7-8月の市場動向トピックス

• 2023年7月の訪日豪州人数は、対2019年同月比 2.1％増の35,600人であった。
• 2023年8月の訪日豪州人数は、対2019年同月比2.0％増の27,500人であった。
• 訪日旅行のリバウンドが継続しており、時期を問わずに訪日を希望する旅行者も増えている。

7-8月の主なプロモーション活動

SMASH! VJブースの様子

Japan Roadshow 2023での商談の様子

Japan Roadshow 2023での
JNTOプレゼンの様子

7月1日から2日にICC Sydney, Exhibition Centreにて開催された「SMASH! 2023」に出展し、「聖地巡礼」、「サブカルチャーに関するコンテンツ」、「秋葉原」等のアニメ関連の観光情報に加え、日本の一般的な観光に関する情報の発信をした。当イベントは毎年シドニーにて開催されるアニメ関連のイベントであり、日本のサブカルチャーやアニメ、コスプレに関心のある1,866人が来場した。参加者は若年層が多く、アンケート結果によると訪日経験者は37.7％であった。参加者からは「日本文化やアニメに関心があるので、いつか日本に行ってみたい」という声や、「アニメだけではなく、日本人との交流や、日本の伝統文化や自然を体験したい」等の声が寄せられ、日本への関心、訪日意欲の高さがうかがえた。

豪州及びニュージーランドの現地旅行会社と日本側サプライヤーとのマッチング機会を創出するため、8月21日（シドニー）、8月22日（ブリスベン）、8月24日（オークランド）において、訪日旅行商談会「Japan Roadshow 2023」を開催した。日本側からは、自治体やDMO、旅行会社、宿泊施設、観光施設事業者より幅広い分野から、シドニー会場では28団体、ブリスベン会場では25団体、オークランド会場では8団体のサプライヤーが参加した。また、豪州及びニュージーランド側からは、旅行商品の造成を行うホールセラーや旅行商品の販売を行うリテーラーがシドニーでは130人、ブリスベンでは139人、オークランドでは77人参加し、訪日旅行回復に向けた商談の機会を提供した。商談会後に実施したアンケートによると、参加した74.4％の豪州旅行会社が「今後同様のイベントが開催されれば参加したい」という回答であった。参加した現地旅行会社から「COVID-19の流行を経てスタッフの日本に関する知識や人脈が失われてしまった」という声が挙がっていた中、「COVID-19収束後に更新された日本のホテルや旅館、観光施設の開業情報等について、改めて学べる機会であった」との声が聞こえた。