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世界33ヵ国・地域から約270社のバイヤー、約330団体のセラーが愛知県に初集結!インバウンド商談会「VJTM&VJMM2025」レポート

世界33ヵ国・地域から約270社のバイヤー、約330団体のセラーが愛知県に初集結!インバウンド商談会「VJTM&VJMM2025」レポート

世界33ヵ国・地域から約270社のバイヤー、約330団体のセラーが愛知県に初集結!インバウンド商談会「VJTM&VJMM2025」レポート

日本政府観光局(JNTO)は2025年9月25日(木)~27日(土)に、国内最大級のインバウンド商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート2025(VJTM&VJMM)」を初めて愛知県で開催しました。世界33ヵ国・地域から訪日旅行を取り扱う旅行会社約270社と、日本全国の観光関係事業者約330団体が集結。併催している世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2025(TEJ)」では、インバウンドシンポジウムも実施しました。来日した一部のバイヤーは、商談会の前日に常滑エクスカーションに参加し、終了後には中部・北陸を中心としたファムトリップにも参加して、日本の新たな観光資源を視察しました。

愛知県で初開催!国内最大級のインバウンド商談会 

VJTM&VJMMは、1996年から開催している国内最大級のインバウンド商談会です。訪日旅行商品造成を促進するために、海外の旅行会社(バイヤー)と国内の観光関連団体(セラー)のマッチングの機会を提供しています。今回は初めて愛知県のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催しました。 

商談会には、世界33ヵ国・地域から訪日旅行を取り扱う旅行会社約270社がバイヤーとして参加。約330団体に上る日本全国の観光関連団体・事業者がセラーとして参加し、1枠20分間の商談が計約7,500件実施されました。今回、愛知県での初開催にあたり、セラーの参加形態として、小規模自治体(市町村及び市町村観光協会・DMO等)を対象に、従来の3日間参加に加え、1.5日間のみ参加可能な「ハーフ参加枠」を新設しました。これにより、セラーの参加数は前回より約1割増加し、商談の機会が広がりました。 

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参加したバイヤーからは、「日本各地の多様な事業者と商談でき、新しいコンテンツや市場動向を知ることができて大変満足」「セラーの構成が多様で、多くを学び、素晴らしいつながりが築けた」といった満足の声が寄せられました。満足度は最上位の「満足した」が77.3%と非常に高い評価となり、次回も参加したいという声は88.1%にのぼりました。 

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セラーからは、「現地の価格感やニーズが把握でき、今後の商品展開に活かしていきたい」「新規エリア開拓に向けて有益な情報交換の場となった」といった声があり、満足度は最上位の「満足した」が60.6%という結果になりました。 

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ガストロノミーツーリズムをテーマとしたインバウンドシンポジウム 

近年、和食や伝統的な酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、海外でも日本の食文化への関心が高まっています。9月26日(金)には、合同開催中のTEJにて、観光・旅行業関係者を対象に「地域の多様な食の力を活用したガストロノミーツーリズム」をテーマとしたインバウンドシンポジウムを実施。約200名に聴講していただきました。 

当日は、ガストロノミーツーリズム研究所CEOの杉山尚美氏を講師に迎え、「地域のためのガストロノミーツーリズム」について基調講演を行っていただきました。杉山氏は「食はインバウンド旅行者の誘致と消費拡大・地方誘客に向けた起爆剤になる重要なコンテンツ」とし、和食と酒造がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたことや、食が「文化芸術基本法」に加えられたことも追い風だと話しました。受け入れ側には、需要に追われるのではなく、時期ごとにターゲット市場を選定し、「食はすべてにつながっている」という視点で、戦略的に取り組むべきだと提言しました。 

また、JNTO理事の若松務のファシリテーションのもと、愛知県観光コンベンション局顧問の武田光弘氏、認定NPO法人日本ベジタリアン協会代表の垣本充氏、スペイン大使館観光部インフォメーションオフィサーの袴田みさ氏を迎えたパネルディスカッションも実施。「食によるインバウンド誘致と受け入れに向けた取り組み」をテーマに、地域に根付く食文化の観光資源としての活用や、多様化する食のニーズへの対応、さらには海外の先進事例の紹介を通じて、日本におけるガストロノミーツーリズムの可能性について意見を交わしました。食を入り口に、地域の文化や自然に通じるストーリーを伝えることの大切さが改めて認識され、今後のインバウンド戦略においても、地域の魅力を深く伝える鍵となることが示されました。 

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中部・北陸エリアの魅力を視察!エクスカーションとファムトリップ 

商談会前日の9月24日(水)には、常滑市と連携し、中部国際空港に直行便があるアジア9市場(中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン)のバイヤー約50名を対象に、空港周辺(常滑市)の観光資源を視察・体験する半日のエクスカーションを実施しました。JNTOが韓国市場で実施した日韓国交正常化60周年を契機とした訪日プロモーション「日本のお勧め小都市60選」にも、常滑市は愛知県代表として選出されています。バイヤーからは「空港近くで個人旅行に適したコンテンツが豊富」「時間をかけて楽しむ価値がある場所」との声があり、最上位の満足度は69.0%となり、空港周辺地域の魅力を再発見するきっかけになりました。 

また、商談会終了後の9月27日(土)から30日(火)までの3泊4日の日程でファムトリップを実施し、約230名のバイヤーが中部・北陸エリアを中心とした12のコースに分かれて参加しました。各コースでは、地元がインバウンド向けに推奨する観光コンテンツとして、刀鍛冶や座禅などの伝統工芸・文化体験を取り入れたり、日本茶のテイスティングや味噌蔵など、地域ならではの食文化にも触れてもらう工夫を凝らしたりしました。全体の平均最上位満足度は71.5%となり、郷土料理、ワークショップなどの体験型コンテンツが特に高く評価され、「地元との交流を求める来訪者にとって魅力的」「即座に商品化できる素材として有用」との声が多く寄せられました。今後の訪日旅行商品の造成・販売が期待されます。 

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左:鋳物制作体験の様子(富山県) 、右:茶摘み体験の様子(静岡県) 

次回のVJTM&VJMMは、詳細が決定次第、JNTO公式ホームページの報道発表・お知らせ欄で公開いたします。 


【ファムトリップコース概要】

日時: 2025年9月27日(土)午後~30日(火) 
行程: 3泊4日 12コース 

視察コース: 
・レジャー 10コース
1、岐阜・富山・石川エリア 
日本の多様な歴史・文化・食を体験する「昇龍道」コース
2、滋賀・福井エリア 
ZEN と自然に親しみ、こころを癒す旅
3、石川・福井エリア
ものづくりの街で伝統工芸とアートの融合を体感する旅
4、愛知・静岡エリア  
愛知和食体験と、静岡お茶文化体験と茶畑ハイキング
5、岐阜・長野エリア 
自然・歴史・文化に浸り「日本の原風景」を感じる旅 
6、長野・富山エリア 
大自然の営み、古き良き日本人の営みに触れる旅 
7、滋賀・京都エリア 
アートと日本文化体験を堪能する旅
8、愛知・三重エリア(中国語普通語対象) 
伊勢神宮とラグジュアリー宿泊施設視察 
9、三重・和歌山エリア 
世界遺産熊野古道と和歌山の絶景を巡る旅 
10、愛知・岐阜エリア 
愛知・岐阜に根付く日本文化と自然を知る旅 

・MICE 2コース 
11、愛知・岐阜(アジア向け) 
まだ見ぬ愛知 
12、愛知・静岡・東京(欧州・北米・豪州向け) 
「SHOGUN」