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カナダ市場動向トピックス2022年5~6月

カナダ市場動向トピックス2022年5~6月

5-6月の市場動向トピックス

  • 2022年5月の訪日カナダ人数は、2019年同月比97.5%減の900人であった。
  • 2022年6月の訪日カナダ人数は、2019年同月比95.3%減の1,200人であった。
  • COVID-19の拡大により、日本政府による検疫強化(陰性証明書の提示等)、査証免除措置の停止等の対象となっているが、「青」区分として、観光目的の新規入国が条件付きで認められている。自国民の日本からの入国については、入国時のランダムのPCR検査等が必要となる。日本への直行便は、2022年6月も引き続き大幅な運休・減便となっている。

5-6月の主なプロモーション活動

JNTOトロント事務所ではInstagram、Facebook、Twitterの3種類のSNSプラットフォームを通じて日常的に訪日観光の魅力を発信している。より多くのカナダ人に投稿をリーチさせるため、昨年度のSNS運用結果から高いエンゲージメントを獲得していた花や寺社仏閣に関する投稿を中心にブースト広告を実施したところ、2022年5月〜6月は前年同期比における広告成果よりも4倍以上のリーチ・エンゲージメントに繋がったほか、「早く日本へ行きたい」等の訪日観光へのポジティブなコメント獲得に繋がったと考えられる。

6月10日から12日にかけて、モントリオールで実施されたYATAI MTLという日本祭りにモントリオール総領事館と連携してブース出展を行った。JNTOトロント事務所としては約2年ぶりのオフラインイベント参加となったが、JNTOブース来訪者数は想定を大きく上回り、2日目の開始数時間後にはJNTOとして用意していた全てのパンフレットが無くなるほどの盛況ぶりであった。128人から回収したアンケートの結果、比較的若いイベント参加者(76%が30代以下)のうち、海外旅行におけるフライト・ホテル予約については航空会社・ホテルのウェブサイトで直接予約する人が52%、Expedia等のOTAで予約する人が28%となり、オンラインで海外旅行を自力手配する人が大半となっている市場特性が伺えた。約500人のJNTOブース来訪者からは日本のFIT客受け入れ再開を心待ちにする声が多数寄せられ、カナダ市場における訪日旅行回復への手ごたえを感じるイベントとなった。

Instagram広告の一例 YATAI

MTLでのJNTOブースの模様