平成20年度通訳案内士試験の合格発表等
1.平成20年度合格者の発表について
通訳案内士試験は、通訳案内士法に基づく国家資格試験で、日本政府観光局(独立行政法人 国際観光振興機構)が国の試験代行機関として毎年秋に実施しているものです。試験は外国語(10言語)、及び日本地理、日本歴史、一般常識に関する筆記試験(一次試験)と外国語による口述試験(二次試験)です。
平成20年度の通訳案内士試験の最終合格者が決まり、1月30日付の官報で公示されました。総受験者数は8,972人で、合格者は1,558人(合格率17.4%)でした。
平成20年度の合格者の詳細は下記の通りです。
(1)外国語別合格者数及び合格率
英語1,065人(20.3%)、中国語182人(11.4%)、韓国語157人(12.1%)、フランス語53人(18.3%)、スペイン語45人(23.2%)、ドイツ語22人(23.7%)、イタリア語13人(16.9%)、ロシア語8人(7.6%)、ポルトガル語7人(17.9%)、タイ語6人(17.1%)
((2)年齢別合格者数及び構成比
40代 477人(30.6%)、30代 453人(29.1%)、50代 332人(21.3%)、20代 156人(10.0%)、60代 126人(8.1%)、70代 13人(0.8%)、10代 1人(0.1%)
(3)最年長合格者
77歳(男性、受験言語:英語)(出願時年齢)
(4)最年少合格者
19歳(男性、受験言語:英語)(同上)
(5)職業別合格者数及び構成比
会社員453人(29.1%)、主婦335人(21.5%)、教職員及び塾講師192人(12.3%)、その他160人(10.3%)、通訳・翻訳139人(8.9%)、無職117人(7.5%)、公務員68人(4.4%)、学生61人(3.9%)、団体職員33人(2.1%)
(6)居住地別合格者数(上位5位)
東京都402人、神奈川県180人、千葉県116人、大阪府116人、韓国97人
(7)外国籍合格者数
韓国・朝鮮128人、中国(台湾を含む)84人、ロシア1人 計213人
(日本居住者67人、日本非居住者146人)
(8)海外試験会場合格者数
ソウル96人、北京1人、香港0人、台北50人
2.平成20年度通訳案内士筆記(第1次)試験の中国語(繁体字)問題の採点取扱について
平成20年8月31日(日)に実施した通訳案内士筆記(第1次)試験(観光庁長官試験事務代行機関である独立行政法人国際観光振興機構が実施)の中国語(繁体字)問題に正答を求めにくい部分があることが判明しました。このため、当該問題の採点について、下記の通り取り扱うこととしました。
(1)対象となる問題
中国語(繁体字)筆記試験問題
2.次の文を読んで設問に答えなさい。
箱根登山鐵道是小田原站經箱根湯本站至強羅站15公里的鐵道線路和強羅站至早雲山站1.2公里登山有軌電車的統稱。這條獨特而神奇的登山鐵道自1921年全線通車以來,已經在箱根山的崇山峻嶺中行駛了85年,在創造無數技術奇蹟的同時,還搭載了數以萬計的乘客領略箱根山的美景。山中緩緩運行的列車,已經成為箱根山中最美的一道風景線。(後略)
問1. 次の(1)~(5)で上の文の内容と合致するものには○を、合致しないものには×を〔 〕内に記しなさい。(各2点×6=12点)
(1)〔 〕「箱根登山鉄道」は「小田原駅~強羅駅」間の鉄道と「強羅駅~早雲山駅」間のロープウェイの二つの路線からなる。
(2)採点の取扱について
設問の正答は当初○として採点しましたが、以下の点につき問題があることが判明しました。
①箱根登山鉄道が運行する強羅から早雲山各駅の間の交通機関はロープウェイではなく、ケーブルカーが正しく、よって設問の正答は×ともなりうること。
②中国語の問題文で強羅から早雲山の間の交通機関を「登山有軌電車」と表記したが、この言葉は厳密にはケーブルカーともロープウェイとも特定しづらい不明瞭な表現であり、従って該当の設問に対し明確に○もしくは×と判断することが難しい。
以上の問題により当該の問題には正答が存在しないと考えられることから、当該問題を全員正答(2点)として取り扱うこととしました。
この結果、中国語(繁体字)筆記試験において11名があらたに科目合格者となりました。これらの方のうち10名は次回の通訳案内士試験において中国語科目の筆記試験免除を申請することができるようになりました。残りの1名は中国語科目が合格に変更になったことにより筆記試験合格者となりましたので、別途口述試験を追加で実施して合否を判定することとします。
お問い合わせ
通訳案内士試験係
青山、辻
03-3216-1903
03-3214-7680
