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香港市場動向トピックス2024年7~8月

香港市場動向トピックス2024年7~8月

7-8月の市場動向トピックス

  • 2024年7月の訪日香港人数は、対2019年同月比28.7%増の279,100人であった。
  • 2024年8月の訪日香港人数は、対2019年同月比29.6%増の246,600人であった。
  • 地方路線の増便、スクールホリデー等の影響もあり、訪日外客数は単月として過去最高を記録した。香港=成田間の増便等もあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。なお、香港=徳島間、香港=仙台間等でチャーター便の運航もされた。

7-8月の主なプロモーション活動

ブックフェアの様子 写真

ブックフェアの様子

北陸地域へのインフルエンサー招請の様子 写真

北陸地域へのインフルエンサー招請の様子

香港ブックフェア2024への出展

 7月17日~23日、香港で最も来場者数の多い一般消費者向けイベントの一つ「香港ブックフェア2024」に出展した。同フェアにて開催された「Sports and Leisure Expo」においてJNTO香港事務所は在香港日本国総領事館や地方自治体、観光関連企業17団体とともに日本館(ジャパンパビリオン)を構成し、訪日旅行の魅力をアピールした。主催者の香港貿易発展局によると、7日間の来場者数は99万人余りに達した。VJ ブースでは「食・お酒」をテーマに、さまざまな地方の食材や郷土料理、お酒を紹介したほか、国際博覧会協会ブースでは大阪・関西万博のPR、北海道観光振興機構とはウポポイのPRを行った。来場者からは「冬に北海道へ行きたい。北海道は食が魅力的。」「今年すでに2回日本を訪れている。次回は宮城に行って牡蠣を食べたい。」等のコメントがあった。

北陸地域へのインフルエンサー招請

 7月5日~9日、香港の旅行・グルメ系のカップルインフルエンサー Kiki & May両氏を福井県と石川県に招請した。撮影行程は、香港市場訪日マーケティング戦略(/projects/overseas-promotion/marketing-strategy/all_hongkong.pdf)に記載のターゲット層、及び訴求パッションのうち「食・お酒」「豊かな自然」「街並み・有名な建築」を意識しつつ、各県より推奨のあった撮影スポットを含めることで、地元目線を取り入れ、その地ならではの観光魅力を伝えるものとした。具体的には、蕎麦打ち体験や日本酒テイスティング体験、美術館やミュージアム見学、古民家宿泊体験等の様子の撮影を行った。各県推奨の撮影スポットの一部には、まだ香港市場においては知名度の高くないスポットもあったが、超訪日リピーターである同インフルエンサーに'知られざる北陸の魅力'を訴求するきかっけとなり、各県及びインフルエンサー双方より好評を得ることができた。撮影成果は、9月よりインフルエンサーのYouTubeチャンネルや香港市場公式ウェブサイト内特設ページ(https://www.japan.travel/hk/hk/hokuriku/)にて公開している。