1-2月の市場動向トピックス

• 2023年1月の訪日豪州人数は、対2019年同月比35.1％減の52,600人であった。
• 2023年2月の訪日豪州人数は、対2019年同月比20.9％減の37,700人であった。
• 日本の水際規制緩和、スクールホリデーやスキーのシーズンであったこと、またシドニー＝羽田間の増便による日本への直行便数増加などの要因により、訪日外客数は回復傾向にある。

1-2月の主なプロモーション活動

Japan Travel Fairイベント会場

JNTOブースの様子

Japan Roadshow 2023
シドニー会場の様子

2月4日と5日の2日間にわたり、訪日観光客誘致を目的とした一般消費者向けイベント「Japan Travel Fair」をシドニーにある遊園地、ルナ･パークにて開催した。豪州の一般観光客を対象にシドニー事務所が旅行博を主催するのは初の試みであったものの、豪州旅行会社10社、航空会社2社、日本からホテル･リゾート及びアトラクション会社3社、地域3団体など計18社･団体がブースを出展し、2日間で合計7,500人以上の来場者が訪れ盛況を博した。会場では出展者が各ブースで訪日旅行商品の販売や地域・施設の説明を行うとともに、日本にまつわる体験をしていただけるよう、書道・生け花・茶道体験やヴァーチャルリアリティ体験といったアトラクションを設置した。ステージでは日本の伝統芸能パフォーマンスなども披露され、来場した方からは「素晴らしいイベント。日本への興味関心は元々あったが、このイベントに来たことで訪日旅行への思いが更に強くなった。」といった声をいただいた。

2月6日から8日にかけて、シドニー・ブリスベン・メルボルンの3都市で現地旅行会社等を対象とした訪日旅行商談会「Japan Roadshow 2023」を開催した。日本からは地方自治体やDMO、宿泊施設、旅行会社等30団体以上がセラーとして参加し、また現地旅行会社からは3都市合計で200名以上がバイヤーとして参加した。バイヤーに訪日旅行への知識をより深めてもらうため、はじめにJNTOから日本の観光地や訪日旅行の最新情報を紹介した後、太鼓パフォーマンスやゲストスピーカーによる訪日旅行の魅力についてのセミナーを実施した。続いて各都市約1時間半の商談時間を設け、3会場あわせて2,400件以上の活発な商談が行われた。参加したバイヤーからは本イベントに対して、「実際に日本の担当者と話すことで、理解が深まり顧客への案内に役立つ情報を得る事ができた。大きな都市だけでなく、地方のサプライヤーがいた事が良かった。」等のコメントをいただいた。