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2008年7月3日

米国ヒスパニック富裕層の訪日旅行市場開拓に向けた新しい取組み

日本政府観光局(JNTO)ニューヨーク事務所は、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)事業の一環として、去る6月18日(水)にニューヨーク日本クラブにおいて、また翌19日(木)には在マイアミ日本国総領事公邸において、アメリカン航空、JTB USAと共同でヒスパニック富裕層の訪日旅行促進のためのリテーラー(旅行商品販売会社)対象セミナーを開催しました。

VJCで米国のヒスパニック市場に取り組むのは初めて。ニューヨークでは約55名、マイアミでは約20名が参加し、ヒスパニック富裕層向けの雑誌『ALMA』誌の記者も参加しました。

同セミナーでは、旅行先としての日本の魅力を紹介するとともに、アメリカン航空、JTB USAの協力で米国ヒスパニック向けに初めて造成した、スペイン語ガイド付の訪日ツアー商品の具体的な説明も行いました。ツアーは、東京、箱根、京都、奈良を周遊する6泊8日(3,255ドル~)のものと、さらに高山、白川郷、金沢も巡る9泊11日(4,585ドル~)の2種類となっています。

現在アメリカでは、約3億人の人口の約15%をヒスパニック層が占め、その数は、カリフォルニア州の人口に相当します。2000年から2006年にかけて、全米の人口増加率が6.1%であったのに対し、ヒスパニック層は24.3%増となっており、その成長ぶりが注目されています。観光マーケットにおいて同層は、従来、一般に所得水準が低いことから重視されてきませんでしたが、実際には、スペイン語を第一言語とする大きな富裕層マーケットが米国内に存在しています。調査・コンサルティング会社のJ.D. Power and Associates社の2006年の調査によると、全体の31%のヒスパニック世帯の年収が5万ドルを超え、さらに13%が7万5,000ドル、6%が10万ドルを超える世帯年収を得ており、今後の更なる拡大も期待されています。

訪日米国人数は、観光客に限ると、2004年(445,840人)、2005年(487,887人)、2006年(490,472人)、2007(491,553人)年と4年連続過去最高を記録しています。一方で、サブプライム問題、原油高騰などで先行きの情勢が厳しくなっており、こうした状況下において、訪日観光における新しい市場を開拓することが、政府観光局としてのJNTO、またVJCの重要な役割であるとJNTOでは認識しています。今後は、この2都市のセミナーのほか、ヒスパニック向け雑誌等における広告、VJC北米サイトへのスペイン語コンテンツの掲載などにより、ヒスパニック市場の需要を掘り起こしていく予定です。

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