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豪州市場動向トピックス2022年9〜10月

豪州市場動向トピックス2022年9〜10月

9-10月の市場動向トピックス

  • 2022年9月の訪日豪州人数は、対2019年同月比92.2%減の4,700人であった。
  • 2022年10月の訪日豪州人数は、対2019年同月比77.3%減の11,700人であった。
  • 日本への入国については、ワクチン接種証明書等が必要となる。自国民の日本からの入国については、州や地域によって、到着後24時間以内のPCR検査等が推奨されている。日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にある。

9-10月の主なプロモーション活動

9月3日に実施されたJAPAN EXPO 2022(シドニーにおける日豪の団体や企業等が日本関連のイベントを開催する「Japanaroo 2022」の一環として開催)や、9月10日に実施されたMatsuri Japan Festival in Chatswood 2022といった一般消費者向けイベントに出展し、日本各地の観光情報の提供や訪日旅行に関する相談に応じた。両イベント共に約1,000人以上がJNTOブースに来場するなど活気のあるイベントであった。JNTOブースでは、日本の入国制限に対しての質問が多く寄せられ、「現時点で日本に旅行するために必要な手順を教えて欲しい」、「今年12月から来年4月にかけて訪日旅行を検討しているので情報が欲しい」という声が聞かれた。また、ブース内に掲示していた高千穂峡などのポスターを見て、この美しい景色は日本のどこなのか、など興味を持つ方が多くいた。同イベント中に実施したアンケートによると、伝統的な文化・建物や食など、日本らしいコンテンツが訪日旅行の魅力であるという回答が根強い一方で、自然の風景やテーマパーク、アウトドアアクティビティなどのコンテンツも人気が高かった。

10月17日から22日にかけて、豪州現地メディア2名を北海道に招請した。豪州ではスキーやスノーボードなどのウインタースポーツで同地域を訪れる旅行者が多く、秋の紅葉シーズンなど他の季節の魅力や自然、アクティビティといったコンテンツがまだ十分に知られているとは言えない。今回の招請では、アドベンチャー・アウトドアに焦点を当て、ハイキングやカヤックなどのコンテンツを多く体験いただくことで、冬シーズンだけではない北海道の魅力を訴求した。招請メディアからは、「北海道の新たな魅力が発見できた素晴らしい旅だった」、「読者に伝えたいコンテンツを多く経験することができ有意義であった」というコメントをいただいた。今回の招請事業を元にした記事は、11月から12月頃にかけてオンライン旅行雑誌などにて公開される予定になっている。

北海道へのメディア招請の様子

Matsuri Japan Festival in Chatswood 2022 での JNTOブースの様子

JAPAN EXPO 2022でのJNTOブースの様子