中国の旅行会社人材育成で120名を北海道へ招請
~春節後の販売拡大を期待~
平成15(2003)年度より、JNTOでは観光庁と一体となり、中国の旅行会社社員の企画・販売力向上を目的に「訪日旅行スペシャリスト」育成事業を実施しています。本年度はその内容を拡大して、ゴールデンルート招請研修や中国主要都市での重点テーマセミナーなど従来のプログラムに加えて、初めて北海道へ旅行会社担当者120名を招請し、2010年10月以降減少傾向にあった
訪日中国人客の回復を目指します。
中国では、市場で流通する訪日ツアーの中で、ゴールデンルート(大阪と東京間を東海道沿いに旅行するルート)が圧倒的シェアを占めていますが、沿岸部(上海市、広東省、北京市など)の先行市場において盛んに造成・販売されてきた北海道ツアーが、未成熟な内陸部市場でもゴールデンルートに次いで定番化してきました。
北海道ツアーが中国の広い範囲において急増した背景としては、従来から一定の人気、知名度があった北海道が、2008年末に大ヒットした映画「非誠勿擾」(フェイチュンウーラオ、邦題:「狙った恋の落とし方」)の舞台として、改めてその魅力が中国人に広く認知されたことなどがあります。映画の舞台は道東でしたが、実際のツアーでは、夏は美瑛・富良野、冬には札幌・小樽に加え、洞爺湖や登別温泉などを目玉とした商品が人気となり、季節ごとの魅力を楽しむ中国人客が急増しました。その結果、北海道経済部観光局の統計によると、2008年に4万7千人だった中国人客の来道数は、翌年2009年には9万3千人に倍増するに至っています。
初訪日の割合が高い中国市場においては、ゴールデンルートに需要が集中する傾向にありますが、今後は広東省や上海などの先行市場から、北海道ツアーのような第2、第3の定番商品が生まれ、中国全域に広がっていくことが考えられます。JNTOではこのような観点から、ツアー商品や旅行スタイルの多様化も視野に入れた、中国における訪日旅行スペシャリストの育成に努めていきたいと考えています。
<北海道視察概要>
・実施期間: 2011年2月20日-26日および2月27日-3月5日 6泊7日×2回
・対 象 者: 120名(60名×2回)
・招請地域: 北海道(札幌・小樽・ニセコ・洞爺湖・登別)および横浜・東京
お問い合わせ
海外プロモーション部
長谷川
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