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始めよう! あなたの地域のインバウンドvol.4【プロモーション】編

始めよう! あなたの地域のインバウンドvol.4【プロモーション】編

始めよう! あなたの地域のインバウンドvol.4【プロモーション】編

2020年の訪日外国人旅行者4,000万人という目標を掲げる中、2018年には3,000万人を突破。インバウンド施策に積極的に取り組もうとする一方で、なにから始めて良いのかわからないといったお声をいただくことも多くあります。そこでJNTOでは、これからインバウンドに取り組む皆様に向けて、インバウンドにおける情報発信を中心とした施策のスタートから実施、改善までを簡潔にまとめた「始めよう! あなたの地域のインバウンド」を連載します。この記事では、インバウンドプロモーションの実施に役立つ情報を知ることができる「vol.4【プロモーション】」編を紹介します。

【ポイント】効果的なプロモーションにするには?

何となく情報発信をするだけでは、なかなか効果は上がりません。少しでも良い結果につなげるためには、インバウンドならではのポイントがあります。

観光資源をネイティブ視点で伝える

情報発信の質を上げることも重要な施策のひとつです。外国人はそこに行けばなにができて、どのように楽しめるのかを知りたがっています。

自分たちが伝えたい情報ではなく、外国人目線で彼らが知りたがっている情報を提供することで、地域の魅力が伝わりやすくなります。

旅マエ、旅ナカ、旅アトを意識する

訪日の過程には大きく分けて旅マエ(地域への興味 → 地域への旅行を検討 → 予約・決定)、旅ナカ(訪日 → 観光)、旅アト(共有)があります。

たとえば地域への興味喚起(旅マエ)を狙う場合は、外国人も普段から使用しているInstagramへ投稿したり、Facebookで広告配信をしたり。訪日の過程に合わせて最適な媒体を利用した情報発信を行うことで、効果的なプロモーションにつながります。

下記の記事では、SNSを活用して地域の魅力を効果的に海外に発信する際に役立つガイドラインをご覧いただけます。

商談会や旅行博を参考に戦略を立てる

JNTOでは主な旅行博や商談会などの訪日プロモーションの予定を、市場別にWebサイトで公開しています。地域が狙う市場へ向けて、JNTOがいつ、どんな施策を行っているか、地域での情報発信の戦略にお役立てください。

下記の記事では、各市場におけるJNTOのプロモーション活動をご覧いただけます。

【デジタルマーケティング】デジタルマーケティングは必要?

デジタルマーケティングは敷居が高いと感じますか? 実は手法がデジタル化しているだけで、マーケティングが持つ本来の定義に変わりはないのです。ぜひ積極的に活用してみてください。

下記の記事では、JNTOのデジタルマーケティング室の取り組みをご覧いただけます。

モバイルブッキングをはじめデジタル化が広がる

世界人口の半数以上が日常的にインターネットを利用し、スマートフォンのシェアも年々増加。モバイルブッキングやOTA(オンライントラベルエージェント)、民泊、チャットなど、旅行トレンドもデジタルの割合が大きくなったことでデジタルマーケティングが必要とされています。

一方で、すべてデジタル化するのではなく、TVや紙など既存の媒体にデジタルを掛けあわせていくことも重要です。

ターゲットと直接つながることができる

データを見ることで、訪日中の反応がリアルタイムでわかったり、潜在層との関係性を強化できたり。WebサイトやSNSを通して、ターゲットと直接つながることができるのがデジタルマーケティングの大きなメリットです。

たとえばWebサイトの閲覧履歴、宿泊施設・航空券の予約情報、訪日中の移動履歴、決済履歴などのビッグデータを統合・分析。訪日外国人旅行者の興味関心が把握できるため、広域周遊プランの作成やプロモーション施策にも活用できます。

実際にJNTOの英語グローバルWebサイトの東北地方に関するページを分析した結果、アクセスが多いのは米国やシンガポール。宿泊情報への関心が最も高く、旅行以外にもスポーツやアートへ興味があるとわかりました。

SNSはターゲットや目的によって選択

FacebookやInstagram、TwitterをはじめとしたSNSは、すべて利用するよりもターゲットや目的によって使い分けたり、絞ったりするのが効果的です。

たとえばTwitterは気軽にリツイートやフォローができるので、拡散に効果的。Instagramは写真や動画といったビジュアルがメインのため、言語の壁がある場合におすすめです。

好まれるビジュアルと、好まれないビジュアル

スマートフォンのユーザーは、メッセージが一瞬でわかるように印象に残るビジュアルを好みます。日本人の常識的な感覚を一度忘れて、日本についてまったく知らない外国人が見たらどう思うかという視点が大切です。

たとえば、他では見られないような絶景、四季の花が写りスケールも伝わる構図、地域ならではの文化、建造物、風景は好まれます。一方で、どこにでもある風景で特徴がない、寄り過ぎていて何の建物かわかりにくい、美しい風景だが観光アピールポイントがないといったビジュアルは、避けたほうが良いでしょう。

外国人に向けた情報発信

JNTOでは訪日外国人旅行者に日本の魅力を伝えるため、2017年度に英語グローバルWebサイトをリニューアル。その際に得た知見や知識などを、現場の担当者目線でまとめた資料を公開しています。

さらに、Facebook事業を通じて培ったノウハウや知見を、実際に行った投稿改善例など具体的事例を交えながら解説する「効果的な情報発信を行うためのFacebook運用ガイドライン(英語版)」も制作していますので、当サイトからダウンロードが可能です。

下記の記事では、JNTOが実施しているデジタルマーケティングの取り組みをご覧いただけます。

 

今回は、インバウンドプロモーションに役立つ情報を知ることができる「vol.4【プロモーション】」編をご紹介しました。次回は「vol.5【改善】」編をお届けします。

●始めよう! あなたの地域のインバウンド
vol.1【インバウンドとは】
vol.2【準備】
vol.3【受け入れ】
vol.4【プロモーション】
vol.5【改善】