事を掲載し、SNS等により誘引を図るとともに、2月には北京（4日）・上海（11日）・広州（25日）で一般消費者向けに、自治体も参加した地域の伝統文化に関するプレゼンテーションや日本酒の講座、試飲体験イベントを行った。イベント会場の様子はインフルエンサーによるライブ配信でも拡散され、合計212万人以上（アーカイブ動画含む）が視聴した。

漫旅Travel+Leisure1月号紙面

旅游天地SNS（Weibo,Wechat）アカウントでの掲載

中国人富裕旅行者層が関心を持つ「アート＆カルチャー」「知られざる自然・アウトドア」をテーマに昨年度収集したコンテンツの中から選んだ3コンテンツについて特集記事を作成し、「旅游天地」や「漫旅Travel+Leisure」等の雑誌への掲載やSNSアカウント等によるオンライン上での発信を行った。2月末までの雑誌の発行部数は130万部、オンライン上での記事閲覧数は1,650万回以上、いいね等の反応数は7,700回以上となった。