このページを印刷
2007年9月28日

外国人観光客の訪日動機のトップは「ショッピング」

~JNTOが訪日外客実態調査2006-2007(外国人旅行者の国内訪問地データ)調査結果速報を発表~

国際観光振興機構(JNTO)は、この程「JNTO訪日外客実態調査2006-2007(外国人旅行者の国内訪問地データ)」の調査結果速報を取りまとめた。同調査は、2006年から2007年にかけて国内の主要空海港で実施した外国人旅行者へのインタビュー(有効サンプル数:13,891)に基づくもの。主な調査結果は以下の通り。

1.外国人旅行者の都道府県別、ブロック別訪問率 ~地方の訪問率が増加傾向~

・外国人旅行者全体の各都道府県別訪問率は、1位東京都(57.4%)、2位大阪府(23.7%)、3位京都府(20.3%)、4位神奈川(18.8%)、5位千葉(16.7%)。1位から9位までの顔ぶれは過去3年間変わらず、初訪日の観光客や商用客が多く訪れる大都市圏が上位を占めた。

・ブロック別の訪問率は、関東がやや減少した(対前年比0.9%減)のに対し、北海道(同0.8%増)、東北(同0.7%増)、北陸(同0.8%増)、関西(同1.0%増)などの訪問率がわずかながら増加した。外国人旅行者の訪問先が地方に分散する傾向が見られる。

2.観光客の動向 ~訪日動機の1位はショッピング・観光客の半数はリピーター~

・外国人旅行者のうち「観光客」に限った訪日動機のトップ3は、「ショッピング」(34.8%)、「伝統文化・歴史的施設」(32.4%)、「温泉・リラックス」(32.1%)となった。 ショッピングが前年度1位の「伝統文化・歴史的施設」、2位の「温泉・リラックス」を抜いて初めて1位となった。アジアからの観光客は「ショッピング」、「温泉」への関心が高く、欧米からの観光客は「伝統文化」、「日本人とその生活」への関心が高い。

・観光客の内、リピーターが占める割合は47.5%と約半数。初訪日者の比率が高いのは、中国(84.4%)、英国(80.9%)、フランス(66.0%)で、リピーターの比率が高いのは、香港(75.0%)、台湾(68.5%)の順となった。

3.市場別の観光客の動向

<韓国>
 観光客が全体の45.8%を占め、その約半数が初訪日(54.2%)となった。観光客の個人旅行比率が67.5%とアジア諸国で最も高い。関東、関西に加え、地理的に隣接した九州への訪問率も高かった。北海道、東北への訪問率が着実な伸びを示すなど、訪問地の分散化が進んでいる。

<台湾>
 観光客の比率が全体の67.9%と高い。団体旅行(57.6%)が個人旅行を上回った。観光客の訪日動機は温泉(41.4%)、自然景観(41.0%)、ショッピング(40.0%)の順となったが、テーマパーク(16.3%)への関心も比較的高い。リピーターが約7割の成熟市場であり、押し並べて各地方の訪問率が高く訪問地が分散化している。北陸の訪問率の伸びが顕著(対前年比3%増)。

<中国>
 観光客が全体の29.9%。観光客の訪日動機はショッピング(40.1%)に次いで自然景観(39.2%)が高い。8割以上が初訪日(84.4%)であり、関東から関西に至る所謂「ゴールデンルート」に訪問が集中している。関西への訪問率が8.2%増と大幅な伸び。

<香港>
 観光客の占める比率(77.3%)とそのリピーター率(75.0%)が全市場で最も高い。個人旅行(58.6%)が団体旅行を上回った。訪日動機はショッピングが7割以上を占め非常に高い。北海道の訪問率が極めて高く(21.7%)、北陸、中部への訪問率も増加傾向にある。

<米国>
 観光客が全体の28.2%。個人旅行(83.8%)が団体旅行を大幅に上回った。初訪日の割合が64.1%。観光客の訪日動機は「伝統文化」(55.6%)と「日本人とその生活」(43.4%)の比率が高い。訪問は関東(83.0%)、関西(45.6%)に集中しているが、中国地方の訪問率も相対的に高い。また、九州の訪問率が着実に伸びている。

<英国>
 観光客が全体の35.2%。個人旅行(87.4%)の比率が全市場で最も高い。観光客の8割以上が初訪日。米国同様、訪問は関東(89.9%)、関西(49.2%)に集中しているが、中国地方の訪問率も相対的に高い。北海道、九州の訪問率が伸びを示している。

尚、JNTOでは調査結果を分析した報告書の発行を本年12月に予定している。

お問い合わせ

事業開発部 部長:加藤 
伊与田、山岸
03-3216-1905
03-3216-6026