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豪州市場動向トピックス2023年11〜12月

豪州市場動向トピックス2023年11〜12月

11-12月の市場動向トピックス

  • 2023年11月の訪日豪州人数は、対2019年同月比23.3%増の59,600人であった。
  • 2023年12月の訪日豪州人数は、対2019年同月比23.2%増の89,500人であった。
  • 円安が継続し、11月から12月はスキーシーズンによる訪日需要の高まりや、航空便の新規就航・復便、豪州におけるスクールホリデーの影響等から訪日客数が増加した。

11-12月の主なプロモーション活動

白浜ジオサイト・サイクリング(大阪・関西万博関連招請) 写真

白浜ジオサイト・サイクリング
(大阪・関西万博関連招請)

空手体験(沖縄招請) 写真

空手体験(沖縄招請)

高付加価値旅行をテーマとした商談会(Luxperience)への出展

 11月13日から11月15日、シドニーで開催された高付加価値旅行をテーマとした商談会(Luxperience)に出展した。ブースに来場された参加者の商談件数は3日間を通して55件で、「COVID-19流行前と比較し遠方を好んで旅行をする富裕層が増えている」、「旅行回数も以前より増えている傾向がある」等の声が聞けた。また、日本は豪州から手軽に訪れることができる旅行先として富裕層からの人気はヨーロッパに次いで高く、貸切温泉を好む方が多いとの情報もあり、多くのバイヤーと情報交換する中で、現在の豪州における高付加価値旅行のトレンド等を把握することができた。

アドベンチャートラベル及び「大阪・関西万博」関連の招請事業

 12月4日から12月8日、招請事業を2行程実施した。1つ目は、アドベンチャートラベルの招請事業で、9月に実施された「ATWS北海道」に合わせて作成されたPre-Summit Adventuresの一つである沖縄県のコースに、豪州からアドベンチャートラベル関連の旅行会社5社を招待した。参加者はサイクリングや沖縄空手を体験した。招請後のアンケートでは参加者全員から最上位評価の「満足」をいただき、「沖縄空手やヤンバルの自然や野生動物に触れられたことは、大変印象的だった。」等の声があった。2つ目の「大阪・関西万博」関連の招請事業では、豪州から教育関連の旅行会社4社及び一般観光関連の旅行会社4社を招請し、日本国際博覧会協会を訪れ「2025年大阪・関西万博」の理解を深めた。その後、大阪府、奈良県、和歌山県で、宿坊の宿泊や握り墨づくり等、日本の伝統文化を体験した。中でも、握り墨づくりは参加者に目新しい体験で、参加者の一人は体験後そのまま3月に実施する訪日ツアーの行程に組み込めないかなど、体験先に相談する姿も見られた。参加者からは、「招請前から(目的地の)印象が変わった。」「握り墨や奥の院の体験等、ほかの地域ではできない貴重な体験だった。」等の感想を聞くことができた。