2019年1月10日
【特集】外国人旅行者を魅了する画像選定のポイント
インバウンドプロモーションにおけるウェブサイトやSNSでの情報発信では、「ひと目で観光資源の魅力を訴求できるイメージ画像」の選定が必要不可欠です。JNTOが公開した「外国人旅行者を魅了するウェブサイトの作り方(英語実例集)」の中から、画像選定の際に気を付けるポイント、良い画像例、悪い画像例について取り上げてご紹介します。
外国人旅行者を魅了する写真の選び方・撮影のポイント
10月1日に公開した外国人向けウェブサイト制作マニュアル「外国人旅行者を魅了するウェブサイトの作り方(英語実例集)」の中から、「画像選定の方法」をピックアップしてご紹介します。
旅行者の情報収集手段として、スマートフォンの利用増加に伴い、非常に多くの外国人旅行者がSNS・ウェブサイトで情報収集をしています。デジタルにおいては、伝えたいメッセージが一瞬で伝わるよう、印象に残る画像の選定が必要不可欠です。外国人旅行者を魅了する写真を選定する際には、日本人の「常識的な感覚」を一度忘れて、「これを日本について全く知らない外国人が見たらどう思うだろう」という視点で検証することがとても重要です。JNTOでは、英語グローバルウェブサイトの抜本的再構築を行った際、収集したすべての画像素材をネイティブ監修者が1点1点チェックし、監修者が「OK」とした画像をウェブサイトに反映しました。そうすることで、日本人のコンテンツ編集者やディレクター、デザイナーでは気づきにくい、ネイティブならではの視点をキーイメージの選定に役立てることができるためです。
以下で、ネイティブ監修者が画像選定をする際に気付いた「画像選定のポイント」をご紹介します。
画像選定のポイント【望ましい画像】と【避けるべき画像】
※画像の著作権は全てJNTOに帰属します。
※「外国人旅行者を魅了するウェブサイトの作り方(英語実例集)」より抜粋した内容を掲載しています。
※使用目的外で本マニュアルの内容及び画像等の無断転載・無断使用は固く禁じます。
【望ましい画像例】
ほかでは見られないような絶景
四季の花が写りスケールも伝わる構図
地域ならではの文化、建造物、風景
スポットだけでなく楽しんでいる人も写っている
この場所にしかない景色で町の奥行きが分かる
人々で賑わう祭りなどの臨場感やスケール感が伝わる
施設の全体像が伝わる
神聖な雰囲気が伝わる
お城全体が写真に収まっている
この場所でしか見られない夜景やイルミネーション
【避けるべき画像】
日本人が見ればすぐに何かわかるが、外国人には伝わらない
どこにでもある風景で特徴がない
寄り過ぎていて何の建物かわかりにくい
綺麗な風景だが観光アピールポイントがない
外国人目線の画像選定
上記で上げた例がすべてではありませんが、日本人が魅力的に感じる写真と異なる部分も多くあったのではないでしょうか。繰り返しになりますが、外国人旅行者を魅了する画像の選定においては、日本人の「常識的な感覚」を一度忘れて、「これを日本について全く知らない 外国人が見たらどう思うだろう?」という視点で検証・選定することがとても重要になります。写真を撮る際、SNSやウェブサイトに掲載する写真を選ぶ際は、前述の内容を意識してみてください。
画像選定以外にも、インバウンドプロモーション用のウェブサイトを立ち上げる際のヒントを多数掲載!
デジタルマーケティングに取り組まれる観光事業関係の皆様にぜひご覧いただきたい「外国人旅行者を魅了するウェブサイトの作り方(英語実例集)」は以下のリンクからダウンロードいただけます。
「外国人旅行者を魅了するウェブサイトの作り方(英語実例集)」のダウンロード
https://www.jnto.go.jp/eng/download/index.html