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2010年11月24日

尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件後の中国人訪日旅行の現状と日本政府観光局(JNTO)の対応について

 9月7日、尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件以降2カ月以上経過した現在、中国人訪日旅行は減少傾向にあります。この間、JNTOでは、訪日旅行の安全性に不安を持つ中国の人々に対して、日本の秋や冬の魅力等を楽しんでいただきたいという理事長の歓迎メッセージを発信しました。また、10~12月にかけ、ビジット・ジャパン事業では、今後の送客促進のために、中国の旅行業界を対象とする一連の事業を実施しています。

 9月の中国人訪日客数は137,500人、対前年同月比39.3%増と好調を維持し、国慶節休暇期間中(10月1~7日)も訪日旅行への影響は限定的となりました。当該事件の後にもかかわらず、多数の中国人が訪日しました。

 10月の中国人訪日客数は106,400人、同1.8%減と前年割れとなりました。JNTO中国事務所のヒアリング調査によると、国慶節休暇明け以降の中国各地での観光団体旅行の申し込みは、昨年と比較し減少傾向が続いています。

 訪日旅行の安全性に関する不安感払拭の対策として、JNTOでは、2回(9月29日および11月12日)にわたり、中国人の一般の人々、旅行業界ならびにメディアに対し、JNTO理事長による歓迎メッセージをJNTOウェブサイト等で発信しました(別添)。日本の秋と冬の魅力、ビジット・ジャパン・イヤー秋キャンペーンをPRするとともに、中国人旅行客や青少年交流参加者が日本の旅行を楽しんでいることを強調しました。現地の旅行会社がお客様にこのメッセージを紹介することにより、訪日旅行に対する安心感を伝えることに役立てていただきました。

 また、10月~11月にかけ、今後の訪日旅行ツアーの造成や販売促進を図るため、観光庁のビジット・ジャパン事業として、中国各地の旅行会社を日本へ招請し、スノーレジャー商談会ならびに訪日旅行スペシャリスト育成研修を実施しました。11月18~21日には、中国最大の旅行博であるCITM(中国国際旅游交易会、上海で開催)に日本ブースで現地の旅行業界と消費者向けに訪日旅行のPRを展開したほか、12月1日からは訪日教育旅行取扱旅行会社招請事業が予定されています。これらの成果を中国人訪日旅行の再活性かにつなげていくとともに、冬の旅行シーズン、春節向けのプロモーションを集中的、効果的に進めていきたいと考えています。

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海外プロモーション部
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